生き物

ガラス窓にぶつかって死ぬ鳥に心を痛めた大学院生が鳥と窓の衝突を防ぐ「ゼンカーテン」を設置

By Thiago Matos

鳥が透明な窓を認識できずに衝突し、死に至ることを憂慮したオーストラリアのクイーンズランド大学の大学院生が、鳥がガラス窓に衝突することを防ぐ「ゼンカーテン」を設置しました。このゼンカーテンは「効果がある」とのことです。

'Zen curtain' saves birds from hitting glass windows at University of Queensland - ABC News (Australian Broadcasting Corporation)
https://www.abc.net.au/news/2019-10-28/the-curtain-saving-birds-from-hitting-glass-windows/11638774

クイーンズランド大学の脳科学研究所に通っていた大学院生のアダム・ハインズさんは、研究所の入り口に毎日鳥の死体があることを発見します。不思議に思ったハインズさんが調べたところ、毎日4、5匹の鳥が脳科学研究所の窓にぶつかっていることが判明。以下がクイーンズランド大学脳科学研究所の外観です。1階部分から5階部までつながった大きな窓が側面に備え付けられています。


ハインズさんによると、ガラス窓と衝突して生き残る鳥もいれば、死ぬ鳥もいたとのこと。ハインズさんのTwitterの投稿によると、週末には多数の鳥の死骸が路上に転がっていたそうです。


ハインズさんは鳥の亡きがらは地面に埋めて供養し、生き残った鳥は獣医に連れて行って保護するという活動を続けていましたが、根本的な対策を講じることにしました。鳥がガラス窓に衝突してしまう原因は、アメリカ合衆国鳥類保護協会(ABC)によると「鳥は透明なガラス窓が『そこにある』と認識できない」こと。そのため、ABCはガラス窓にドット柄やロープ柄などの模様をあしらって、「鳥にガラス窓がそこに存在することを認識させる」ことを推奨しています。


ただし、鳥に「隙間を通り抜けられる」と思わせないよう、その模様には縦2インチ(約5cm)×横4インチ(約10cm)以上の隙間を空けないことが推奨されています。


このアイデアを元にハインズさんが脳科学研究所の窓に設置したのが「ゼンカーテン」です。ゼンカーテンはパラコードのような丈夫なひもを、一定の間隔を開けて縦につり下げたもの。クイーンズランド大学で設置されたゼンカーテンの実物が以下。


ゼンカーテンの設置後、ハインズさんは施設管理人から「鳥がUターンしてガラスとの衝突を避けるのを見た」という報告を受け取ったとのこと。ハインズさんは「ゼンカーテンは効果がありました」とコメントしています。

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in 生き物, Posted by log1k_iy

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