レビュー

SF人狼ゲームの背後に隠された謎を時間がループする宇宙船内で解き明かすNintendo Switch版「グノーシア」プレイレビュー


人間のふりをして1人ずつ人間を襲っていく正体不明の敵が紛れ込んだ宇宙船内で、話し合い、疑いあいながら敵を推理していく「人狼」を題材にしたゲームであるNintendo Switch版「グノーシア」が2020年4月30日(木)から登場しています。生き残るのは人間か、正体不明の敵であるグノーシアか、宇宙船の船員になって、命を賭けた推理ゲームに挑戦してみました。

Nintendo Switch|ダウンロード購入|グノーシア
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グノーシア | 公式PlayStation Store 日本
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0188-PCSG01277_00-GNOSIAORIGINALED

「グノーシア」はSFな世界観で繰り広げられる人狼のようなゲーム。人を襲う生命体、グノーシアを推理する話し合いがどんな感じで行われ、グノーシアを見つけられないとどうなってしまうのかは、以下のムービーを見ると分かります。

宇宙船という密室で繰り広げられるNintendo Switch版SF風人狼ゲーム「グノーシア」で誰がグノーシアか推理する様子はこんな感じ - YouTube


ゲームを起動するとオープニングムービーなどはなく、すぐにスタート画面が表示されます。ゲームを始めるには「はじめから」を選択。


セーブスロットは3つまで作成可能。どれか1つを選択するとゲームが始まります。


まず始めに、プレイヤーの名前、性別、能力値、好きな色を選びます。


性別は男・女・汎から選択可能。選んだ性別によってゲーム中で発生するイベントやキャラクターのセリフが変化します。「汎」という性は、男でも女でもない性別です。


能力値は、カリスマ・直感・ロジック・かわいげ・演技力・ステルスの6種類で、それぞれの意味は後述。最初に5ポイント分、それぞれの能力値を自由に上昇させることができます。


好きな色は主人公のアバターのようなもので、12種類から選べます。


設定が終わったらストーリー開始。船内に人を襲う「グノーシア」と呼ばれる危険生物が現れたとのことで、話し合いが行われるようです。船内にいるのは、記憶喪失の主人公と、真面目そうな汎性、セツ。


おどけた態度でつかみどころのない女性、SQ。


派手な見た目で少々キツい物言いをする汎性、ラキオ。


ちょっと無愛想な女性、ジナ。計5人の船員がいる中で1人、人を襲う危険な生物、グノーシアが存在するというわけ。


グノーシアは嘘をつき、人間の集団に溶け込んで、見つからないように1人ずつ人を襲います。船員たちは話し合いで、グノーシアと思わしき人物をあぶり出します。ラキオは「記憶喪失だと自称する主人公が怪しい」と指摘。


一方でセツは、「グノーシアは記憶喪失なんて見え透いた嘘をつくほどおろかではない」と意見します。


SQは、「やたら主人公の肩を持つセツがグノーシアではないか」と怪しんでいる様子。誰もが互いをグノーシアだと疑い、手がかりがほとんどありません。


話し合いが進み、最終的に多数決で「誰がグノーシアなのか」を決めることになりました。今回は「まっさきに主人公を疑ってきたラキオが怪しい!」ということでラキオに投票しました。


すると満場一致で「ラキオがグノーシアではないか」という結果に。


多数決でグノーシアと判定された人は、有無を言わさずコールドスリープされ、身動きがとれなくなります。


話し合いの後は「空間転移」が行われます。人間は、空間転移中は無意識になってしまい、ベッドで強制的に眠らされます。しかし、普段は人のようなそぶりを見せているグノーシアだけは空間転移中も活動することができるので、人間はなすすべなく襲われてしまうというわけ。


空間転移は1日1回必ず行われ、船内にグノーシアの特定に失敗すると船員が1人ずつ襲われてしまいます。結果、ジナが襲われてしまいました。


舞台は次の日に移り、ジナの死を悼みつつ、再びグノーシアを突き止めるための話し合いが行われます。話し合いは5ラウンドでカウントされ、1ラウンドにつき1回発言することが可能。


プレイヤー自身が発言して、誰かを疑ったり、かばったりできるほか……


他人の発言に便乗して誰かを疑ったり、反論したりできます。「やたら主人公に親切なセツがあやしい!」と見て、今回はSQの意見に賛同。セツがグノーシアであると判断しました。


船員は主人公、セツ、SQの3人しかいないので、主人公とSQに投票されたセツがコールドスリープされることに。


とうとう主人公とSQの2人きりになってしまいました。セツがグノーシアであったなら、もう悲劇が起こることはないのですが……


急に恐ろしい形相になるSQ。凶悪な目つきに、目元のハートマークもなぜかドクロマークに変わっています。そう、SQこそがグノーシアでした。


グノーシアが船員の半分以上になる、またはグノーシアを全てコールドスリープさせると、グノーシアとの戦いは終了します。今回はグノーシアと人間が1対1、つまり半分以上になってしまったので、グノーシア側の勝ちとなりました。


1ゲームは約15分ほど。あっという間に終わったな……と思っていたら、画面には「LOOP 2」の文字が映し出され……


舞台は1日目に戻り、再び船内にいるグノーシアは誰なのかを話し合うことになりました。


時間がループしているということは「SQがグノーシアだ!」ということでSQを疑ってみます。


投票でも満場一致でSQに票が入り、SQがコールドスリープされることに。これで一安心、と思いきや……


直後の空間転移中に、グノーシアによってラキオが襲われてしまいました。つまり、時間がループすると、別の人間がグノーシア化してしまうのです。かわいそうなことに、SQは無実の人間だったのです。


