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「Google Pixel 6はPixel 5からアップグレードすべき機種か?」を検証してみた


2021年10月28日(木)から登場した「Google Pixel 6」と「Google Pixel 6 Pro」は、Googleの独自SoC「Tensor」が初めて搭載された、いわばGoogleの本気が詰まったスマートフォンです。そこで、Pixel 6と2020年に登場した1つ前の世代のPixel 5とではどう違うのかを、外観と内部的なスペックの両面からチェックしてみました。

Google Pixel 6 全てが新しくなったスマホ - Google ストア
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Google Pixel 6 Pro 最先端のPixel カメラ - Google ストア
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Compare Pixel Phones and Specs - Google Store
https://store.google.com/magazine/compare_pixel?hl=ja&toggler0=Google+Pixel+6+Pro&toggler1=Google+Pixel+6&toggler2=Google+Pixel+5

この記事では、Pixel 6とPixel 5を比較していきます。届いたPixel 6やPixel 6 Proの外観やアクセサリーのチェックをしている様子は、以下の記事で見ることができます。

「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」開封の儀&フォトレビュー - GIGAZINE


◆外観の比較
まずは外観からチェックしてみます。左にPixel 6(幅74.8mm×高さ158.6mm)、右にPixel 5(幅71.1mm×高さ144.7mm)を置いて比べてみるとこんな感じ。


Pixel 6の上にPixel 5を重ねて上から見ると、横幅はほとんど同じですが、Pixel 6の方が縦に長いことが分かります。


右側面に電源ボタンと音量ボタン、底面にUSB Type-Cポートがあるという基本的なデザインは同じですが……


カメラバーの有無が大きく異なった印象を与えます。


本体の厚さはPixel 6が8.9mmなのに対しPixel 5が8mmとそれほど変わりませんが、やはりカメラバーの張り出し具体に差が見られました。


本体サイズの差は、画面の大きさにも表れてきます。Pixel 6(左)はディスプレイサイズが6.4インチなのに対し、Pixel 5は6インチ。数値上はそれほど変わりませんが、実際に同じページを開いて比べると表示できる範囲に違いが出ました。


ただし、大きければいいというわけではありません。Pixel 5なら、なんとか親指が画面の上部に届きますが……


Pixel 6は厳しめだったので、手の大きさによっては「片手で持ちながらステータスバーを操作できるかどうか」といった使い勝手に影響が出る可能性があります。


前回の記事で計量したPixel 6の重さが205gだったのに対し、Pixel 5は150gとほぼ4分の3でした。以上の外観の違いから、6.4インチの大画面に魅力を感じる場合はPixel 6への買い換えが視野に入る一方、コンパクトさを重視する人やカメラバーのデザインに違和感を覚える人は、様子見かPixel 5aへの更新の方がベターな選択肢となりそうです。


なお、Pixel 6とPixel 6 Proは、画面下部を下に引っ張ることでステータスバーを開けるようになるAndroidの「片手モード」機能に標準で対応しているので、もし「Pixel 6を入手したけどやっぱり画面が大きすぎて使いづらい」という場合はこの機能を活用するとよさげです。


◆スペックの比較
3機種の外観以外の性能をピックアップしたのが以下。超広角カメラの画素数がPixel 5の方が高い点を除けば、ハードウェアとしての性能はPixel 5よりPixel 6シリーズの方が全体的に高めです。

 Pixel 5Pixel 6Pixel 6 Pro
バッテリー4080mAh4614mAh5003mAh
メモリ8GB8GB12GB
ストレージ128GB128/256GB128/256GB
プロセッサSnapdragon 765GGoogle TensorGoogle Tensor
カメラ広角カメラ

12.2MP

50MP

50MP

超広角カメラ16MP12MP12MP
望遠カメラ--48MP
前面カメラ8MP8MP11.1MP


「Snapdragon 765GからGoogle Tensorになった」といわれてもどれぐらいの違いがあるのかピンとこなかったので、実際に定番ベンチマークアプリのGeekbench 5で各機種のCPU性能を2回ずつ計測し、スコアが高かった結果を選んで比較してみました。

その結果が以下。左から順に、Pixel 5はシングルコアが「588」でマルチコアが「1354」、Pixel 6は「1041」と「2833」、Pixel 6 Proは「1027」と「2808」で、Pixel 5とPixel 6とではスコアが倍近く違うことが分かりました。このため、Pixel 5のスペックに限界を感じている人はPixel 6かPixel 6 Proにアップグレードするのがよさげです。


このあと、Geekbench 5以外のベンチマークソフトも使った徹底的な性能チェックや、ディスプレイの下に配置された指紋認証システムの精度や写真修正機能「マジックイレイザー」の使い勝手などをレビューしていきます。

・つづき
Google入魂のSoC「Tensor」の実力をPixel 6&Pixel 6 Pro実機のベンチマーク測定で徹底検証、「マジックイレイザー」や指紋認証の使い勝手もチェック - GIGAZINE

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in レビュー,   モバイル,   ハードウェア, Posted by log1l_ks

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