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Mastercardが磁気ストライプを段階的に廃止すると発表、2033年までに完全廃止の方針


クレジットカードブランドの1つであるMastercardが、自社カードへの磁気ストライプの搭載を2033年までに段階的に廃止する計画を発表しました。

Goodbye magnetic stripe
https://www.mastercard.com/news/perspectives/2021/magnetic-stripe/


Mastercardは2021年8月12日、自社クレジットカードとデビットカードへの磁気ストライプの搭載を段階的に廃止し、ICチップのカードに一本化する計画を発表しました。2029年までに新規発行カードへの磁気ストライプの搭載が終了し、2033年までに完全に廃止されるとのこと。ただし、アメリカとカナダで発行されたプリペイドカードは対象外です。


磁気ストライプによる決済という長年続いた支払い方法は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによる影響で徐々に変化を遂げつつあります。Mastercardの調査では、2021年の第1四半期(1~3月)に行われた非接触型決済は、前年同期比10億件増。2021年第2四半期(4~6月)には、全世界の対面による決済において45%が非接触型決済だったとのこと。

Mastercardの担当者は、磁気ストライプが廃止されることによって、消費者だけでなくカードに関わる人々全員に有益なものとなると述べ、廃止の利点を強調しました。コンサルタント企業Merchant Advisory Groupのジョン・ドレクニーCEOは「磁気ストライプのサポートに必要な負担がなくなる日を楽しみにしています。Mastercardが支払い時のセキュリティを強化し、加盟店と消費者を保護する方針を決定したことを称賛します。他の業界も同様の方向に進むことを望んでいます」と述べました。

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in Posted by log1p_kr

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