レビュー

左右2枚のカードを選びながら異形と宝が眠るダンジョンをサクサク攻略する「Ring of Pain」プレイレビュー


ランダム生成されるリング型のダンジョンを、2枚のカードから1枚を選択するだけで攻略するターンベース制のローグライクゲームが「Ring of Pain」です。2020年10月にリリースされたRing of Painが、2021年12月11日のアップデートでプレイヤーからのフィードバックを反映し、システムの改善や途中セーブの実装、ローディングの高速化などが行われ、めちゃくちゃ遊びやすくなったとのことで、実際にプレイしてみました。

Ring of Pain – A roguelike card game in a world distorted by your mind
https://ringofpain.com/

以下のRing of Painの告知ムービーを見ると、ゲームの雰囲気がわかります。

Ring of Pain - Release Date Trailer - YouTube


ゲームを起動すると、最初に情報の処理についての注意喚起が表示されるので、「同意する」をクリック。なお、今回はPC版をプレイしています。


「新しいゲーム」をクリックしてゲームを開始します。


初回はシステムのチュートリアルからスタートします。Ring of Painでは、表示されるカードをクリックすることで行動します。例えば、ゲーム内の敵である「異形」が表示された以下のカードをクリックすると、異形に攻撃することができます。


ダメージの計算は非常に簡単で、攻撃力から相手の防御力を引いた値。例えば、以下の「腐った猟犬」との戦闘だと、自分の攻撃力は3で相手の防御力は1なので、3-2=1のダメージを与えることができます。一方、腐った猟犬の攻撃力は4で自分の防御力は2、さらに腐った猟犬は防御力を無視する貫通ダメージを1与えるので、合計で4-2+1=3ダメージを受けてしまいます。


自分の攻撃と敵の攻撃は同時に処理されるのではなく、先攻・後攻が決まります。


攻撃順は、素早さの大きい方が先攻になります。


異形にやられて体力が0になってしまうと……


もちろんゲームオーバー。


進度によっては、カードが解放されることも。ゲームオーバー画面に表示された鍵穴をクリックすると……


新しいカードが追加されました。解放されたカードは、次のプレイからダンジョン内で出るようになります。


異形を倒すとカードは消滅。現われた門のカードをクリックすると、ダンジョンから出て次の層に向かうことができます。


異形の中には、カード上部に吹き出しアイコンが表示されるものもあります。この吹き出しアイコンをクリックすると……


異形が話しかけてきました。ダンジョンに登場する異形が必ずしも敵対的だというわけではありません。


カードは他にも、体力を回復できるポーションも出現します。


チュートリアルが終わるとゲームスタート。基本的には以下のようにカードが環状に並んでおり、正面に2枚のカードが表示されます。プレイヤーは左と右のどちらかをクリックして行動を選択します。例えば以下の右に表示されている宝箱をクリックすると……


装備品を2つから1つだけ選んで装備することが可能。装備品には能力値が上がるものや……


特殊な効果が得られるものがあります。


能力値は、カードを選択することで底上げすることもできます。


ただし、能力を上げられるのは基本的に1度に1種類だけで、3枚のうちからカードを選ばなければなりません。


また、異形を倒すとソウル値を獲得することができます。異形を倒すとゲットできるソウル値は、異形カードの左上に記されており、集めたソウルは画面左上に表示されています。


ソウルを集めないとゲットできない宝もあるので、異形を倒してソウルをしっかりと集めておきたいところ。ただし、異形を倒せば倒すほど強力な異形が登場するようになるので、ソウル集めに夢中になりすぎて異形を倒しまくると、めちゃくちゃ強い異形が立ちはだかってくる可能性も高くなります。


このRing of Painでは、異形と戦闘することが必ずしも正解とは限りません。異形のカードをクリックすれば戦闘になりますが、カードの横にある矢印をクリックすると、異形をやりすごすことができます。ただし、異形に気づかれるかどうかは左下にあるステルス値による確率で決まります。


