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Googleがスマホ向けに「交通事故発生時に自動で緊急通報する機能」を開発中

by Pixel-mixer

Apple Watchには転倒検出機能が備えられており、交通事故などに巻き込まれた人が命を救われる事例がいくつか報告されています。これに続く形で、Googleが緊急通報機能を搭載したアプリ「Persinal Safety」を開発していることがわかりました。このアプリはGoogle製スマートフォン「Pixel」シリーズ向けとみられています。

Google Pixel 4 likely getting car crash detection with Personal Safety app
https://www.xda-developers.com/google-pixel-car-crash-detection/

Google’s Personal Safety app detects car accidents and automatically calls 911 - The Verge
https://www.theverge.com/2019/10/1/20892875/google-pixel-personal-safety-app-car-crash-detection

Androidの最新情報を扱うXDA-DevelopersのMishaal Rahman編集長によると、自身の持つPixel 2 XLで緊急情報アプリが「Personal Safety」に更新されたとのこと。更新はGoogleの意図した動作ではなく、Rahman氏がPixel 2 XLをかなりカスタムしていたために偶発的に起きたものとみられます。

Google Playストアの説明によると、Personal SafetyはPixel向けのアプリであり、スマートフォンが交通事故に遭ったことを検出した場合、自動で緊急通報用の電話番号に連絡してくれるそうです。


交通事故の検出には加速度計やマイク、位置データなどが利用されるとのことで、衝突が検出されると振動と最大音量の警告音で通知し、ユーザーが本当に助けを必要としているのかどうか尋ねると説明されています。ユーザーはタップや音声指示でアプリを止めたり、緊急通報用電話番号へ電話したりすることができるほか、応答がない場合も緊急通報用電話番号に位置情報付きで通報する模様。


また、「通報する必要はない」と答えた場合、Personal Safetyは安全の再確認と今後の改善に役立てる目的で、「衝突はなかった」「小規模な衝突だった」「やっぱり通報する」という3つの項目を表示して、ユーザーから情報を収集するとのこと。


さらに緊急通報用番号だけではなく、特定の連絡先にも交通事故発生時の連絡を入れることができるオプションも用意されているようです。


ニュースサイトのThe Vergeのクリス・ウェルチ氏は、「Personal Safety」はアメリカ国内でのみ利用できる機能としてスタートするとみているほか、まずは新たに発売される端末である「Pixel 4」の新機能として登場する可能性が高いと予想しています。

ウェルチ氏によれば、2018年のアメリカでの交通事故死者数は約4万人だとのこと。この機能で亡くなる人を減らせるなら大歓迎だとウェルチ氏は記しています。


「Pixel 4」は2019年10月15日(火)開催のイベントで発表される見込みです。

Googleが「Pixel 4」などの新作端末を発表するイベントの開催日が決定 - GIGAZINE

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in モバイル,   ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by log1h_ik

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