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150万回以上再生された「ひとりぼっちでもオセロの対戦相手になってくれるロボットアーム」がすごい


リバーシを元にツクダオリジナルが開発した世界的人気ボードゲームのオセロは、人間が2人いないと基本的にプレイすることはできません。しかし、そんなオセロを1人でも遊べるロボットアームをrnmTさんが開発し、実際に動かすムービーをTwitterで公開しました。記事作成時点でムービーは150万回以上再生され、2万3000件以上のいいねと7万4000件以上のリツイートを集めて話題となっています。

rnmTさんが開発したロボットアームとオセロを遊ぶ様子は、以下のムービーを見ると一発でわかります。

ぼっちでもオセロできるようになった pic.twitter.com/ObQxgevg92

— rnmT (@rnmT0)


これがrnmTさんが開発した、オセロの対戦相手となってくれるロボットアーム。接続されたノートPCには、オセロの盤面が表示されています。盤面は0~7の範囲のX・Y座標に変換されている模様。


盤面に何も並んでいない状態で、盤面の隅にあるボタンを押すと……


ロボットアームが、白駒2つ・黒駒2つを互いに置く初期配置を準備してくれました。


rnmTさん側が先攻の黒、ロボットアーム側が後攻の白でゲーム開始。先攻のrnmTさんが黒駒を置き、ひっくり返してからボタンを押すと……


ノートPC上に、黒駒を置いた場所のスキャンを伝えるログが流れます。


ロボットアームが白駒を取り出し……


配置する座標がノートPC上に表示され、ロボットアームがその通りに白駒を置きます。


挟まれた黒駒は、本来であればひっくり返して白駒になります。ノートPC上に「flip black」とひっくり返すコマンドが表示され、ロボットアームは黒駒を回収。


ロボットアームは回収した黒駒を手元に戻すと……


白駒を取り出して、黒駒のあった位置に配置しました。駒をひっくり返すのではなく、駒を入れ替えることで色を変えているというわけです。


rnmTさんによると、ロボットアームは盤面すべてをスキャンしているのではなく、ルール的に人間側が置ける場所だけをスキャンしているとのこと。また、駒の有無はアーム先端にあるフォトリフレクター(反射型光センサー)で読み取っているそうです。

ルール的にユーザーが置ける場所を洗い出して、そこを1箇所ずつ確認しています(コマがあるかの認識はアームの先端に付けたフォトリフレクタで行う)

— rnmT (@rnmT0)


また、アームはArduinoで制御していて、プログラムはPythonで書かれているとのこと。ノートPCとArduinoは、pySerialというパッケージによってシリアル通信を行っているとのことでした。

アームはArduinoで制御していて、Pythonで書いたプログラムがゲーム進行をやっています。ArduinoとPCはPySerialで通信をしています。

— rnmT (@rnmT0)

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in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画,   ゲーム, Posted by log1i_yk

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