ソフトウェア

「Notepad++」が中国でブロック対象に、Stand with Hong Kongエディションが原因か


オープンソースのメモ帳ソフト「Notepad++」が、中国では「違法コンテンツが含まれている可能性がある」としてサイトごとブロックされていることがわかりました。かつてNotepad++は「Free Uyghur」エディションをリリースしたことがありますが、今回のブロックはこれに重ねて、2020年7月に「Stand with Hong Kong」エディションをリリースしたことが原因だとみられています。

Notepad++ v7.8.1 : Free Uyghur | Notepad++
https://notepad-plus-plus.org/news/v781-free-uyghur-edition/

Notepad++ v7.8.9 : Stand with Hong Kong | Notepad++
https://notepad-plus-plus.org/news/v789-stand-with-hong-kong/

Popular Notepad++ text editor banned in China
https://www.bleepingcomputer.com/news/software/popular-notepad-plus-plus-text-editor-banned-in-china/

「Notepad++」は日本からは普通にダウンロード可能。また、「Stand with Hong Kong」エディションといっても、これまでのNotepad++と見た目に差異があるわけではありません。


しかし、Notepad++公式Twitterによると、中国でTencent QQ Browerから公式サイトへアクセスしようとすると「Tencentウェブサイトセキュリティセンターは、このウェブサイトに違法なコンテンツが含まれている可能性があることを警告します」と表示されてブロックされてしまうとのこと。

Notepad++ is banned in China, obviously due to its #FreeUyghur & #StandWithHongKong edition. pic.twitter.com/uDa8kF6vfz

— Notepad++ (@Notepad_plus)


Tencent QQ Browerだけではなく、中国のQihooが開発したChromiumベースの360 Browserでもアクセスをブロックされることが報告されています。

なおニュースサイト・BleepingComputerによると、開発者のDon Ho氏のもとにブロックについて中国政府から通達は来ていないとのこと。Ho氏は「彼らの反応に驚くことはありません。しかし、言論の自由はみんなの基本的な権利なので、私は沈黙しません」と語りました。

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in ソフトウェア, Posted by logc_nt

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