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イーロン・マスクがテスラの本社を引っ越すとカリフォルニア州を脅迫&新型コロナの影響で工場の閉鎖を求める郡に訴訟を提起


電気自動車メーカー・テスラのイーロン・マスクCEOが、新型コロナウイルスの影響で一時閉鎖が続く工場業務の再開を巡り、郡当局の措置を批判し訴訟を提起。さらに、テスラに対応が改善されなければ本社をカリフォルニア州から移転すると述べ、大きな話題を呼んでいます。

Elon Musk threatens to move Tesla from California, files suit against Alameda County - The Verge
https://www.theverge.com/2020/5/9/21253127/elon-musk-lawsuit-alameda-coronavirus-tesla-fremont-lockdown

カリフォルニア州アラメダ郡の保健当局は、新型コロナウイルスの影響を鑑みて、同地域に不要不急の外出を禁じるシェルター・イン・プレイス命令を発令しました。この命令により、アラメダ郡フリーモントにあるテスラの自動車工場は一時閉鎖に追い込まれることとなります。

工場の一時閉鎖から1カ月半以上の期間が経過した2020年5月8日、テスラはフリーモント工場の一部の業務を再開する計画を発表したのですが、計画を発表してから数時間の内にアラメダ郡の保健当局から「引き続き工場の業務を再開しないように」という警告がテスラに通知されました。保健当局によると、テスラは工場業務を再開する基準を満たしていないとのこと。

この警告を受け、テスラのイーロン・マスクCEOは自身のTwitterアカウント上で「テスラは直ちにアラメダ郡に対して訴訟を提起しています。アラメダ郡の選挙で選ばれたわけではない無知な『暫定保険局員』は、知事や大統領、憲法上の自由といった我々の常識に反した行動を取っています!」とツイートし、アラメダ郡の保健当局の決断を批判しています。


さらに、「率直に言って、これは最後のきっかけとなる一撃でした。テスラは本社と将来のプログラムを直ちにテキサス州もしくはネバダ州に移す予定です。フリーモントの製造拠点を維持する未来があるとすれば、それは『テスラが今後どのように扱われるか?』にかかっているでしょう。テスラはカリフォルニア州に残された最後の自動車メーカーです」とツイートし、テスラの本社をカリフォルニア州から移転させる予定であることも明らかに。


マスクCEOは新型コロナウイルスに対する政策に対して度々批判的な声を上げており、2020年4月29日に行われたテスラの決算報告会では、政府当局による経済活動に対する制限は「ファシズムのようなものであり民主的ではない」と述べています。また、決算報告会の中でマスクCEOは「我々はベイエリアでの生産を再開できない可能性を少し心配しています。そして、これは深刻なリスクとして認識されるべきです」と語り、工場の閉鎖期間が長引くことを危惧していました。

アラメダ郡の広報担当者は、海外メディアのThe Vergeに対して「郡の保険管理局と公衆衛生局は直接連絡を取り合いながら、フリーモントのテスラの工場と緊密に協力しています。これはテスラの工場に出入りする何千人もの従業員の健康と幸福を保護しながら、工場業務を再開することを可能にするための安全計画を実施するための協力的かつ誠実な取り組みです」と語っています。加えて、テスラ側も工場業務の再開に向けたガイダンスと推奨事項に迅速に対応しているとして、「適切な安全計画についてテスラ側と合意に達することを楽しみにしています」と広報担当者は述べています。

アラメダ郡の広報担当者はマスクCEOのツイートに関するコメントは出していませんが、「我々は住民と企業が新型コロナウイルス対策に多大な犠牲を払ってくれたこと、そして一丸となって地域の命を救い、地域の健康を守ることができたことに感謝しています。データと科学に導かれ、可能な限り安全な方法で外出制限を緩和・解除することが我々の皆の責任です」と語り、住民や地元企業の協力に感謝しています。


なお、工場業務を再開できないままであるテスラのフリーモント工場では、モデル3モデルSモデルXモデルYといった電気自動車の組み立てを行っています。工場業務の再開が困難なため、テスラは2020年4月13日の時点でアメリカの従業員の給料を削減し、リモート作業が不可能なほとんどの時間給労働者への給料の支払いをゼロとしました。マスクCEOがツイートしたようにカリフォルニア州から拠点を移した場合、フリーモントの工場で働く1万人の労働者がどうなるかは不明です。

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in メモ, Posted by logu_ii

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