Apple Watchで新型コロナウイルスへの感染を予測する研究がスタート

Apple Watchを使って新型コロナウイルスやインフルエンザへの感染を予測するための取り組みを、ワシントン大学の研究チームが発表しました。

Respiratory study launches to discover how Apple Watch can predict COVID | AppleInsider
https://appleinsider.com/articles/21/04/14/respiratory-study-launches-to-discover-how-apple-watch-can-predict-covid

Apple Launches a New Study to Find if Apple Watch Can Detect COVID-19
https://wccftech.com/apple-launches-a-new-study-to-find-if-apple-watch-can-detect-covid-19/

Apple Watchには心拍数測定機能や運動量測定機能など、複数の健康関連機能が備わっており、最新のApple Watch Series 6では血中酸素濃度を測定することが可能です。Apple Watchに搭載されている心拍数測定機能や転倒検出機能は、多くの人々の命の危機を救ってきたとも報じられています。

また、ニューヨーク市の病院ネットワークであるMount Sinai Health Systemを含む主要な医療機関や学術機関は、Apple Watchを含むスマートウォッチを用いることで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状が現れる前に感染を検出することが可能であるという研究結果を発表しています。

「Apple Watchで新型コロナウイルスに感染したことを症状が出る前に予測可能」という最新の研究結果 - GIGAZINE

このようなApple Watchの健康関連機能に目をつけた研究機関は、Appleと健康に関する研究調査でパートナーシップを結んでおり、このパートナーシップの一環としてワシントン大学とシアトルインフルエンザ研究所が、Apple製品を用いた新型コロナウイルスに関する研究プログラムを発表しました。

研究プログラムに関する概要ページは以下の通り。ページ上には「この研究の目的はApple WatchとiPhoneによって収集された情報が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のような呼吸器疾患の初期兆候を検出できるかどうかを確認することです」と記されており、この研究プログラムに参加した被験者には調査で使用するためのApple Watchが支給されるとも記述されています。

Apple Respiratory Study
https://seattleflu.org/applerespiratorystudy