メモ

Google・Facebook・Amazonの3社で広告市場の半分を支配している


中国を除く全世界において、Alphabet(Google)・Meta(Facebook)・Amazonの3社が広告販売者として、世界のデジタル広告の80%~90%を占める状況にあることが報告されています。デジタルに限らない広告を含めても、その支配は全体の50%以上に上るとのことです。

This Year Next Year: Global 2021 End-of-Year Forecast - GroupM
https://www.groupm.com/longform/this-year-next-year-global-2021-eoy-forecast/


Tech giants Alphabet, Meta and Amazon control half of ads outside China
https://www.cityam.com/tech-giants-alphabet-meta-and-amazon-control-half-of-ads-outside-china/

GroupM ad revenue 2022 report: ‘surprising growth’ and ‘probably’ no pandemic impact | The Drum
https://www.thedrum.com/news/2021/12/06/groupm-ad-revenue-2022-report-surprising-growth-and-probably-no-pandemic-impact

これは広告代理店GroupMのレポートによるもの。GroupMによると、デジタル広告は全世界の広告収入の中で割合を増やしており、2019年は52.1%でしたが2020年は60.5%、そして2021年は64.4%を占めるに至っています。


ただし、広告全体のうちデジタル広告が占める割合は国によって異なり、アメリカだと60%ですがイギリスは78%、中国は特に高くて87%と差があり、中国を抜いた世界全体では58.7%だとのこと。

中国を除く全世界のデジタル広告市場では、Googleを傘下に置くAlphabet、Facebookを運営するMeta、Amazonが3強として君臨しており、全体の80%~90%を占めているとGroupMは推計しています。すでに、デジタルに限らない広告市場全体で見ても、3強が過半数を支配する状態だそうです。

3強の中でも、Amazonは著しい成長を見せています。

デジタル広告への支出は2020年に12%増加、Amazonが怒涛の勢いで成長中 | GIGAZINE.BIZ

by Ivan Radic

ただし、デジタル広告の中心となっている「プログマティック広告」はもはや破綻しているとの指摘があります。

なぜ「プログラマティック広告の崩壊が迫っている」と指摘されるのか? | GIGAZINE.BIZ


なお、広告市場にとって最重要のメディアはデジタル分野で、それに続くのがテレビです。GroupMの推計では、2021年のテレビ広告は11.7%成長するとのことですが、2020年が13.7%の落ち込みとなっており、2019年以前の水準に戻るのは2023年以降とみられています。

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in メモ, Posted by logc_nt

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