レビュー

会話を盛り上げるお題を提供するコミュニケーションツール「ソロッタさん」と相手の考えを読む「シッテルさん」プレイレビュー


「気の合う人がわかるゲーム」と題されたカードゲーム「ソロッタさん」が2021年4月21日(水)に登場しました。「必ず会話が盛り上がる!?」とのキャッチコピーが気になったので、実際に5人を集めてプレイしてみました。

ソロッタさん | ディライトワークス株式会社
https://www.delightworks.co.jp/games/boardgame/sorottasan/

箱の外観はこんな感じ。


プレイ対象年齢は14歳以上、プレイ人数は3~8名、プレイ目安時間は20分となっています。


内容物はこんな感じで、説明書のほかに8種類のカードが合計80枚と、プレイヤーが記入するソロッタシートが1冊24枚。


カードにはそれぞれのジャンルの設問と、設問に対する回答選択肢が2つから5つ書かれています。


白いカードは自由記入用です。


プレイ時はカードのうち10枚を選んで山札を作ります。5枚目と10枚目を「クリティカル」にすることは決まっていますが、そのほかはどのジャンルが何枚でもOK。恋愛カードを多めにしたり、あるいは家族・親戚と遊ぶときは恋愛は抜くなど、自由な組み合わせで大丈夫です。


各プレイヤーにソロッタシートと筆記用具を配ります。


あとは、誰かがゲームの進行役となり、山札からカードをめくって読み上げます。各プレイヤーは、設問に対して自分の考えに近い選択肢を選び、手元のソロッタシートの最上段に記入します。このとき、ぱぱっと記入するのではなく「やっぱこの選択肢だよね」「これはないわー」など、プレイヤー同士で話し合いをしてOK。むしろ、ポイントの1つはカードをめくって示されたお題でトークをするところにあります。


記入が終わったら「決めた!」と人差し指を立てます。


全員から「決めた!」コールが出たら、進行役は選択肢をAから順に読み上げていき、各プレイヤーは自分が記入した選択肢のところで「はい!」と返事し、自分と同じ選択肢を選んだプレイヤーの欄にチェックを入れます。誰もいないときはチェックは入れません。チェックは1つ1点、5問目・10問目は2点です。


10問終えたら、それぞれシート上で計算を行い、ポイントが最も高い自分の「ソロッタさん」が誰なのかを確認します。ソロッタさん以外の数字は参照しません。もしポイントが同点であれば、ソロッタさんが複数人になることもあります。

その後、全員で立ち上がり、進行役が合計値を1から順にコールします。各プレイヤーは自分の「ソロッタさん」ポイントがコールされたら、相手の名前を呼んで着席します。以下の例の場合、6のときにイカガールのプレイヤーが「イカとドロイド」、ドロイドのプレイヤーが「イカ」を呼んで着席することになります。


これを繰り返して、最後まで立っていたペアが「ベストソロッタさん」となります。

プレイしてみたところ、選択肢をみんなで合わせるゲームではなく、あくまで考え方がマッチする人を見つける「コミュニケーションツール」といった感じ。ただ、誰がプレイしても不愉快にならないようにマイルドな質問が多いためか、「なるほど、その選択肢なのか」と思うことはあるものの、「なぜそれを!?」と引っかかることが少ないため、そこから話が膨らむかどうかはプレイヤーの腕にかかる部分が大きい印象です。ただ、「クリティカル」ジャンルの質問はかなり極端な2択が多く、2つの陣営に分かれての話が盛り上がりやすい感じがしました。


なお、説明書には記載がないのですが、公式サイトには特別ルール「シッテルさん」が掲載されていたので、これも遊んでみました。

どちらがより相手のことを「シッテルさん」!?
(PDFファイル)https://www.delightworks.co.jp/games/boardgame/sorottasan/pdf/manual_2players.pdf


このルールでは、プレイヤーは「回答する人」と「回答を予想する人」に分かれます。まず、回答者はお題として使うカードを5枚選びます。


予想者は、各カードの質問に対して回答者がなんと回答するかを予想します。回答予想が当たれば1ポイント獲得で、5問終了後に攻守を交代し、ポイントが高かった方が「相手のことを『シッテルさん』」になる、というわけです。


回答者のことを詳しく知っていれば予想が立てやすいので、知っている人同士の方が面白そうに思えますが、知らない同士でも、回答の予想につながるような雑談をしてヒントを引き出すなどの駆け引きが発生し、盛り上がります。なお、記載のルールではお題を回答者が選ぶことになっていますが、予想者がお題を選ぶことで、回答者なら避けそうな質問をあえて混ぜるというアレンジもあり。また、複数人で予想して「誰がこの人の『シッテルさん』なのか」というゲームも盛り上がりました。

「ソロッタさん」はAmazon.co.jpでは税込1900円で販売されています。

Amazon | ディライトワークス ソロッタさん (3-8人用 20分 14才以上向け) ボードゲーム | ボードゲーム | おもちゃ

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in レビュー,   ゲーム, Posted by logc_nt

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