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AMDが「Zen 4」プロセッサを2種類開発していることが判明、一体どんな用途に使われるのか?


AMDがデータセンターに関するオンラインイベントを2021年11月8日に開催しました。そのイベントの中でAMDが開発中のCPUアーキテクチャ「Zen4」に2種類のバリエーションが存在することが明かされました。

AMD Accelerated Data Center Premiere | AMD
https://www.amd.com/ja/events/data-center

イベントの中で、AMDのリサ・スーCEOはZen4を採用したサーバー向けCPU「EPYC」の第4世代製品群を発表しました。

まず、スーCEOが発表したのはZen4コアを最大96個搭載したCPU(コードネーム:Genoa)です。GenoaはDDR5メモリやPCIe5.0をサポートし、第3世代EPYC「Milan」と比べて2倍の電力効率および1.25倍のパフォーマンスを発揮するとのこと。


さらに、スーCEOは「Zen 4c」と呼ばれるCPUアーキテクチャを発表しました。「Zen 4c」はクラウドコンピューティングに最適化されたアーキテクチャで、コア密度やキャッシュ量がZen 4と異なるとされています。


加えて、Zen 4cコアを最大128個搭載したCPU(コードネーム:Bergamo)も発表されました。BergamoはGenoaと同じくDDR5メモリやPCIe5.0をサポートしています。


AMDによると、GenoaとBergamoのソケットには互換性があるとのこと。また、Genoaは2022年に登場予定で、Bergamoは2022年後半から2023年初頭に登場予定です。

・おまけ
イベントの中では、3D V-Cacheメモリを搭載した第3代EPYC「Milan-X」も発表されました。Milan-XはL3キャッシュを最大768MB搭載し、最大64個のZen 3コアを搭載しています。Milan-Xのラインナップは不明ですが、2022年第1四半期に市場へ投入される予定とのことです。

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in ハードウェア, Posted by log1o_hf

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