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Amazonが「繁忙期には忙しすぎて自殺願望を抱くかもしれない」と従業員に警告


Amazonは顧客向けに定期的にセールを実施していますが、それは従業員もたびたび多忙になるということを意味します。Amazonにとって1年間で最も忙しい日である「ブラックフライデー」直前に従業員宛に送られたメールにより、Amazonが「繁忙期には自殺念慮を抱くかもしれない」と警告していたことが明らかになりました。

Amazon warned workers that its busy season could make them feel suicidal | Engadget
https://www.engadget.com/amazon-suicide-peak-workplace-violence-leaked-email-165031915.html

Amazonの従業員や元従業員の証言によると、従業員らはAmazonから「ピーク時は皆が顧客に時間通りに荷物を届けることに専念し、チーム全体が忙しくなる時期となります。この時期はストレスや精神的苦痛を受けやすくなります。あなたのメンタルヘルスが重要であることを忘れないでください。ストレス、うつ病、不安、または自殺の考えを抱いた場合は、上司、人材支援ビジネスパートナー、またはメンタルヘルスの専門家に相談してください」というメールをブラックフライデー直前に受け取ったとのこと。


さらにAmazonは繁忙期に伴う職場内暴力の増加も懸念していたようで、「私たちのほとんどは他人に危険を及ぼすことはありませんが、一部の人々は懸念事項を引き起こす場合があります。原因がなんであれ、職場内暴力は答えにはなりません」と伝えられたとも従業員らは話しています。

従業員らは「支援センターに連絡したり、誰かを傷付けてしまうかもしれないと上司に話せば帰宅を許可されるなどと考えたりすることはバカげた考えです」「支援センターの人と話す方法なんて知りません」などと話し、Amazonが提示した解決策が十分に機能していない実情を伝えたとのこと。


Amazon内部で自殺が図られたことは事実として存在し、海外メディアThe Daily Beastの調べでは、2013年10月からの5年間で合計189回、自殺未遂などのメンタルヘルスを理由とする緊急通報が行われたことが分かっています。中には「2階から飛び降りる」「お腹の赤ちゃんともども死ぬ」と訴えた人物がいたとのことで、The Daily Beastの取材を受けた従業員は「壊れてしまう人が出るのはよくあることです」と話していました。

Amazonの広報担当はこの報道を受け、「誰にとっても厳しい1年半であったことを理解しています。ほとんどの大企業と同様に、私たちはさまざまな方法でチームをサポートするよう努めています」と回答したとのことです。

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in Posted by log1p_kr

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