試食

常温で約2カ月保存できる「大阿蘇牛乳」の味は期限当日どうなるのか、賞味期限ギリギリと新品を飲み比べてみた


牛乳の味を特殊な加工により長期間保つ「ロングライフ牛乳」は、未開封の状態で60日間ほど保存が可能な牛乳です。コーヒーや紅茶に入れまくると激しく消費される牛乳を無くなるたびにスーパーへ大量に買いに行こうにも重たくて持てる数に限りがあり、ヘタすると週に2回とか3回も買い出しが必要で面倒……それならばまとめてネット注文してしまおう、ということで探し出したのがこのロングライフ牛乳。Amazon.co.jpで購入可能なものを検索したところ、1リットルという容量で価格も比較的安い、らくのうマザーズの「大阿蘇牛乳」がヒット。公式サイトによると「賞味期限まで60日以上」とのことで、そんなに長く保管しても本当に風味は落ちないのか、何より「賞味期限」とは農林水産省によると「おいしく食べることができる」という意味なので、実際に賞味期限当日まで保管して飲み比べてみました。

大阿蘇牛乳 | らくのうマザーズ
https://www.mothers-shop.jp/items/34303524


大阿蘇牛乳のパッケージはこんな感じ。


カロリーは100mlあたり69kcalです。種類別名称は「牛乳」、原材料は生乳100%で、140℃で3秒間殺菌されています。


今回用意したのは、「賞味期限が2021年5月12日」の古い牛乳と、「賞味期限が2021年7月10日」の新しい牛乳の2種類です。撮影・試飲日は2021年5月12日、古い牛乳の賞味期限当日です。


早速、パッケージに記載された開封方法に従い開封していきます。


まずはパッケージ上部の「注ぎ口」と「空気抜き」を引き上げ……


次に「注ぎ口」と「空気抜き」の点線部分をハサミで切り取れば開封完了。


注ぐ際は、このように片方の手で上部、もう片方の手で下部を支えるように持って注ぎます。こぼれやすいので注ぐ際は少し注意が必要です。


大阿蘇牛乳は「ロングライフ牛乳」でない普通の牛乳と違い、少しコクが深く、後味がじんわり残るような味わいで、香りも少し強くなっています。


次に古い牛乳と新しい牛乳を用意し、何人かの編集部員でブラインドテストを行いました。画像の奥の2つが古い牛乳、手前の2つが新しい牛乳ですが、見た目からはまったく違いがわかりません。


テストの結果、「香りの濃さが違う」といった意見がちらほら。古い方は「色あせている感じがする」「甘みが弱い」「嫌な味はしない」といった意見が挙げられ、反対に新しい方は「匂いが濃い」「甘い」「スッキリ飲める」といった意見が挙げられました。


なお、「違うものと知らされたから違いがわかる」といった意見も挙げられ、「賞味期限ギリギリのものでも、じっくり味わってみないと違いがわからないほどに味が落ちていない」という意見も半数を占める結果となりました。

大阿蘇牛乳は「賞味期限がとても長い」というのが最大の魅力。普通の牛乳であれば賞味期限は2週間程度ですが、この大阿蘇牛乳の賞味期限は8週間以上、しかも常温保存が可能ということで冷蔵庫の中を無駄に専有することもないため、長期の保存もしやすくなり、災害など万が一の事態への備えも兼ねることが可能です。「牛乳を買っても消費しきれずに賞味期限を迎えてしまう」という人にもピッタリの牛乳です。

大阿蘇牛乳はAmazon.co.jpでも購入可能で、価格は1000ml×6本で税込2150円です。

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in 試食, Posted by log1p_kr

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