ソフトウェア

FacebookがVRアプリ内で広告を表示させると発表


FacebookがVRデバイス「Oculus Quest」のプラットフォーム内で広告のテストを開始すると発表しました。広告は、今後数週間でVRゲーム「Blaston」を始めとする複数のアプリで表示されます。

Testing In-Headset VR Ads - About Facebook
https://about.fb.com/news/2021/06/testing-in-headset-vr-ads/

Testing In-Headset VR Ads | Oculus
https://www.oculus.com/blog/testing-in-headset-vr-ads/

Facebook will start putting ads in Oculus Quest apps - The Verge
https://www.theverge.com/2021/6/16/22535511/facebook-ads-oculus-quest-vr-apps

Facebook傘下のOculus VRは2019年に「VRデバイスのデータを広告に利用する」とプライバシーポリシーを変更しました。2021年5月にはモバイルアプリへの広告展開を発表しましたが、実際にVRのプラットフォーム上に広告を表示するのはこれが初めてのこと。Oculus VRはブログ上で「広告のテストが開始され、開発者やコミュニティのフィードバックを取り入れた後に、『いつごろからOculusのプラットフォームやモバイルアプリに広告が全面展開されるか』といった詳細情報を発表します」と述べました。


FacebookとOculus VRによると、VRではないFacebookアプリなどと同様に、特定の広告をブロックするといった設定が可能とのこと。また、ユーザー情報の収集や分析は、既存のFacebookの広告ポリシーにのっとって行われます。Oculusヘッドセットのカメラが撮影した画像や、フィットネストラッカー「Oculus Move」が得た体重・身長などの生体情報は、デバイスにのみ残り、Facebookサーバーには送信されないと説明されました。加えて、Facebookは音声アシスタントが記録したデータや、デバイスが記録した動きのデータを広告のターゲティングに利用する計画はないとも述べています。

実際に、プラットフォーム上の広告に対し「広告を消す」というアクションを取っているGIFアニメーションは、以下の画像をクリックすると見ることができます。


Facebookは発表の中で、広告展開の目的が「開発者が収益を生み出すための新しい方法」を作り出すことであると強調しています。海外ニュースメディアのArs Technicaは、「FacebookはこれまでOculusのアプリポリシーの中で、サードパーティーの広告サービスを使うことを禁じていたため、開発者側の収益化がブロックされていたが、今回のテストにより状況が変化しました」とコメントしています。


VRはテレビやウェブサイトを媒体とする既存の広告とは違う、強力な広告体験をユーザーに提供することができると考えられています。映画やドラマの広告、IKEAなど物理的な製品の広告などを考えても、それは間違いありません。広告をVRプラットフォームに統合させることは、開発者がFacebookのエコシステムで働く非常に大きなインセンティブになりえると考えられています。

一方、Ars TechnicaはFacebookがVRゲームの開発会社が広告ツールのターゲットになる可能性があることを指摘。「結局のところ、大企業が慈善事業のために成功した小さな会社を買収することはありません」と述べました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Appleのプライバシーポリシー変更が想定とは真逆の「コンテンツの要塞」を作り出す - GIGAZINE

Microsoftが日本のゲーム開発スタジオの買収を模索中か - GIGAZINE

Microsoftが8000億円でベセスダを買収することをEUが承認 - GIGAZINE

ソニーが世界最大の格闘ゲームの祭典「EVO」を共同買収 - GIGAZINE

in ソフトウェア,   ハードウェア,   ゲーム, Posted by logq_fa

You can read the machine translated English article here.