しかも、ループを重ねるごとに新しいキャラクターが登場し、船員がどんどん増えていきます。船員が増えれば船内に潜むグノーシアも増え、ループによっては船員は最大15人、グノーシアは最大6人まで増えることもあります。


「何も手がかりがないのに、どうやってグノーシアを突き止めればいいんだ!」と頭を抱えたくなるところですが、ループを繰り返すごとに、グノーシアを突き止める手がかりとなる要素も追加されていくので問題ありません。例えば「エンジニア」という役職が追加されると、空間転移のたびに1人、人間かグノーシアかをチェックすることができるようになります。


「ドクター」の役職は、コールドスリープされた人をグノーシアかどうか判定することが可能。


空間転移中に1人だけをグノーシアから守ることができる「守護天使」という役職も登場します。


ループによっては、主人公にエンジニアなどの役職が与えられることも。


しかし人間側に有利な要素ばかりではありません。エンジニアやドクターは本来、船内に1人しかいませんが、グノーシアは自身をエンジニアやドクターであると偽装することがあります。


プレイヤー自身がエンジニアやドクターであるなら、「こいつは偽物で、自分が本物だ!」と名乗りでることもできますが……


周囲はどちらが本物か分からないので、「プレイヤーが偽物では?」と疑われてしまう場合もあります。


プレイヤーがエンジニアになれば、空間転移中に船員から1人、グノーシアかどうかを判定できるので……


偽物のエンジニアがグノーシアであると判定することはできます。


しかし、周囲は主人公が本物のエンジニアかどうか分からないので、グノーシア側も堂々とエンジニアのふりを貫いてきます。いくら「SQは偽物で、しかもグノーシアなんだ!」と訴えても、信用されないこともしばしば。それどころか、話し合いで主張しすぎれば「あいつ、うるさいからグノーシアでは?」と疑われ、反対にずっと黙っていると「全然しゃべらないからグノーシアでは?」と周囲に疑われてしまいます。相手を信用させるために、会話を切り出すタイミングは非常に重要です。


さらに、グノーシアの味方をする人間も登場します。「AC主義者」という存在は、人間ですがグノーシアを崇拝しており、話し合いをかき乱し、グノーシアに味方します。また、AC主義者がエンジニアやドクターであると偽ることもあるため、例えば本物、グノーシア、AC主義者がエンジニアを名乗り出て、話し合いの場に3人エンジニアが出現することも。


もし主人公がエンジニアやドクターならば、なんとかして自分の潔白を証明したいところ。そこで重要なのが能力値です。いくつかループを繰り返すと、ループ終了時に得た経験値を使って、任意の能力値を上げられるようになります。各能力値を上げれば、主人公に対する周囲の対応が変わっていきます。


カリスマやロジック、演技力が高いと、船員たちが主人公の意見に同意しやすくなります。例えば主人公がエンジニアで、誰かが偽物のエンジニアやグノーシアであると突き止めた場合、みんなが主人公側を信用しやすくなるというわけ。また、演技力が高ければ嘘を信じ込ませることもできます。


直感が高いと、相手の嘘を見抜くことが可能。


かわいげとステルスが高ければ、グノーシアを判定する投票で票が入りにくくなります。さらに、かわいげが高いと周囲から好かれやすくなり、船員との好感度も上がりやすくなるようです。


好感度が高くなると、相手から協力を申し込まれることもあります。協力体制を組めば相手が話し合いで主人公に賛同しやすくなりますが、相手がグノーシアでないとは限りません。


しかも、好感度を上げれば異性のキャラクターとドキッとするようなイベントが起こることも。なお、汎を選ぶとドキドキイベントは起こらない模様。


また、各能力値が一定の値に達すれば、話し合い中にとれる行動が増え、より有利に話し合いを進めることができるようになります。


能力値以外にも、グノーシアを推理するために、過去の記録や各キャラクターにまつわるデータを参照することができます。


例えば航海日誌では、過去の話し合いを振り返ることが可能。誰が誰を疑っていたか、グノーシアと判明した人間が誰をかばい、誰と敵対していたかを確認できるので、グノーシアを特定する大きな判断材料となります。


乗員データでは各船員の性格や、話し合いでの動向を知ることができます。能力値は主人公だけでなく、船員ごとにも設定されています。


例えばラキオは、ロジックが高く論理的思考に優れており、判断材料がそろえば相手の役職などを断定することが可能。


コメットは直感が高く相手の嘘を見抜きやすいという特徴があります。


話し合いの後には船内探索ができるので、能力値の高い船員の部屋を訪れて好感度を上げておき、味方を増やして話し合いを有利にすることもできます。


また、船内探索中に赤い「!」マークが出ている部屋では特別なイベントが発生します。「体が勝手に……」と女性がいるのを分かったうえでシャワールームを訪れれば、何かいいものが見られるかもしれません。


グノーシアに襲われ人間が全滅しようと、グノーシアを全員コールドスリープして人間側が生き残ろうと、なぜか時間は1日目に戻り、ループが繰り返されてしまいます。繰り返す時間の中で、なぜ時間がループしているのか、グノーシアとは一体何なのかという謎が少しずつ明らかになっていきます。

1ループごとにグノーシアを突き止めていく推理パートはもちろん、能力値を磨いて船員の心を掌握する力を身につけ、ストーリーの根幹にある大きな謎に挑んでいく、先の見えないスリルにわくわくさせられるゲームになっていました。


「グノーシア」はNintendo SwitchおよびPlayStation Vitaでプレイ可能。Nintendo Switch版は税込2750円、PlayStation Vita版は税込2526円でダウンロード購入できます。

Nintendo Switch|ダウンロード購入|グノーシア
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000027791

グノーシア | 公式PlayStation Store 日本
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0188-PCSG01277_00-GNOSIAORIGINALED

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in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by log1m_mn

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