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車の未来が「電気自動車一択」である理由とは?


2021年時点で世界中に約12億台の車が存在しており、そのほとんどがガソリンなどの化石燃料で走行しています。ガソリン車やディーゼル車は長年にわたって人々に親しまれてきていますが、これらの自動車はもうすぐ終わりを迎えつつあるとのこと。その理由について、科学系ムービーを投稿するYouTubeチャンネル「RealLifeLore」が解説しています。

Why the Future of Cars is Inevitably Electric - YouTube


ガソリン車とディーゼル車が徐々に削減されていく理由は温室効果ガスにあります。世界中で排出される温室効果ガスのうち、自動車を含む輸送機械が排出する量は全体の16%を占めています。輸送機械全体でみると、排出量のうち1%は鉄道、船と航空機が10%ずつ、バスやトラックなどが30%、自動車は47%を占めています。言い換えると、エンジンを使用し道路上を走る輸送機械の温室効果ガス排出量が、輸送機械全体の温室効果ガス排出量の75%を占めているということ。


電気自動車は化石燃料で走る車と比べてあまり大気を汚染しないと考えられがちですが、それは間違っているとRealLifeLoreは解説しています。製品の製造過程での温室効果ガス排出量を比較してみると、むしろ電気自動車の方が多くなっているとのこと。しかし長い目で見ると、電気自動車の方がより環境にいいとRealLifeLoreは指摘しています。

例えばボルボが製造した電気自動車「Polestar 2」と、同じくボルボ製造のガソリンエンジン・ディーゼルエンジンSUV「Volvo XC40」を比較してみると、Polestar 2が工場から出荷されるまでの温室効果ガス排出量は26トンであり、これはXC40の14トンを大幅に上回るとのこと。しかしPolestar 2は再生可能エネルギーを利用した走行が可能で、この2車種の温室効果ガス排出量は両方が50000km走行した時点で同等になるといいます。RealLifeLoreは、この比較は他の車種にも当てはまると述べています。


人口の増加に伴い、輸送機械の需要は高まってきています。国際エネルギー機関は、2060年までに輸送機械の生産量が2~3倍に増えると予想していますが、このままガソリン車などが生産され続けた場合、多くの国が批准している「産業革命前からの世界の平均気温上昇を2℃未満に抑える」としたパリ協定の目標を達成できない恐れがあるとのこと。


各国は温室効果ガスの排出量を削減するために輸送機械の改良を行っており、これにより多くの車が電気自動車に移行すると予想されています。2025年までにガソリン車とディーゼル車の生産を完全に取りやめるとしているノルウェーを始め、オランダデンマーク、日本でも電気自動車の生産に移行する動きが見られています。2008年から電気自動車を販売しているテスラを初め、フォルクスワーゲンAppleも電気自動車の開発を進めていることで知られています。

RealLifeLoreは「政府や企業を始め、我々一般の人々も環境への意識を高めていかないといけない」と訴えかけています。

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in 乗り物,   動画, Posted by log1p_kr

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