4Kディスプレイ搭載＆重さ30kgの超大型Nintendo Switchを自作した猛者が登場

2017年に登場したNintendo Switchは、2020年12月21日までにシリーズ累計販売台数が7987万台を突破している大人気ゲームハードです。そんなNintendo Switchを「4Kディスプレイ搭載」「重さ約30kg」「本物の6.5倍の大きさ」というハチャメチャなスペックの超大型Nintendo Switchに改造してしまった猛者が登場しています。

World's LARGEST Nintendo Switch! (actually works) - YouTube


超大型Nintendo Switchを作り上げたのは、さまざまなハードウェアを自作するミカエル・ピック氏です。ピック氏が手に持っているのが通常のNintendo Switchで……

ピック氏の背後にあるのが超大型Nintendo Switchです。この超大型Nintendo Switchは「全てのボタンが正常に動作する世界最大のNintendo Switch」だとピック氏は主張しています。

ピック氏は「私は小さくて持ち運びできるNintendo Switchが大好きです。ですが、時々小さすぎて見失ってしまいます。そこで、少し大きくて、少し見失いにくいNintendo Switchを作ることにしました」と、超大型Nintendo Switchを作った動機を語っています。実際に通常のNintendo Switchを超大型Nintendo Switchと並べて大きさを比べると……

超大型Nintendo Switchの圧倒的な大きさが分かります。確かにこれなら見失うことはなさそうです。

超大型Nintendo Switchは通常のNintendo Switchのディスプレイより6.5倍大きいディスプレイを搭載。寸法は縦が30インチ(約76cm)、横が70インチ(約178cm)で、重さは65ポンド(29.48kg)とのこと。

超大型Nintendo Switchのフレームは木材で作られています。木材をズバズバとカットするピック氏。

Joy-Conの曲面も丁寧に再現します。

ボタンをはめ込む穴を切り取ったら……

3Dプリンターで作ったボタンをはめ込みます。

ボタンをはめ込むとこんな感じ。

3Dプリンターで作ったL/Rボタンも装着。

できあがったフレームを丁寧に塗装して……

全てのボタンと4Kディスプレイをはめ込んだら超大型Nintendo Switchの完成です。

超大型Nintendo Switchで「マリオカート8 デラックス」をプレイする様子はこんな感じ。

あまりにも巨大なため、起動時に天面部分のLボタンとRボタンを同時押しするのも一苦労。

全身を使ってコントローラーを操作します。

見事に1位でゴールしました。

超大型Nintendo Switchでは、Nintendo Switch Proコントローラーなどのワイヤレスコントローラーも使用可能です。

ワイヤレスコントローラーを使って「フォートナイト」をプレイするピック氏。

「あのプレイヤーは人類史上初めて超大型Nintendo Switchによって倒される」とつぶやきながら射撃します。

フォートナイトでも見事にビクトリーロイヤルを獲得しました。

ピック氏は超大型Nintendo Switchのコントローラーの仕組みも解説しています。コントローラーの内側はこんな感じ。

超大型Nintendo SwitchのJoy-Conの中には、本物のNintendo SwitchのJoy-Conが取り付けられていました。

その下にはマイコンボードの「Arduino」を搭載しています。

超大型Nintendo SwitchのJoy-Conを操作すると、Arduinoが操作を検知して……

サーボモータが対応するスイッチを押下する仕掛けです。

また、超大型Nintendo Switchに搭載されたジョイスティックの先端にはゴムパッドが付いています。

このゴムパッドが中に入っているJoy-Conのジョイスティックとピッタリ合うように取り付けられているため、超大型Nintendo Switchのジョイスティックを動かすことで、実際のJoy-Conのジョイスティックも動かすことが可能となっています。

超大型Nintendo SwitchのJoy-Con内部には、本物のNintendo Switchも搭載されており、4Kモニターに映像がそのまま出力される形となっています。

ピック氏は作成した超大型Nintendo Switchを小児専門病院に寄付したとのことです。