レビュー

カードを使ってお金を稼ぎ、自分の街をどんどん大きくしていくカードゲーム「街コロ通(ツー)」をプレイしてみた


2015年のドイツ年間ゲーム大賞やカンヌゲーム祭2015の最終候補としてノミネートされ、ドイツのアラカルトカードゲーム賞2015も受賞した日本発のカードゲーム「街コロ」の新作「街コロ通(ツー)」が登場しています。「花畑」や「寿司屋」といった身近なものから、なんと「神社」や「ロケット基地」まで作れてしまうというこのゲームを編集部員5名でプレイしてみました。

街コロ通(ツー) | SHOP - グランディング株式会社
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「街コロ通」のパッケージはこんな感じ。三角形の富士山のような山が描かれており、タイトルロゴの「ロ」の字がダイスのようになっている特徴的なデザインです。


プレイ人数は2~5人、対象年齢は10歳以上で、1回のプレイ時間の目安は45分程度です。


箱の中には、ルールブック、カード、コイン、ダイスが入っていました。


カードは全部で111枚で、画像左から「ランドマーク」「施設」「リファレンスカード」と大きく分けて3種類あります。


「テレビ局」「鉄工場」など大型施設が描かれた「ランドマークカード」は全部で20種類。街コロ通では、このランドマークカード3種類を一番最初に獲得した人が勝利となります。中には「獲得した瞬間ゲームに勝利する」という超強力なカードもありますが、強力な分獲得も難しくなっています。


「コンビニ」「トレードセンター」などが描かれた「施設カード」は、合計20種類・86枚用意されています。裏面には、ゲームを進めるために必要なダイスの絵と数字が描かれています。


リファレンスカードはゲームの手順が印刷されたもので、1人1枚配られます。裏面にはダイスを振った時の期待値と、出た目に対応する施設カードが細かく記されており、これを見て事前に作戦を建てたりすることができます。


街コロ通のゲームプレイの基本は「ダイスを振る」「コインを稼ぐ」「稼いだコインで施設かランドマークを建てる」の3ステップと、非常にシンプル。


まずゲーム前の準備をしていきます。ランドマークと施設のカードの裏面を確認し、同じもの同士でそれぞれ分けていきます。


3種類に分けられるので、それぞれをシャッフルし裏向けにして「山札」として置いておきます。各山札から1枚ずつ表にして山札の右側に並べていき、それぞれの山札から5種類並べ終わるまで続けていきます。このとき同じ名前のカードが出た場合はカード同士重ねて置いておきます。


各プレイヤーに5コインずつ配り、残りは場にまとめて置いて「銀行」になります。コインには「1コイン」「5コイン」「10コイン」の3種類あるのですが、今回は銅貨を5枚ずつ配っておきます。


プレイ順を時計回りになるように決めたら、各プレイヤーは手元の5コインを使って最初の施設を建設します。施設カードにはそれぞれ「建設コスト」が書かれており、建設の際にはコスト分のコインを銀行に支払います。例えば、以下の「コーン畑」は2コインを支払うことで建設できます。


場のカードは、山札ごとに常に5種類ずつの状態をキープします。もし場のカードがなくなったら、対応する山札から補充します。


それぞれのプレイヤーが順番に1軒ずつ建設したら、同じことをあと2周分行います。この最初の3周分の建設で、すべてのコインを使い切ってもOK。逆に、あえて建設をしないことでコインを後にとっておくのもアリです。


全員が行動を終えたらゲームスタートです。スタートプレイヤーから順にダイスを振ります。この時、2個あるダイスのうち2個とも振るか1個だけ振るかは自由に決めてOKです。


ダイスを振ったプレイヤーは、ダイスの出目と同じ数字が書かれた自分の建設カードの効果を得ることができます。例えば、「麦畑」は、ダイスを振って1か2が出れば1コインを獲得できるという効果です。なお、本来はダイスを振った人しかカードの効果は発動しませんが、「誰のターンでも」と書かれている麦畑を持っていれば、たとえ自分が手番ではなくてもダイスで2の目が出るたびにコインをもらえます。


