ノーブラ女子が新型コロナで急増

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が引き起こした長期にわたるロックダウンによって、ブラジャーを着用しないフランス人女性が増加しています。特に若い女性ほどノーブラで過ごす割合は高く、25歳未満の女性の6人に1人は「普段からブラジャーを着用しない」という生活習慣を継続しています。
Le boom du « No Bra », tendance de fond ou effet de mode ? - IFOP
https://www.ifop.com/publication/le-boom-du-no-bra-tendance-de-fond-ou-effet-de-mode/
• No-bra trend: age of women not wearing bras in confinement in France 2020 | Statista
https://www.statista.com/statistics/1134958/french-women-not-wearing-bras-in-confinement-coronavirus/
Why French women are abandoning their bras - The Local
https://www.thelocal.fr/20200723/why-french-women-are-abandoning-their-bras
Bras off: Lockdown triggers rise in French women going braless
https://www.france24.com/en/20200824-bras-off-lockdown-triggers-rise-in-french-women-going-braless
フランスのマーケットリサーチ企業Institut français d'opinion publique(IFOP)は「ジェンダー・セクシュアリティ・セクシャルヘルス」に関する社会調査を実施。18歳以上のフランス人女性3018人を対象に、ブラジャーの着用習慣などを含むさまざまな「女性の生活習慣」についてアンケート調査を行いました。

直近の生活について「ブラジャーを全く着用していない」「ほとんど着用していない」と回答した女性はロックダウンが実施される以前の2020年3月の調査においては全体の3%でしたが、ロックダウンまっただ中の2020年4月では8%、ロックダウン後の2020年6月では7%でした。この結果から、IFOPは「ノーブラという生活習慣がロックダウンによって定着した」と主張しています。
IFOPの調査によって、ロックダウンによってノーブラを実践するようになったという傾向は、特に若い女性の間で顕著だということも明らかになっています。2020年3月にノーブラで過ごしていると回答した25歳未満の女性は4%でしたが、2020年4月には20%に急増し、2020年6月にはやや落ち着いて18%でした。以下のグラフは、ロックダウン中の2020年4月における、各年齢ごとの「ノーブラで過ごしている」と回答した女性の割合。18~25歳の女性は他の年齢の女性に比べて、ノーブラの割合が飛び抜けて高いことがわかります。

「ノーブラで過ごす動機」について、25歳未満の女性の53%が「快適であるため」と回答しています。フェミニズム関連で、25歳未満の32%が「ノーブラを実践するということは、女性の胸に関する性的認識に反したいという欲望に関連している」と回答しました。
IFOPのディレクターであるJean-Philippe Dubrulle氏は「ロックダウンという特殊な状況が終焉したときこそが、ノーブラを実践するというブームの真の好機だったと考えられます」とコメントしています。
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