レビュー

瞬間起動で欲しい絵を押さえられる「Xperia PRO-I」でいろいろ撮影してみた


ソニーのスマートフォン「Xperia」シリーズに、新たに「Xperia PRO-I」が加わります。「カメラ、極まる。」をうたった端末だということで、持ち歩いていろんなものを撮影してみました。

Xperia PRO-I(エクスペリア プロ-アイ) | Xperia(エクスペリア)公式サイト
https://xperia.sony.jp/xperia/xperiapro-i/

どんな端末なのか、大きさなどに関してXperia 1 IIと比べた記事は以下です。

「カメラ、極まる。」をうたった「Xperia PRO-I」フォトレビュー - GIGAZINE


Xperia PRO-Iの「I」は「イメージング」を意味し、「カメラ性能を極めた最高の撮影体験」ができるというのがウリの1つとなっていて、ソニーのプレミアムコンパクトカメラ「RX100 VII」の1.0型イメージセンサーを最適化した上で搭載しています。

そして、新開発の24mm広角レンズはF2.0/F4.0の可変絞りとなっています。以下が絞りを動作させてみたムービーで、中央の大きな広角レンズの絞りの動きがはっきりわかります。

「Xperia PRO-I」24mmレンズの絞り動作 - YouTube


F2.0のときはこんな感じ。


F4.0のときは絞りが展開しているのがわかります。なお、広角レンズの上下に配置されているのは16mm超広角レンズと50mm望遠レンズ。


以降は実際にXperia PRO-Iで撮影した写真で、リサイズ以外の加工は行っていません。また、撮影モードは主にAUTOで、設定はカメラに任せて撮影を行いました。

ほぼ同じ場所で撮影したとき、F4.0だとこんな感じ。


F2.0だと日陰までやや明るく写ります。


Xperiaシリーズは本体側面のシャッターボタンを長押しするとカメラアプリが起動し、ただちに撮影に移ることができます。Xperia PRO-Iではアプリが起動するまでの時間が過去の端末より高速化していて、ポケットに入れていた状態から、シャッターボタンを押しつつ顔の前に構えるようにすると、すぐに撮影できます。大きさを比較したXperia 1 IIではシャッターボタン長押し時に起動するのは標準のカメラアプリでしたが、Xperia PRO-IではXperiaの写真撮影専用アプリである「Photography Pro」が起動するようになっていて、使い勝手が向上しています。

紅葉(広角レンズ・シャッター速度1/125s・F4.0・ISO100・焦点距離24mm)


上記とだいたい同じ紅葉を、広角レンズから望遠レンズに切り替えたもの(望遠レンズ・シャッター速度1/250s・F2.4・ISO64・焦点距離50mm)


さらに、望遠レンズで最大望遠(デジタルズーム)にしたところ(望遠レンズ・シャッター速度1/500s・F2.4・ISO64・焦点距離150mm)


滝(広角レンズ・シャッター速度1/2500s・F2.0・ISO100・焦点距離50mm)


滝(望遠レンズ・シャッター速度1/1250s・F2.4・ISO64・焦点距離100mm)


川(広角レンズ・シャッター速度1/30s・F2.0・ISO200・焦点距離24mm)


タンドリーチキン&シシカバブ(広角レンズ・シャッター速度1/8s・F4.0・ISO800・焦点距離24mm)


これはあえてフレアが出そうな逆光環境で撮影した阪急電車(広角レンズ・シャッター速度1/250s・F4.0・ISO160・焦点距離24mm)


阪急梅田駅に並んだ京都線・宝塚線・神戸線の列車(超広角レンズ・シャッター速度1/50s・F2.2・ISO320・焦点距離16mm)


阪急神戸線特急新開地行き・コウペンちゃん号(広角レンズ・シャッター速度1/50s・F4.0・ISO1000・焦点距離24mm)


新梅田食堂街(広角レンズ・シャッター速度1/100s・F2.0・ISO250・焦点距離24mm)


大阪駅前バスターミナルから見る阪急百貨店(広角レンズ・シャッター速度1/1600s・F2.0・ISO100・焦点距離24mm)


