メモ

一目で世界経済がわかるように各国のGDPを可視化した図2021年版はこんな感じ


国内で財・サービスの生産を通じて一定期間に生み出された付加価値を意味するGDP(国内総生産)は、経済の幅広い指標として機能します。2021年の世界各国のGDPを表した図が国際通貨基金(IMF)のデータから作成され、公開されています。

Visualizing the $94 Trillion World Economy in One Chart
https://www.visualcapitalist.com/visualizing-the-94-trillion-world-economy-in-one-chart/

以下が世界各国のGDPを視覚化したもの。赤色はアジア・オセアニア、水色は北アメリカ・南アメリカ・中央アメリカ・カリブ海地域、緑はヨーロッパ・中東・アフリカという色別です。アメリカ・中国・日本・ドイツのGDPだけで世界全体の半分以上を占めており、また、アメリカのGDPだけで世界170カ国のGDP合計よりも大きいとのこと。


リスト形式にすると、2021年の世界経済におけるGDPトップ10は以下のような感じ。

順位GDP世界のGDPに占める割合
01位アメリカ約2619兆円24.4%
02位中国約1933兆円17.9%
03位日本約583兆円5.4%
04位ドイツ約480兆円4.5%
05位イギリス約354兆円3.3%
06位インド約331兆円3.1%
07位フランス約331兆円3.1%
08位イタリア約240兆円2.3%
09位カナダ約228兆円2.1%
10位韓国約205兆円1.9%


また、GDP下位10カ国は主に開発途上国と島国が並び、最もGDPが低い国は海抜が最高5メートルで水没の危機にさらされているツバルとなりました。ツバルの経済は漁業権に依存していますが、近年はツバルの国別コードトップレベルドメイン「.tv」がAmazonのTwitchを含む多くのウェブサイトで使われるようになっており、2011年から2019年の間で、年間500万ドル(約5億7000万円)を得るまでになっています。これはツバルのGDP全体の7%にあたるとのこと。

ツバルの他にもオセアニアに存在するナウル・パラオ・キリバスなどもGDPが低い国として挙げられており、これらの国々の経済は観光産業に依存していると指摘されています。

GDP成長率が高い国は以下の通り。リビアの高い成長率の背景には石油の輸出と通貨価値の下落があるとみられています。また、アイルランドは法人税が世界平均の約半分である12.5%で、Facebook、TikTok、Google、Apple、Pfizerといった企業がヨーロッパの拠点としていることが成長の理由です。ただし、アイルランドは最低法人税率を15%にするOECDの協定に参加しているため、まもなく法人税を引き上げる予定となっています。

順位地域2021年のGDP成長率
01位リビアアフリカ123.2%
02位ガイアナ南アメリカ20.4%
03位マカオアジア18.9%
04位モルディブアジア13.0%
05位アイルランドヨーロッパ13.0%
06位アルバカリブ海12.8%
07位パナマ中米12.0%
08位チリ南アメリカ11.0%
09位ペルー南アメリカ10.0%
10位ドミニカ共和国カリブ海9.5%

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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