異形に見つかってしまうと、攻撃を受けてしまいます。


もちろん気づかれなければ、そのままノーダメージでやりすごすことも可能。


敵によっては逃げても追いかけてきたり、遠隔攻撃をしかけてきたりするものも存在します。例えば、以下の異形は死亡時に爆発を起こすという性質を持ち、倒してもダメージを受けてしまいます。しかも異形によっては、せっかくやりすごしても、プレイヤーをしつこく追いかけてくるものもあります。


爆発はプレイヤーや周囲にいる異形にヒットします。ダメージはかなり大きいので、なるべくノーダメージでやりすごしたいところ。


以下の場面で左にいる異形のカードは、上にある爆発アイコンが赤く光っています。これは「次のターンで絶対に爆発する」という意味。ダメージを受けたくないので、右にある門のカードの右側にある矢印をクリックして、やりすごします。


環状に並んだカードが時計回りに回転し、先ほど右にあった門のカードは正面左側へ、そして門のカードの後ろにあった宝カードが正面右側に移動します。そして、爆破寸前の異形は、門のカードの後ろで自爆。正面にいなければ爆発ダメージに巻き込まれることはないので、あえて逃げることで爆発ダメージから逃げつつ、その周囲にいる異形にもダメージを与えることも可能です。


他にも、自爆寸前の異形がずらっと並んでいるので、ダンジョン中で拾ったアイテムを使って出口までテレポートするという荒技も使えます。


そんな出口には、ダンジョンの次の層につながるものもあれば、謎のイベント層につながるものも存在します。


装備品が持つ能力値底上げの効果だけはそのままに装備品を廃棄できる部屋や……


謎の闇と会話するだけの部屋


かわいいカエルや犬がたくさんいる部屋もあります。


この「伴侶と動物の間」で、カエルと犬をすべて倒してから、残った異形と会話すると……


「毛皮のコート」という装備品をもらうことができました。


Ring of Painはサクサク進むゲーム性が特徴で、基本的にはクリックするだけ。しかし、異形を倒しまくったり、反対に異形から逃げまくったりしても、ダンジョン攻略が難しくなっていき、「異形を倒しつつ、危ない場面はしっかりと敵を回避する」という絶妙なバランスをプレイに求められるのがRing of Painの大きな特徴。加えて、異形も装備品も種類が多く、ダンジョンの種類もかなり多く個性的なので、リプレイ性が非常に高いのもポイント。死ぬ時はあっという間に死んでしまうので「とりあえず寝る前に1回だけプレイしておくか」というようなカジュアルなプレイスタイルにぴったりといえます。また、なぜ自分がこんなダンジョンにいるのかは冒頭ではほぼまったく説明がありませんが、途中で話しかけてくる異形の会話から少しずつ考察を重ねられるのもRing of Painの魅力といえます。

Ring of PainはPC版とNintendo Switch版が配信されており、定価は税込2050円。ただし、2022年1月6日までは税込1230円で購入可能です。

Steam:Ring of Pain
https://store.steampowered.com/app/998740/Ring_of_Pain/


Ring of Pain ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000031740.html

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ローグライク×落ちものパズルな「ショベルナイト ポケットダンジョン」レビュー、テンポの良さと慎重さが同時に求められるギリギリの緊張感 - GIGAZINE

可愛い見た目で超絶難度なゼリー融合パズルゲーム「ユウゴウパズル」プレイレビュー - GIGAZINE

ローグライク×オートバトルな見守り型迷宮踏破ゲーム「Despot’s Game: Dystopian Army Builder」レビュー - GIGAZINE

デッキ構築型タワーディフェンスゲーム「Monster Train」は何度もプレイしたくなる時間泥棒ゲームでした - GIGAZINE

宝石にされてしまった仲間を集めて能力を組み合わせてダンジョンを何度も攻略する「ビビッドナイト」レビュー - GIGAZINE

・関連コンテンツ

in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article here.