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保護者が教育委員会の前で行った「脱衣説教」が論理的だと話題、校内でのマスク着用義務を求めて


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種が世界的に進んでいますが、強力なデルタ株の出現によって再び感染が拡大しており、ワクチン接種を推し進めるだけでなく、社会的距離の確保・マスク着用・手洗いなどの基本的な感染症対策が改めて求められています。こうした状況の中で、子どもが通う学校にマスク着用を義務づける校則が存在しないことに業を煮やした保護者が教育委員会の前で「脱衣説教」を実行。社会におけるルールの必要性を、一見無関係に思える脱衣を通して論理的に説明しました。

Texas father strips during school board meeting to argue for masks | The Independent
https://www.independent.co.uk/news/world/americas/us-politics/mask-advocate-james-akers-school-meeting-b1909187.html

Texas man bares thoughts on mask mandates at school board meeting
https://www.kxan.com/news/local/hays/dripping-springs-man-bares-thoughts-on-mask-mandates-at-heated-school-board-meeting/

‘If You Would Mind Putting Your Pants Back On’ Texas Man Strips Down To Underwear While Debating Masks With School Board
https://www.tampafp.com/if-you-would-mind-putting-your-pants-back-on-texas-man-strips-down-to-underwear-while-debating-masks-with-school-board/

Yes, a Texas Dad Stripped Down to His Swimsuit To Make Point About Mask Safety | Snopes.com
https://www.snopes.com/fact-check/texas-dad-swimsuit-mask-safety/

実際の脱衣説教が以下。テキサス州のドリッピングスプリングス独立教育学区の教育委員会が開催したパブリックコメント(意見公募手続)中の出来事でした。

Dripping Springs man bares thoughts on mask mandates at heated school board meeting - YouTube


画面左下側で持論を展開しているのが、同区に通う子どもがいるというジェームズ・エイカーズ氏。与えられた時間はわずか1分30秒という状況で、エイカーズ氏は「私の職場では、このジャケット、シャツ、ネクタイを着なければならないのですが、私はこのジャケットが嫌いです。シャツとネクタイも嫌いです」と演説しながら、まずはネクタイをポトリ。


「ここに来るまでの間に停止標識を3つ、赤信号を3つ無視してきました。何人かひき殺しかけましたが、ここは私の道路なんです。だから、私には好きなだけスピードを出して、好きなように曲がる権利があるんです」と皮肉を述べつつシャツのボタンを外して……


「そうやってこの学校までたどり着きましたが、駐車場は満車でした。だから私は好きなところに停めてやろうと思って、障害者用の駐車スペースに停めましたよ」と続けながら、赤いシャツを脱いでTシャツ姿に。


さらに「というか、本当に服が大嫌いなんですよ」と述べて、Tシャツも脱ぎ捨てて上半身裸になってから……


「シンプルなことなんです。我々はルールに従います。正当な理由の存在するルールにはちゃんと従うんです」と言い放ってズボンも脱ぎ捨て、観客からは大歓声が発生しました。


このエイカーズ氏の「服の着用や信号を守るといった行為には正当な理由が存在し、それ故にルール化されている。だから正当な理由が存在するマスクの着用もルール化して欲しい」という訴えを受け、同委員会のバーバラ・ストラウド取締役会会長は「エイカーズさん、水泳選手のようになっているので、コメントの前にズボンを元に戻していただけるとありがたいですね」と返答しています。

同地区では学校職員に対してはマスクの着用が推奨されていますが、学生・スタッフ・その他地区職員に対しては推奨すらもないとのこと。地元の報道機関のインタビューに対し、エイカーズ氏は「安全運転を心がけて他のドライバーに対して礼儀正しく接することや障害者用駐車スペースに駐車しないようにすることなど、私たちは毎日あらゆる事柄に常識的判断を行っているわけですが、政治的な理由があればそれを無視しても良いんだという意見が多すぎます。私たちが毎日守らなくてはならないと定められているルールとは、全て理にかなったものなんです」とコメント。政治的な理由からマスクを着用したくないという声に対して、理にかなったルールを守るべきだと強く訴えています。

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in 動画, Posted by darkhorse_log

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