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Twitterが広告なしで快適に記事が読める機能を「Twitter Blue」に追加


Twitterが、2021年6月からカナダとオーストラリアでスタートしていた有料のサブスクリプションプラン「Twitter Blue」を2021年11月9日からアメリカとニュージーランドでも提供開始したと発表しました。これと同時にTwitter Blueの機能に「広告なしの記事を読める機能」が追加されました。

Twitter smarter, Twitter harder with Twitter Blue
https://blog.twitter.com/en_us/topics/product/2021/twitter-smarter--twitter-harder-with-twitter-blue

And now for some completely not personal news…

Twitter Blue is now available in the US and New Zealand ????????

Read all about it here: https://t.co/qYU9g6oLww and check out the ???? below for what you really need to know.

— Twitter Comms (@TwitterComms)


Twitter Blueは送信済みのツイートをフォロワーへ公開する前に取り消せる「ツイートの取り消し」、ブックマークをフォルダ分けする「ブックマークフォルダ」、Twitterのスレッドをテキスト化してつなげることができる「リーダーモード」が使えるようになる有料のサブスクリプションプランです。

Twitter Blueは2021年6月4日(日本時間)に、カナダとオーストラリアで提供が開始されました。価格は月額3.49カナダドル(約320円)もしくは4.49オーストラリアドル(約370円)です。

Twitterが有料サービス「Twitter Blue」を開始、ツイート投稿後の取り消し・修正が可能に - GIGAZINE


そして2021年11月9日に、TwitterはアメリカとニュージーランドでもTwitter Blueの提供を開始したと発表しました。価格は月額2.99ドル(約340円)あるいは4.49ニュージーランドドル(約360円)となっています。

さらに、Twitter Blueの機能に「広告なしの記事を読める機能」が追加されました。この機能はかつて「Scroll」と呼ばれたウェブサービスで、以前はTwitterと独立したものでした。Scrollは2021年5月にTwitterによって買収されており、Twitterは「Scrollをサブスクリプションサービスの一部にする予定」と述べていました。

Twitterがウェブサイトの広告を非表示にするサブスクサービス「Scroll」を買収 - GIGAZINE


Twitterによれば、Twitter Blueのメンバーはデスクトップ版とiOS版で、ワシントンポストやLAタイムズ、ロイター、ローリングストーン、ハリウッドレポーター、The Atlanticなど、アメリカで人気のある新聞やニュースサイトで広告なしの記事を読めるようになるとのこと。メンバー権限で読むことができる広告なし記事には「Ad-free with Twitter Blue(Twitter Blueなら広告なし)」というラベルがつけられます。


Twitterは「Twitter Blueの購読料からの収益の一部は、パブリッシャーと報道の自由を強化・支援するという私たちのコミットメントを維持するために、私たちのネットワーク内のパブリッシャーに直接提供されます。私たちの目標は、パートナーとなる各パブリッシャーにおいて、ユーザー1人当たりの収益が広告をつけた場合の1.5倍にすることです。読者にとってはより良い体験となり、彼らが大切にしているジャーナリズムへの支援となります」とコメントしています。

また、Twitter Blueのメンバーは専用のアプリアイコンやテーマ、ブックマークフォルダをカスタマイズすることが可能になるほか、Twitterでテストされる機能に先行アクセスできる権利も得られます。もちろんあくまでもテストなので、Twitter Blueメンバーからのフィードバックの結果、新機能の追加が廃止される可能性もあるそうです。記事作成時点では、最大10分の映像をアップロードできる「Longer Video Uploads」や、ダイレクトメッセージ(DM)のトップにお気に入りの会話を固定できる「Pinned Conversations」という機能がお試しで使えるとのこと。


Twitterは「Twitter Blueはまだ始まったばかりですが、今後数ヶ月の間にさらに多くの機能やツールを開発していきたいと考えています。今後はさらなる機能を追加し、より多くのカスタマイズを可能にし、その過程でいくつかのサプライズを用意できると思います」と述べました。

なお、Twitter Blueの公式アカウントが、80年代をイメージしたちょっとダサいトレーラームービーを公開しています。

It’s time to flex those Twitter fingers and take it to the next level ????

Twitter Blue is now available for subscription in the US, New Zealand, Canada, and Australia on iOS, Android, and web pic.twitter.com/if3wXfoGpB

— Twitter Blue (@TwitterBlue)

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in ネットサービス, Posted by log1i_yk

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