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Amazonがレジなし決済システム「Just Walk Out」の採用店舗を2024年中に倍増させる方針を発表


Amazonはレジ不要の実店舗システム「Just Walk Out」を開発しており、Just Walk OutはAmazonの自社店舗以外に数多くのサードパーティー事業者の店舗で採用されています。新たに、AmazonがJust Walk Out の導入店舗を2024年中に倍増させる方針を発表しました。

An update on Amazon's plans for Just Walk Out and checkout-free technology
https://www.aboutamazon.com/news/retail/amazon-just-walk-out-dash-cart-grocery-shopping-checkout-stores

Amazonは2017年に食料品や雑貨を販売する実店舗「Amazon Go」をオープンしました。Amazon Goにはレジが設置されておらず、出入口に設定されたゲートにスマートフォンをかざすだけで決済を完了できることを大きな特徴としていました。Amazon Goに実際に入店して買い物するまでの流れは以下の記事で確認できます。

レジなしコンビニ「Amazon Go」で「レジ・フリー」の新しいショッピング体験をしてみました - GIGAZINE


AmazonはAmazon Goのレジなし決済システムを「Just Walk Out」と名付け、2020年3月からサードパーティー事業者への提供を開始しました。また、従来のJust Walk Outでは専用のカメラやセンサーを配備する必要がありましたが、2023年9月にはカメラやセンサーの導入不要のRFIDを用いたシステムも発表。これにより、衣料品店など幅広い分野の店舗にJust Walk Outを導入できるようになりました。

Amazonによると、Just Walk Outはアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダの140軒以上の店舗で利用されており、合計1800万点以上の品物がJust Walk Outを用いて販売されたとのこと。Amazonは2024年中にJust Walk Outの導入店舗を倍増させる方針を示しています。


Amazonは、手のひらをかざすだけで本人認証したり決済したりできる手のひら認識システム「Amazon One」も提供しています。Amazonによると、Amazon OneはAmazon直営ストアや500軒以上のホールフーズ・マーケットで利用されているほか、スタジアムや空港、ジム、コンビニエンスストアなどを含む150軒以上のサードパーティー店舗で利用されているとのこと。すでにAmazon Oneの総使用回数は800万回を超えており、Amazon直営ストアやホールフーズ・マーケットでは80%以上のユーザーがAmazon Oneを2回以上利用しています。

なお、Amazon Oneの利用登録には専用の端末が必要でしたが、Amazonは2024年3月からスマートフォンでもAmazon Oneの利用登録を可能にしています。

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in メモ, Posted by log1o_hf

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