さすがに無理があった超広角で見るあべのハルカス(超広角レンズ・シャッター速度1/50s・F2.2・ISO80・焦点距離16mm)


同じくあべのハルカスを広角で。(広角レンズ・シャッター速度1/50s・F4.0・ISO160・焦点距離24mm)


同じくあべのハルカスを望遠で。(望遠レンズ・シャッター速度1/50s・F2.4・ISO64・焦点距離50mm)


ズームを単なるデジタルズームではなく、より現実に近づけたデジタル処理でズームする「AI超解像ズーム」を使ってのあべのハルカス先端部(望遠レンズ・シャッター速度1/50s・F2.4・ISO100・焦点距離150mm)


JR大阪駅(望遠レンズ・シャッター速度1/50s・F2.4・ISO1000・焦点距離50mm)


ルクア11階から見る梅田スカイビル&グランフロント大阪(広角レンズ・シャッター速度1/6s・F2.0・ISO800・焦点距離24mm)


芝田町交差点を走っていく大阪シティバス(広角レンズ・シャッター速度1/30s・F2.0・ISO400・焦点距離24mm)


安倍川餅(広角レンズ・シャッター速度1/100s・F2.0・ISO125・焦点距離24mm)


大阪城天守閣、その1(広角レンズ・シャッター速度1/1250s・F2.2・ISO64・焦点距離16mm)


大阪城天守閣、その2(標準レンズ・シャッター速度1/2500s・F2.0・ISO100・焦点距離24mm)


大阪城天守閣、その3(望遠レンズ・シャッター速度1/800s・F2.4・ISO64・焦点距離50mm)


大阪城天守閣、その4(望遠レンズ・シャッター速度1/1000s・F2.4・ISO64・焦点距離150mm)


日本庭園越しに見る大阪城天守閣(標準レンズ・シャッター速度1/2500s・F2.0・ISO100・焦点距離24mm)


モスバーガー「とびきり とろったま スキヤキ仕立て」(標準レンズ・シャッター速度1/40s・F2.0・ISO200・焦点距離24mm)


天王寺動物園のチュウゴクオオカミ(標準レンズ・シャッター速度1/100s・F2.0・ISO125・焦点距離24mm)


天王寺動物園のアムールトラ(望遠レンズ・シャッター速度1/200s・F2.4・ISO64・焦点距離150mm)


天王寺動物園のライオンたちの向こうにあべのハルカス(標準レンズ・シャッター速度1/400s・F2.0・ISO100・焦点距離24mm)


恵美須町電停停車中の阪堺電気モ351形(標準レンズ・シャッター速度1/160s・F2.0・ISO100・焦点距離24mm)


天王寺公園内の日本庭園・慶沢園の様子(標準レンズ・シャッター速度1/640s・F2.0・ISO100・焦点距離24mm)


慶沢園の紅葉(標準レンズ・シャッター速度1/100s・F2.0・ISO160・焦点距離24mm)


同じ紅葉を「ボケ強調」の設定で撮影したもの(標準レンズ・シャッター速度1/100s・F2.0・ISO125・焦点距離24mm)


慶沢園から見る夕日(標準レンズ・シャッター速度1/800s・F2.0・ISO100・焦点距離24mm)


また、動画撮影の結果はこんな感じでした。動画撮影専用アプリ「Videography Pro」のおかげか、音が非常にクリアに録れたのが印象的です。

Xperia PRO-I&Videography Proで撮影した箕面大滝の滝壺 - YouTube


使ってみた感じは、これまでのXperiaのカメラ性能を順当に進化させているという印象。プレビュー時の画面ではちょっとざらつきを感じることもありましたが、撮影した写真の仕上がりはまったく文句のないものでした。デジカメと違い、最初から通信機能を備えているのが当たり前のスマートフォンなので、Vlogや映像配信用途でも役立ちそうです。


「Xperia PRO-I」は2021年12月15日(水)発売。ソニーストアでは税込19万8000円で事前予約受付中です。

Xperia PRO-I(XQ-BE42) 購入 | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
https://pur.store.sony.jp/xperia-sp/products/XQ-BE42/XQ-BE42_purchase/

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