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Googleが1100億円をアフリカに投資、その理由とは?


2021年10月6日、 Googleが5年間で10億ドル(約1100億円)をアフリカ全体に投資する「Google for Africa」を発表しました。主にインターネット接続の改善と、デジタル移行や新しいテクノロジーに取り組むスタートアップへの投資が行われる模様です。

Google For Africa announcement October 2021
https://blog.google/around-the-globe/google-africa/google-for-africa/

Googleのサンダー・ピチャイCEOはこのニュースをTwitterで発表し「アフリカ全体には勢いがあります。私たちはアフリカ大陸の接続性を改善し、スタートアップへの投資を行う#Google4Africaを紹介できることに非常に興奮しています」と語りました。

There's so much momentum happening across Africa, and we're excited to showcase it at our first #Google4Africa event where we announced a new $1B investment in the continent to help improve connectivity, invest in startups, and more. https://t.co/43BEBcDGTF

— Sundar Pichai (@sundarpichai)


GoogleやFacebookを始めとする大企業は、アフリカを新たなインターネット接続の開拓場所とみており、アフリカ・ヨーロッパ・アジアをつなぐ海底ケーブルの敷設プロジェクトを進行中であるほか、過去には気球ドローンでインターネットを提供するという試みも行っていました。

GoogleとFacebookが日本と世界をつなぐ新海底ケーブル「Apricot」の設置を発表 - GIGAZINE


Googleは6日付けの発表の中で、上記に加え、アフリカ大陸でデジタルスキル向上のトレーニングや、雇用の創出、人工知能研究センターの開設といった投資をこれまでに行ってきたと述べています。そして新たに、5年間で約1100億円の投資を行うことを発表。投資は、主に以下4つの分野で行われるとのこと。

1.アフリカ大陸の全ての人に手頃なインターネットアクセスを提供し、製品構築を可能にすること。
2.デジタル移行に関するビジネスの支援。
3.次世代のテクノロジーを促進する企業への投資。
4.アフリカ大陸全体の生活向上のために動く非営利組織の支援。

Googleは発表の中で、アフリカ大陸では依然として新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が生活に影響を及ぼしており、プロジェクトの大きな課題となると述べています。その上で、パンデミックの中では健康維持・学習・仕事といったあらゆる側面でテクノロジーが重要なライフラインになることから、全ての人にインターネット接続を提供することが重要になるとの見方を示しました。

またGoogleは「アフリカ人は世界で初めてコンピューターなしでインターネットにアクセスしたうちの1人でした」「モバイルマネーは世界に広がる前にケニアに存在していました」とも述べ、若く起業家精神に満ちた人物が多く存在するアフリカの可能性の大きさを示しました。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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