ソフトウェア

「Google Workspace」に新機能が複数登場、ビデオ会議アプリ「Google Meet」向けデバイスも発表


現地時間2021年9月8日、Googleがビジネス向けソフトウェアスイート「Google Workspace」に新機能を追加したと発表しました。Gmailアプリなどを経由して呼び出しが行える新機能「Meet calling」が追加された他、Google Meet向けのディスプレイ一体型デバイス「Series One Board 65」「Series One Desk 27」の登場が予告されています。

Google Workspace Updates: Coming soon: new Google Meet Hardware devices
https://workspaceupdates.googleblog.com/2021/09/coming-soon-new-google-meet-hardware.html

Google Workspace Updates: Coming soon: new Google Meet Hardware devices
https://workspaceupdates.googleblog.com/2021/09/coming-soon-new-google-meet-hardware.html

現地時間2021年9月8日、2021年6月に発表された「Rooms」から「Spaces」への改称が実行に移されました。この改称に伴って今後数カ月以内に複数のアップデートがWorkspaceに行われることが明かされており、組織のメンバーが内容からSpacesのチャットルームに参加できるようになる他、Spaces内やSpaces全体からコンテンツ検索を行えるようになり、Workspace自体のUIの刷新も行われる予定とのことです。実際のSpacesのスクリーンショットはこんな感じ。


中でもGoogle Meetの通話機能をWorkspaceに統合することで、Gmailの一対一チャットからスムーズにビデオ通話を行える「Meet Calling」が実装されました。Meet Callingを受け取った場合、モバイル版のGmailユーザーはスマートフォン自体に通知が行われ、PC版のGmailユーザーはチャットにプッシュ通知が表示されるとのこと。どちらのデバイスでも簡単に対応が行われるため、Googleは「通路などで発生する突発的な会話に次ぐものになる」と表現しています。


さらにGoogle Meetは、会議室内に設置されたオーディオシステムとビデオシステムにアクセスできる「コンパニオンモード」が2021年11月からロールアウトする予定。コンパニオンモードでは、投票やQ&Aなどの会議内アクティビティに参加したり、会議室内のスピーカーと併用する際にハウリングを避けたり、画面を共有したりすることが可能。また、英語で行われている会議をフランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語に翻訳する機能も備わっているそうで、Googleは今後対応する言語を増やす予定だと語っています。


また、Google Meet向けのディスプレイ一体型デバイス「Series One Board 65」「Series One Desk 27」も発表されました。

Introducing Google Meet Series One Desk 27 and Board 65 Video Conferencing Devices - YouTube


Series One Board 65は65インチ&4Kサポートのディスプレイ、Series One Desk 27は27インチのディスプレイを備えています。


いずれもGoogleの完全自社製ではなく、インタラクティブディスプレイ製品を主力とするAvocorとの共同開発製品。


どのような環境・ユーザにも対応できるオールインワンタイプのビデオコラボレーションデバイスとのこと。


Series One Board 65はビデオカンファレンスや電子ホワイトボードとして最適。


Series One Desk 27は小型ながらもパワフルで、職場に最適。どちらもプラグインプレイに対応しています。


Google AIを活用したノイズキャンセリングシステムを搭載しており、部屋のどこにいても音声がクリアに聞こえます。


「Series One Board 65」「Series One Desk 27」の価格や発売日は未定です。

また、Appcessori製の新型モバイルスピーカードック「Rayz Rally Pro」も同時に発表されました。Rayz Rally Proはスマートフォンを差すだけでGoogle Meetが自動的に起動して会議に参加できるデバイスで、Google Meet向けサードパーティ周辺機器認定プログラム「Designed for Google Meet」で認められた最初の製品とのこと。発売は2021年10月予定です。


以上のGoogle Meet向けハードウェアは以下の「Google Meet hardware」から購入可能ですが、日本向けのページは2021年9月9日時点では存在しないようでした。

Google Meet hardware
https://meetingdevices.withgoogle.com/

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in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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