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Pornhubが「2021年アクセス統計」を公開、2021年を象徴するワードは「ヘンタイ」「フィットネス」「トランスジェンダー」など


世界最大級のポルノムービーサイトであるPornhubが、1年を象徴するキーワードや検索数が最も多かった検索ワード、国ごとの傾向などをまとめた「2021年度のアクセス統計」を発表しました。2021年を象徴するキーワードに「ヘンタイ」「フィットネス」「トランスジェンダー」などが選ばれたほか、検索ワードのトップを「ヘンタイ」「日本人」「レズビアン」が争ったこと、東京オリンピックが開催された影響なのか日本では「アスリート」の検索が急増したことなどが報告されています。

2021 Year in Review – Pornhub Insights
https://www.pornhub.com/insights/yir-2021


Pornhubが選んだ「2021年度を象徴する検索ワードトップ10」は以下の通り。1位に輝いたのは、主にアダルトアニメや3Dモデルで作られたムービーなどを検索するために使われる「Hentai(ヘンタイ)」でした。「ヘンタイ」はPornhubの視聴者が最も多いアメリカで最も多く検索されたワードになったほか、ほぼ全ての国で検索上位トップ10入りを果たすなど、2021年度を象徴する検索ワードになったとのこと。Pornhubのセクシャルウェルネスセンターで局長を務めるLaurie Betito博士は、「ヘンタイ」が通常のポルノよりもファンタジックかつ刺激的であり、現実の制約にとらわれない点やストーリー性が人気の理由だと推測しています。


また、2位に「Romance(ロマンス)」、3位に「Group Sex(グループセックス)」がランクインするなど、ユーザーはポルノの中でも情熱や人とのつながり、性生活における目新しさを探求していることがわかります。他にも、パンデミックに伴う都市封鎖から回復しつつある中で検索数の増加を見せた「Fitness(フィットネス)」が4位にランクインしており、LGBTへの関心を反映して検索数が急増した「Transgender(トランスジェンダー)」が7位に付けています。10位には「How to...(~のやり方)」がランクインしており、「how to squirt(潮の吹き方)」「how to eat pussy(クンニのやり方)」「how to put on a condom(コンドームの付け方)」「how to make a dildo(ディルドの作り方)」など、人々は性生活をより豊かなものにするためのレクチャーをPornhubで探しているそうです。


また、Pornhubで「2021年度に最も多く検索されたワードランキング」がこれ。1位を獲得したのは「2021年度を象徴する検索ワード」ランキングでも1位に輝いた「「hentai(ヘンタイ)」でしたが、僅差の2位に付けているのは「japanese(日本人)」となっており、3位は「lesbian(レズビアン)」でした。これら3つのワードが4位以下を大きく突き放している形ですが、4位の「milf(熟女)」や5位の「pinay(フィリピン人女性)」も強い人気を誇っています。また、2021年には「teacher(教師)」が前年比で14も順位を上げていますが、これはPornhubなのにエロ要素を全く含まない真面目な数学解説動画をアップする「数学老師・張旭」が話題になったことが理由の1つに挙げられています。


なお、世界的に話題を呼んだPornhubの「数学老師・張旭」については、以下の記事を読むとよくわかります。

Pornhubでエロなしの動画を公開している「数学老師」、有料講座で年間3000万円以上の収益 - GIGAZINE


「最も多く検索されたポルノスター」は以下の通りで、1位はここ数年不動の1位となっているLana Rhoades氏が獲得。男性で最も検索されたのは8位のJordi El Nino Polla氏だったほか、Violet Myers氏は前年比で102も順位を上げる躍進を遂げています。


国ごとのトラフィック統計を見ると、1位のアメリカが2位以下を大きく突き放しており、2位はイギリス、3位は日本、4位はフランス、5位はイタリアとなっています。また、前年比で8つ順位を上げたコロンビアと5つ上げたチリが新たにトップ20入りを果たしました。


最も視聴数が多かったカテゴリーを国ごとに示した図がこれ。日本や韓国、中国をはじめとする東アジアや東南アジアでは「日本人」が人気を集めているほか、ロシアやブラジル、チリでは「ヘンタイ」が人気だった模様。また、カナダやラテンアメリカ、西ヨーロッパ、オーストラリアでは「レズビアン」が人気を集めたほか、アメリカやアフリカ諸国では「Ebony(黒人)」が人気であり、「Anal(アナル)」も多くの国々で好かれていることもわかります。


日本における人気の検索ワードを見ると、最も人気の検索ワードは「日本人」であり、2位以下は「素人」「エロアニメ」「オナニー」「人妻」「無修正」「マッサージ」「アニメ」「熟女」と続きます。また、ポルノスターの検索ランキングではロシア人女優のEva Elfieが1位となっており、日本人トップは2位のJULIAでした。また、2021年に検索が急増したワードのトップには前年比491%増の「アスリート」が輝いており、大勢のアスリートが注目を浴びた東京オリンピックの影響をうかがわせます。


ユーザーの年齢統計は以下の通りで、18~24歳が全体の25%、25~34歳が26%、35~44歳が21%、45~54歳が12%、55~64歳が9%となっており、それ以上の年齢層も7%存在します。ユーザーの平均年齢は37歳だったそうです。


また、2021年度のPornhubの訪問者に占める女性の割合は、前年比1パーセントポイント増加した35%。特に女性ユーザーが多いフィリピンでは男性を上回る52%が女性であり、コロンビアやアルゼンチン、メキシコ、ウクライナでもユーザーの40%以上が女性です。日本ではユーザーの29%が女性だとのこと。


視聴カテゴリーの人気を男女別に示したものが以下で、男性には「日本人」「熟女」「黒人」「ヘンタイ」などが人気の一方、女性では「レズビアン」「日本人」「熟年」「threesome(3人プレイ/3P)」などが人気を集めています。


2021年度のPornhubユーザーのうち、83%がスマートフォン、14%がPC、3%がタブレットで視聴していました。


また、Play StationやXboxといったゲームコンソールからPornhubを視聴するユーザーも多数いたとのことです。


Pornhubではこれ以外にもさまざまな統計結果を発表しており、2021年度のアダルトムービーを求めるユーザーの好みや行動が細かく分析されていました。

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in ネットサービス,   Posted by log1h_ik

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