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藤井聡太三冠が竜王を獲得して史上最年少四冠を達成


2021年11月12日(金)・11月13日(土)の2日間にわたって行われた、第34期竜王戦七番勝負第4局で、藤井聡太三冠(王位・叡王・棋聖)が豊島将之竜王を下しました。すでに藤井三冠は3勝しているため、これで竜王を獲得。史上最年少での四冠を達成しました。

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2021年11月12日~11月13日 七番勝負 第4局 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠|第34期竜王戦
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第34期竜王戦七番勝負第4局:豊島竜王 対 藤井三冠 大盤解説ライブ中継 - YouTube


竜王は、将棋界において賞金額1位のタイトルで、格としては名人と同格です。豊島将之竜王は、2019年に開催された第32期竜王戦でタイトルを獲得。2020年は羽生善治九段の挑戦を退けタイトルを防衛し、2021年、挑戦者として藤井聡太三冠を迎えました。


11月12日(金)~11月13日(土)に山口県のANAクラウンプラザホテル宇部で開催された七番勝負第4局は、「角換わり」の戦型で進行。

竜王戦中継plus : 戦型は角換わり
https://kifulog.shogi.or.jp/ryuou/2021/11/post-e51c.html

激しく駒がぶつかり合う展開で、1日目で73手まで進み、藤井三冠が封じ手を行いました。

竜王戦中継plus : 藤井三冠が74手目を封じる
https://kifulog.shogi.or.jp/ryuou/2021/11/74-1a15.html

形勢はやや藤井三冠優位で進むものの、途中、豊島竜王が逆転するような場面も登場。しかし居くん面は難解で、最終的には残り10分で秒読みが始まってからもしっかりと受け止めた藤井三冠が豊島竜王を下し、竜王を獲得しました。

藤井三冠は2020年7月、棋聖を史上最年少の17歳で獲得。続いて2020年8月に王位を獲得。二冠として迎えた2021年の棋聖戦は挑戦者の渡辺明名人を下して初防衛に成功。2021年の王位戦には豊島竜王を挑戦者として迎え、4勝1敗で防衛に成功。王位戦と並行して行われた叡王戦では、豊島将之叡王に3勝2敗という成績でタイトルを獲得し、三冠となっていました。

2021年現在、将棋界の主要タイトルは8つで、そのうち半分を藤井四冠が占めたことになります。他のタイトルは渡辺明名人(棋王・王将)と永瀬拓矢王座が保持しています。

新竜王の会見映像は以下。

【ノーカット】藤井聡太新竜王が会見 最年少で四冠(2021年11月13日) - YouTube


会見での質疑応答内容は以下のような感じです。

読売新聞 ワタナベ:
竜王という最高峰のタイトルを今日手にされたわけですけれど、その感想を改めて聞かせて下さい。

藤井聡太新竜王(以下、藤井):
まだ実感が湧かないところはありますが、竜王位は最高峰のタイトルですので、とても光栄に思っています。

読売新聞:
今年、豊島さんという大変強い棋士との間でタイトル戦をずっと続けてきました。その中で王位、叡王、この竜王、すべての棋戦で勝っていい結果が出ました。このような結果が出た要因として、藤井さんご自身はどう考えていらっしゃるのでしょうか。

藤井:
豊島竜王との対戦は、全体を通して押されている対局が多かったので、結果を出せたことは幸運だったのかなと感じています。

読売新聞:
終局直後に、竜王と序列1位になったという話があったとき、それにふさわしい内容をとおっしゃっていました。これから棋士として、どのような方向性あるいは目標を持ってやっていかれるのでしょうか。

藤井:
今回、竜王を獲得することができて、竜王位の重みというものを感じますし、それにふさわしい将棋を指していければと思っています。目標としてやっぱり、これまでと変わらず「強くなる」ということを目標に据えて取り組んでいければと考えています。

中日新聞 オカムラ:
今回の竜王獲得で、日本将棋連盟の全棋士の序列でトップになったかと思います。序列というのは他の棋士と比べてどうかということで相対的な物差しですが、藤井四冠は常々、絶対的な強さを求めていらっしゃいます。それでも序列トップは棋士として1つの大きな節目だと思います。そのことについて、どんな印象をお持ちでしょうか。

藤井:
それについてはあまり意識したことはなかったんですけれど……1位というのは光栄なことかなと思いますし、同時に、身の引き締まる思いでもあります。

産経新聞 ナカジマ:
王位戦から叡王戦、竜王戦と、豊島先生と19番勝負と戦われました。藤井先生が小学生のころから教えてもらった間柄でもあると思います。今回の19番勝負で藤井先生が何か得られたもの、経験できたことがあれば教えていただけますか。

藤井:
全体を通してこちらが気づいていない好手を指されたり、あるいは気づいていない間に悪くなってしまったりということが結構多かったので、自分の課題を突きつけられたと同時に、とても勉強になったと感じています。