続いてダイスを振ったプレイヤーは建設を行うことができます。手元にコインが1枚もない場合は銀行からコインを1枚獲得することができます。場には建設コスト1のカードが何枚もあるので、序盤でもどんどん建設していくことができます。建設を終えたら次のプレイヤーのターンです。


「建設」することでゲットできる施設カードにはいろいろな種類があり、中にはダイスを振ったプレイヤーからコインを奪い取るものも。「カフェ」を建設したプレイヤーは、カードの効果により「3」の目を出したプレイヤーから「カフェ利用料金」として2コインを徴収していました。


左上に「COMBO」と書かれているカードは、特定のマークのカードを集めることで大量のコインを稼ぐ可能性を秘めています。「食品倉庫」の効果は、「10」か「11」の目が出た場合、自分が建設した左上に「ティーカップ」のマークが書かれているカード1枚ごとに2コイン得られるというもの。今回は1軒しか建てておらず、2コインのみの獲得でしたが、たくさん建てることで効果を存分に発揮します。ただし、「自分のターンのみ」という制限があるため、その強さを見せるタイミングは限られています。


10コインをためたプレイヤーはランドマーク「ITベンチャー」を建設しました。建設コストの欄には3つ数字が並んでいて、建設コストは自分が建設したランドマークの数によって変わってきます。たとえば、「ITベンチャー」を1軒目のランドマークとして建設する場合は10コインですが、2軒目であれば14コイン、3軒目なら22コイン必要。つまり、建設するのが後になればなるほどコストが高くなっていくというわけです。


ランドマークカードにも特有の効果があります。「高級フレンチ」は、建築したタイミングで全員から2コイン徴収することができるというランドマークです。ただし、コインを1枚も持っていないプレイヤーもいたため、獲得できるコインは減ってしまいました。


誰のターンでもサイコロの出た目の合計が7だと3コインをもらえる「コーン畑」を2枚建築していたプレイヤーは、「7」の目が出るたびに3+3の6コインを稼ぐことができます。このプレイヤーは、ゲーム中あまりにも「7」の目を出しすぎたため、周囲から「イカサマでもやってるんじゃないのか!」と不満の声が挙がりました。


ここで役に立つのが、リファレンスカードの裏面に書かれている確率表です。以下の通り、出目の合計が「7」になる確率は36分の6で、ダイスを2個ふる場合は一番出る確率が高いことがわかります。しかし、プレイヤーによってダイスを1個振るか2個振るかの違いがあるため、必ずしも確率が高いとは言えないのが難しいところ。


ダイスを振ってコインを稼ぎ、「カフェ」や「花畑」、「フラワーショップ」などの施設を建てて街をどんどん豊かに、大きく発展させていきます。


ゲーム終盤、全員が3軒のランドマーク建設にリーチをかけたところでまさかの出来事が起こります。一番コインの少なかったプレイヤーが「自分のターンなら、10コイン以上持つプレイヤーからコインを半分もらう」という効果を持ったカードを見事発動、ランドマークを建設しようと大量にコインを稼いでいた全員から、合計27コインも獲得しました。


獲得したコインで3軒目のランドマーク「ロケット基地」を建設して大逆転勝利です。


1試合にかかった時間は40分ほどでした。ルールがとてもシンプルでわかりやすいので、前作をプレイしたことがない人でもプレイしやすくなっています。毎ターン何か行動を行うことができるので、何もできなくなってだれてしまうことがなく、建設するカードによっては十分逆転を狙える可能性もあり、初心者でも楽しめそうなゲーム性です。

街コロ通(ツー)の価格は税込4090円ですが、公式サイトによると現在は販売を停止しており、2021年1月中旬以降に販売が再開されるようです。

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in レビュー,   ゲーム, Posted by log1p_kr

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