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「Windows 11」の海外レビューまとめ、洗練されたデザインや複数ウィンドウを並べる「スナップレイアウト」はどうなっているのか?


2021年10月5日(火)、Windowsの最新OS「Windows 11」が正式にリリースされました。これと同時に、以前からWindows Insider Programを通じて開発版ビルドを試してきた複数の海外メディアが、現時点におけるWindows 11のレビューを公開しています。

Windows 11 review: a familiar home that’s still being renovated - The Verge
https://www.theverge.com/22708762/microsoft-windows-11-review

Windows 11: The Ars Technica review | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2021/10/windows-11-the-ars-technica-review/

Windows 11 vs Windows 10: Here's what's new | Tom's Guide
https://www.tomsguide.com/news/windows-11-vs-windows-10

Windows 11がどのような外観のOSになっているのかは、The Vergeが公開している以下のムービーを見るとよくわかります。

Windows 11 review: an overhaul in progress - YouTube


Windows 11のレビューで真っ先に取り上げられているのが全体的なデザインの変更であり、多くのメディアは「デザインがより洗練されて見やすくなった」と評価しています。設定画面からはWindows 11ではOS全体で「ダークモード」に切り替えることが可能であり、壁紙やメニュー、アプリに至るまで配色を一気に変更できるとのこと。


ダークモードに切り替えるとこんな感じ。従来のWindowsではタスクバーアイコンが左下に並べられていましたが、Windows 11ではデフォルトで中央下部に配置されています。なお、タスクバーの配置は左側に戻すことも可能だとのこと。


スタートメニューを開くとこんな感じ。Windows 8からWindows 10に引き継がれていた「ライブタイル」は廃止され、シンプルなアプリが並ぶ形式になっています。


Windows 11ではメニューパネルや通知ボックスなどのユーザーインターフェースが丸みを帯びた外観に変更されており、色や奥行きによって画面の見やすさが増した印象です。


「デスクトップ」「ダウンロード」「ドキュメント」「ピクチャ」といった各アイコンもデザインが変わっています。


Windows 11の設定画面はこんな感じ。各セクションを識別するための色やアイコンが追加されていました。The Vergeのレビュアーであるトム・ウォーレン氏は最初こそWindows 10との違いに戸惑ったものの、新たな設定画面に慣れるとWindows 11の方がはるかに使いやすいと述べています。


タスクバーにはデフォルトでMicrosoft Teamsのアイコンが配置されています。Windows 11では組み込みのビデオおよびテキストチャットアプリが、2011年に買収したSkypeからMicrosoft Teamsに置き換えられており、ユーザーは無料で利用できるようになりました。


また、Windows 11ではタスクバーにパーソナライズされたニュースウィジェットが配置されており、開くと天気やスポーツの結果、オススメのニュースといった情報が一覧で表示されます。便利そうに見えるウィジェットですが、ウォーレン氏は、ウィジェットやスタートメニューからウェブサイトのリンクをクリックすると、規定のブラウザをChromeに設定していても強制的にEdgeで開いてしまうと指摘し、規定のブラウザを優先しない仕様に対して不満を述べています。


Windows 11では規定のブラウザを変更するのが面倒になっていることも指摘されており、ウォーレン氏は「Microsoftのブラウザ関連の変更は全くユーザーフレンドリーではありません。Microsoftがこのような新しいバージョンのWindowsを出荷していることに驚いています」と非難しました。

新たにWindows 11で強化された機能として注目を集めているのが、「スナップレイアウト」です。複数のウィンドウを開いて作業している時、「画面の左側に資料を、右側にテキストエディタを配置して、資料を見ながら原稿を書きたい」という場合がありますが、こうしたウィンドウのリサイズおよび再配置がWindows 11ではより簡単に可能となります。

ウィンドウの右上にある最大化ボタンにカーソルを合わせると、使用しているディスプレイの解像度に合わせたスナップレイアウトメニューが表示され、ウィンドウを配置するパターンを選択できます。左右に1つずつウィンドウを並べるだけでなく、縦に3分割して並べたり、左側に1つと右側を上下に分割して2つ並べたり、画面を4分割して並べたりとバリエーションが豊富です。縦長のウィンドウを使っている場合、上下に2つの画面を配置することもできるとのこと。


複数のウィンドウを開いた状態でスナップレイアウトを使用すると……


それぞれのウィンドウをどのように配置するかを簡単に選択可能。


複数のウィンドウを見やすい位置へ簡単に配置できるため、マルチタスクに最適な機能といえます。


また、ウィンドウそのものを画面の端にドラッグすると、半透明のレイヤーが表示されます。これはドラッグしたウィンドウを離した場合に配置される位置を示しており、Windows 11では新たに追加された特殊なレイアウトにも対応したため、手動によるウィンドウの配置も簡単になっています。


さらにテクノロジー系メディアのTom's Guideは、Windows 11では「仮想デスクトップ」の改善も施され、必要な数だけ仮想デスクトップを作成できるようになったと指摘。これにより、「仕事用」「趣味用」「勉強用」といった複数の用途に応じたさまざまな仮想デスクトップ環境を作成し、それぞれを素早く切り替えることが可能となっていると述べました。

Windows 11ではタブレットなどのモバイルデバイスを使うユーザーのために、タッチ・ペン・音声入力のサポートも改善されているとのこと。Windows 11ではタッチスクリーンにおけるタッチターゲットが大きくなって操作しやすくなっているほか、ウィンドウのサイズ変更や移動が簡単になる視覚的手がかりも追加されているそうです。また、従来のタッチパッドジェスチャーと互換性があるタッチスクリーンジェスチャーも追加され、ペンやスタイラスを用いた触覚フィードバックも向上したとTom's Guideは報告しています。


Microsoft Storeの改善もWindows 11における大きな変更点となっています。Microsoftは開発者が任意のアプリをMicrosoft Storeから配布できるようにしたため、DiscordやZoom、LibreOfficeといったサードパーティー製アプリもMicrosoft Storeから配布されているとのこと。これにより、ユーザーはインターネット上に存在するコピーソフトやマルウェアが仕込まれたアプリをインストールする危険を冒すことなく、安心してMicrosoft Storeからアプリをインストール可能となっています。


なお、Windows 11にはAndroidアプリをインストール・実行する機能も搭載される予定ですが、リリース当初のWindows 11はAndroidアプリに対応していないとのことです。

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in ソフトウェア,   動画, Posted by log1h_ik

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