2021年12月25日 16時00分レビュー

PCに挿すだけでサクッと使えるAnker初の卓上型USBコンデンサーマイク「PowerCast M300」レビュー

モバイルバッテリーを初めとするスマートフォンアクセサリーで知られるAnkerが、卓上型コンデンサーマイク「PowerCast M300」を2021年12月21日にリリースしました。最大96kHz/24bit対応の高音質コンデンサーマイクとなっており、USB接続でPCやゲーム機と簡単に接続が可能だとのことで、実際にPowerCast M300を使ってみました。

Anker PowerCast M300 | コンデンサーマイクの製品情報
https://www.ankerjapan.com/products/a33x0

PowerCast M300の化粧箱はこんな感じ。

内容物は取扱説明書、PowerCast M300本体、スタンド、USB Type-C to Type-Aケーブル、USB Type-C to Type-Cケーブル。

本体アームをスタンドにネジで固定します。

PowerCast M300をスタンドに装着するとこんな感じ。スタンドを含めたサイズは、高さ186mm×直径100mmです。

正面に向かって左にあるネジをゆるめることで、マイクの角度を360度の範囲で調整できます。また、スタンドの根元はプラスマイナス約15度まで傾けることが可能で、左右には360度の範囲で回転できます。スタンドはかなり安定しており、ネジをキチッと締めれば、使っている途中にぐらつくこともありません。

正面に向かって右には、ミュートボタンがあります。ミュートボタンは短く押すとミュートのオン・オフを切り替えることができ、ダイヤルになっているので左右に回すと音量調整が可能。ミュートボタンを長押しをすると、マイクの音量調整・ヘッドホンの音量調整を切り替えられます。

マイク部分はこんな感じ。

マイク本体の底面には各種仕様、CEマークやUKCAマークなどの認証が記されています。中央にはマイクに内蔵されているLED発光のパターンを変えるボタンがあり、その下にはモニタリング用のオーディオ出力端子、給電用のUSB Type-Cポートがあります。

ケーブルを装着しない状態でのスタンド込みの重量は実測で393グラムでした。

USBケーブルをつなぎ、PCと接続します。

PowerCast M300をWindows PCとつなぐとマイク内部のLEDが光りました。マイクはドライバーをインストールする必要がなく、PCに接続するだけで自動的にWindowsにサウンドデバイスとして認識されます。オーディオ出力ポートにイヤホンやヘッドホンをつなげば録音時の音声モニタリングも可能で、録音デバイスとしてだけではなく再生デバイスとしても認識されます。

PowerCast M300をはコンデンサーマイクで、向いている方向の音を集中的に拾う単一指向性のマイクです。実際にPowerCast M300にしゃべってみたり、音を鳴らしたスマートフォンをマイクの周囲で動かしてみたりしたところが以下のムービー。音質はやや硬いものの、ボイスチャットで使うには十分なほどクリアで、ぼそぼそとしゃべっても聞き取りやすい印象。マイクの正面の音を拾うのに対して、真横や後ろの音は明らかに小さくなり、正面にいる話者の声を確実に拾うようになっています。ただし、実際に使う時はポップガードやウインドスクリーンなどを別途用意するのがよさげです。

Anker初のUSBコンデンサーマイク「PowerCast M300」を使ってみた - YouTube

USB接続でPCにつなぐだけでサクッと使えるので、リモート会議やオンラインゲームのボイスチャットにもお役立ちで、初心者でも使いやすいといえます。マイク本体は500mlペットボトルよりも小さいサイズなので、卓上でも場所を取らないのもポイント。