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メキシコの「頭蓋骨の塔」から119人の人骨が見つかる


アステカ文明の遺跡として2017年に発見されたメキシコの「Huey tzompantli(頭蓋骨の塔)」から新たに119人の遺骨を発見したと国立人類学歴史研究所が発表しました。人骨の中には女性や子どもも含まれているとのことです。

Gruesome 'Tower of Skulls' Discovery in Mexico Unearths Over 100 Aztec Sacrifices
https://www.sciencealert.com/archaeologists-uncover-119-more-remains-in-the-aztec-tower-of-skulls

Huey tzompantliはそのまま「頭蓋骨の塔」を意味する言葉で、2017年にメキシコシティで発見されました。15世紀の終わりごろに建てられたとみられるこの塔は直径4.7メートルほどで、650個の頭蓋骨が石灰やモルタルとともに梁(はり)を支えるという構造でした。塔に使われている頭蓋骨の多くは戦争捕虜のものであり、塔はアステカ帝国の敵に対して警告を行う意味で建造されたと信じられています。

そして2020年12月12日、新たに国立人類学歴史研究所の研究チームは、塔から女性や子どもを含む119人の遺骨を発見したと発表。発見された遺骨は神へのいけにえとして捧げられたものとしてみられています。

「これらの遺骨の何人が戦士だったかはわかりませんが、いけにえの儀式のために取っておかれた捕虜だったのかもしれません」と考古学者のバレラ・ロドリゲス氏は述べています。


遺跡の発掘作業はこんな感じで行われました。


壁には頭蓋骨が埋め込まれており……


丁寧に発掘作業が進められています。


頭蓋骨の塔はメキシコシティで発見されたテンプロ・マヨールという神殿の一部であり、メキシコ文化大臣のアレハンドラ・フラウス氏は「テンプロ・マヨールはあらゆる段階で私たちを驚かせ続けています」「Huey tzompantliは間違いなく、近年の我が国で最も見事な考古学的発見の1つです」と語りました。

なお、メソアメリカでのいけにえの儀式は宇宙の存続を保証する方法の1つとして考えられており、専門家は頭蓋骨の塔を「死ではなく生命の建造物」だと見なしているとのことです。

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in メモ, Posted by logq_fa

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