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Windows 7の延長サポート終了後もセキュリティ更新が受けられるプログラムをMicrosoftが発表

by Sandy McCallum

Windows 7は2020年1月に延長サポートが終了することが決定しています。サポートが終了すればバグの修正やセキュリティパッチの配布がなくなるわけですが、Microsoftはソフトウェア アシュアランスを利用するあらゆる企業向けにWindows 7 SP1用の拡張セキュリティ更新プログラムを2023年まで提供することを発表しました。

Announcing Paid Windows 7 Extended Security Updates - Microsoft 365 for Partners
https://www.microsoft.com/microsoft-365/partners/news/article/announcing-paid-windows-7-extended-security-updates

Microsoft announces yet another Windows 7 support extension (for SMBs) - gHacks Tech News
https://www.ghacks.net/2019/10/02/microsoft-announces-yet-another-windows-7-support-extension-for-smbs/

2019年になっても3分の1の企業がWindows XPを使い続けているように、すべてのWindowsユーザーが最新バージョンのWindows 10を利用しているわけではありません。調査会社のNetMarketShareによると、2019年9月時点でのWindowsのバージョンごとのシェアは、Windows 10が最も多いものの、Windows 7はいまだに28%以上を占めているそうです。

そんないまだに多くのユーザーが利用するWindows 7向けに、Microsoftは最大3年間のサポート期間延長が可能になる企業向けサービスを2018年9月に発表していました。このサービスの価格はユーザーごとに50ドル(約5400円)から利用可能ではあるものの、1年ごとに価格が2倍に膨れ上がるため、サポート3年目には端末ごとに200ドル(約2万1000円)を支払う必要があります。また、サポートを受けられるのはWindows 7 ProfessionalおよびWindows 7 Enterpriseを利用するユーザーのみでした。

2020年アメリカ合衆国大統領選挙で使用されるPC以外は、2020年1月以降に延長サポートを受ける場合、このプログラムを利用する必要がありました。しかし、これとは別のあらゆる規模の企業が利用可能となる拡張セキュリティ更新プログラムを、Microsoftが発表しました。拡張セキュリティ更新プログラムは、2023年までソフトウェア アシュアランスを利用する企業向けに提供される予定で、価格はWindows 7 ProfessionalおよびWindows 7 Enterpriseユーザー向けに提供されていたプログラムから据え置きです。


拡張セキュリティ更新プログラムはユーザーごとではなく端末ごとに販売されます。販売価格は利用している製品により異なります。1年目・2年目・3年目の価格は以下の表の通りで、単位はドルです。


企業は2019年12月1日からWindows 7 ProfessionalまたはWindows 7 Enterprise用のクラウドソリューションプロバイダープログラムを通じて拡張セキュリティ更新プログラムの購入が可能になるとのこと。

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in ソフトウェア,   セキュリティ, Posted by logu_ii

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