産経新聞:
もう1つ、本日は師匠の杉本八段の誕生日です。勝利がいいプレゼントになったかなと思いますが、誕生日だと気づいておられたかということと、師匠が誕生日であるということで勝たれたことで一言いただけますでしょうか。

藤井:
師匠の誕生日ということはまったく知らなかったです。本当にこれまでお世話になってばっかりだったので、はじめてプレゼントのようなものができたのかなと思います。

日刊スポーツ マツウラ:
2点質問があります。1点目、これで全八冠のうち四冠を獲得されたということで、藤井さんの一強時代という声もありますが、そういう声をご自身ではどう受け止めていらっしゃいますでしょうか。

藤井:
今期はこれまで結果を出せていますけど、内容的には課題が多いですし、自分としてはそういう印象はまったくなくて、常に危機感を持ってやっています。

日刊スポーツ:
もう1点、竜王戦の賞金額は将棋界の最高で4400万円なんですけれど、もしあったらでいいのですが、この賞金額でご自身にとって有意義な使い方、使えるようなビッグプランがあれば教えていただいてよろしいでしょうか。

藤井:
いや……もうまったく考えていませんでした(笑)

日刊スポーツ:
名古屋城を買うとかもナシですね?(笑)

藤井:
はい、ゆっくり考えたいと思います。

朝日新聞 村瀬:
2点ありまして、まず、今後も強くなるのが目標と先ほどおっしゃっていましたけど、竜王戦で4勝0敗という結果、まさに見るものからすると強いなという印象です。今期はいい結果が出ているとおっしゃっていましたが、前期、昨年度に比べて強くなっているという実感あるいはどういうところが強くなったという実感があれば教えてください。

藤井:
今年は特に序盤について重点的に取り組んでいるので、そのあたり、以前より成長できたところがあるのかなと感じています。

朝日新聞:
本局でいうと終盤まで難しい将棋だったのではないかと思いますが、特に豊島竜王が99分長考しているところもありました。その終盤のギリギリのところでの緊張感といいますが、そのあたりを今日はどのように感じて戦っていたのか、結構まずいなという意識だったのか、なにか逆転の策を考えていたとか、どんな心境だったのか教えてもらえますか。

藤井:
本局は封じ手の辺りはまずまずなのかなと思っていましたが、そのあと、ちょっと具体的な手順がわからなくて、飛車を成ったところは手順を尽くされると厳しいのかなと思っていました。最後、お互いの玉が詰むか詰まないか際どい形が多いので、自分としても読み切っていたというわけではなかったです。

朝日新聞:
わかっていなかった?(マイクOFFのため不明瞭)

藤井:
どちらかといえばこちらが負けの変化が多いとは読んでいて思ったんですけれど、ただ、先手がどの順が一番いいのかというところまでははっきりわかっていなかったです。

NHK イワタ:
2点うかがいます。1つは、先ほどタイトルに見合った実力がまだないとおっしゃっていましたが、どういうところで実力が足りないと感じますでしょうか?

藤井:
実力が足りないというのは1局指すごとに感じることで、対局ごとにうまく判断できない局面というのがあるので、そういう局面を減らしていかないといけないかなという風に思っています。

NHK:
もう1つ、いま王将戦の挑戦者を決めるリーグにも参加されていると思うんですが、これに勝てば、早くも5つ目のタイトルに挑戦することになります。気が早いですが、5つ目のタイトル獲得に向けて、抱負や意気込みがあれば教えてください。

藤井:
王将リーグに関しては、ここまではいいペースで来れているので、残り2戦もしっかり集中して指せればと思っています。

ABEMA 藤崎:
竜王となられ四冠となられましたが、将棋ファンにとってはもっと藤井竜王の素晴らしい対局を見たいと思っていると思います。ご自身で「こういうルールで対局してみたい」という将棋はありますでしょうか。

藤井:
ルールですか?将棋は指すごとに現在のルールですごくバランスが取れているなという印象なので、今のルールが一番もっともバランスがいいのかなと思います。

ABEMA:
藤井竜王にとっていったい将棋とは、一言でいうとどんなものなのでしょうか。

藤井:
将棋というのは本当に奥が深くて、どれだけ考えてもわからないものではあるんですけれど、本当に何か指すごとに新しい発見を与えてくれるものなのかなと思います。

ABEMA:
全世界の視聴者の皆様と本日誕生日である師匠に向けて、竜王として一言お願いいたします。

藤井:
本日も対局を観戦していただきまして、ありがとうございます。本局も終盤は苦しい局面が多かったと思いますので、まだ実感が湧かないところではあるんですけれど、今後、竜王として、これまで以上に精進して面白い将棋をお見せしたいという風に思っています。今後ともよろしくお願いします。

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in メモ, Posted by logc_nt

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