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電気自動車メーカーのテスラがスマートウォッチの開発に関与


アメリカにおける放送通信事業の規制監督を行う連邦通信委員会(FCC)の最新情報によると、電気自動車メーカーのテスラはスマートウォッチの開発に関与しているそうです。

Tesla is involved in the development of a smartwatch, but why? - Electrek
https://electrek.co/2020/08/10/tesla-smartwatch-why/

電気自動車関連メディアのElectrekによると、子ども向けのスマートウォッチを開発してきたウェアラブル企業のXplora Technologiesが、FCCに最新スマートウォッチの申請を行っており、この開発にテスラが関与していることが申請文書に記載されているとのこと。

FCCに提出された申請には、「Xplora Technologiesは、FCC ID『2AVMJX5P』のFCC機器認証申請に関する事項についてのみ、当社に代わりXenzhen BALUN TechnologyのWu Xuewen氏が行動することを承認します。本申請に関連して、Shenzhen BALUN Technologyが行う必要のある行為は、テスラの行為と同じ効力を持ちます」と記されており、Xplora Technologiesの開発する最新端末にテスラが関与していることが明らかになっています。

FCCに提出された申請書は以下の通り。

Authorization Letter 4826845 by Fred Lamert on Scribd



テスラがなぜスマートウォッチの開発に関与しているのかは不明ですが、Xplora TechnologiesはX5 Play eSIMなどの子ども向けスマートウォッチでの通信接続に関してFCCに認可を求める申請を行っているとElectrekは述べています。


Electrekは「テスラが子ども向けスマートウォッチの開発に関わるとは信じがたい」としながら、テスラがXplora Technologiesを買収した可能性を指摘。さらに、従業員や傘下の企業のためにXplora Technologiesを買収した可能性も指摘しながら、「それでもアメリカでの製品販売を目的としたFCC承認を申請するのはおかしい」として、テスラがXplora Technologiesのスマートウォッチプラットフォームを使用した何かしらの新製品を検討している可能性があるとしています。

なお、すでにサードパーティのアプリ開発者がApple Watchアプリを使ってスマートウォッチからテスラの電気自動車をコントロールすることに成功しています。

Tesla Model S P85D Summon from Apple Watch (Remote S - Rego Apps) - YouTube


テスラはモデル3やモデルYでキーフォブの代わりにスマートフォンを使用できるようにしているため、さらなるオプションとしてスマートウォッチを提供しようとしている可能性は「十分にあります」とElectrekは記しています。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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