サイエンス

食べ物の「捨てた方がいいライン」と「まだ食べても大丈夫なライン」について専門家が解説


スーパーに行ってお買い得な食料品を大量に買い込んだものの、なかなか消費することができず腐ってしまったり、水分が抜けてしわしわになってしまったりした経験がある人もいるはず。オーストラリアンカソリック大学で栄養・食品科学の上級講師を務めるエマ・ベケット氏が、「食品を捨てた方がいいライン」と「まだ食べても大丈夫なライン」について解説しました。

When to rescue food and when to chuck it out, according to a nutritionist
https://theconversation.com/when-to-rescue-food-and-when-to-chuck-it-out-according-to-a-nutritionist-282393

2021年のレポートによると、オーストラリアの家庭では購入した食品の平均30%、年間あたり合計250万トンが廃棄されているとのこと。これらは資源の無駄でありもったいない上に、食料品価格が上昇する中で家計を圧迫する要因のひとつにもなっており、食品を捨てるべきなのか、それともまだ食べられるのかを見極めることの重要性は増しています。


ベケット氏は食品に以下の4つの兆候がある時、その食品は捨てた方がいいとアドバイスしています。

1:目に見えるカビが生えている
2:どろりと半固体状に溶けている
3:中から液体が漏れ出している
4:強い臭い、あるいは酸っぱい臭いがする

これらの兆候がひとつでも見られる場合は捨てた方が、腹痛や吐き気、下痢などを引き起こす食中毒を避けることができます。しかし、食品の表面に見えるシワやカビではない変色、乾燥といったその他の特徴は多くの場合単なる劣化であり、有害な腐敗の兆候ではないとのこと。そこでベケット氏は、「果物」「野菜」「穀物」「乳製品」といった種類ごとに、「まだ食べられるライン」を解説しています。

◆果物
茶色になったり黒くなったりしたバナナは見た目が悪いかもしれませんが、バナナブレッドやパンケーキ、スムージーなどに使う分にはまったく問題ありません。しかし、古いバナナからは果物の熟成を早めるエチレンガスが放出されているため、新鮮な果物とは分けて保存した方がいいとのこと。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「温め直したご飯」や「カット野菜」など微生物学者が「絶対に食べない」と決めている食事とその理由 - GIGAZINE

食べ物の匂いを嗅いでも食中毒菌の有無を判別することは不可能 - GIGAZINE

ハチミツが「腐らない」食材である科学的な理由とは? - GIGAZINE

科学者が「賞味期限を8年も過ぎてミイラ化したお菓子」に夢中になっている理由とは? - GIGAZINE

果物や野菜が腐り行く74日の様子を1分30秒で見るムービー - GIGAZINE

食べ物が腐敗するとどのように変化していくかを撮影したムービーあれこれ - GIGAZINE

ベーコンとタマゴを1年間放置してみたらどうなる? - GIGAZINE

マクドナルドのハンバーガーとポテトが2009年から腐らない様子をライブ中継中 - GIGAZINE

冷凍庫の独特な匂いの正体は? - GIGAZINE

in 無料メンバー,   サイエンス,   , Posted by log1h_ik

You can read the machine translated English article Experts explain the 'point at which food….