取材

ショベルカー操作体験や仮想農業、ボルダリングもできる新「ヤンマーミュージアム」内部はこんな感じ


世界最小の空冷ディーゼルエンジンを開発したヤンマーは農機や建機のほか、「ヤン坊マー坊天気予報」でも有名です。そんなヤンマーが2013年に設立した「ヤンマーミュージアム」が、農業や漁業を仮想体験したり、プレジャーボートや建設機械の体験シミュレーターを楽しめるチャレンジミュージアムにリニューアルしました。ヤン坊・マー坊のデザインも新しくなったとのことなので、ミュージアムで何ができるのか、新しいヤン坊・マー坊はどんな姿なのか、じっくり確かめてきました。

ヤンマーミュージアム
https://www.yanmar.com/jp/museum/

ヤンマーミュージアムの行き方は外観は以下の記事から読むことができます。

ヤンマーのエンジンや建設機械を遊んで体験できるリニューアルした「ヤンマーミュージアム」に一足先に行ってきた - GIGAZINE


ヤンマーミュージアムに入ってすぐ、受付の横に入口を発見。


入口の横には入場時に受け取った「ヤンマーカード」の使い方が説明されていました。このカードを使うと、チャレンジエリア内でアトラクションやゲームをこなした時にポイントをためていくことが可能。たまったポイントによってランクが変化し、ランクによってショップやレストランの料金が割引されるようになります。


さっそくチャレンジエリアに入ります。


まず最初にチャレンジシアターで映像を見るのですが、ここに新しくなったヤン坊・マー坊が登場。レトロな2Dアニメから一新し、3DCGな姿になっていました。


リニューアル前は、このシアターでディーゼルエンジンの映像コンテンツが再生されるようになっており、まるでエンジンの中に入ったような体験ができるようになっていましたが、リニューアル後は創業者の山岡孫吉の人生とチャレンジ精神を描いたアニメが上映されます。


ヤンマーミュージアムはリニューアルに際し何を一番伝えたいか?と考えたところ、「山岡孫吉のチャレンジのDNA」と「ヤンマーの歴史と未来」という結論に至ったとのこと。田舎から単身大阪に出て、数々の失敗を重ねながらも小型ディーゼルエンジンを作り出した山岡孫吉の物語が終わると……


シアターが左右に開き……


チャレンジエリアが現れます。リニューアルによってアスレチックやボルダリングが新設され、ゲームの要素もふんだんに使われているので、より子どもが楽しめる形になっています。


実際にチャレンジエリアを歩き回っているムービーは以下から確認可能です。

「ヤンマーミュージアム」のチャレンジエリアを歩き回ってみた - YouTube


チャレンジエリア入口にはこんな感じで3つのパネルが立っています。


まずはここでヤンマーカードを登録。カードについているQRコードをカメラにかざし、ニックネームを登録すれば、すべてのチャレンジにおいて自分の成果がランキングされるようになります。


チャレンジの成果はエリアのド真ん中に掲げられている、このディスプレイにでかでかと表示されます。


まずは、クルーザーの隣にずらっと並ぶ「ウェイクサーフィンボートレース」にチャレンジしてみます。これはプレジャーボートの操縦を体験できるというもの。


ゲーム台の上にカードのQRコードの面をのせると、自分のニックネームが読み込まれます。


ゲームは隣にあるクルーザーと連動するわけではありませんが、レースゲームのような感じで、ハンドルを動かすとイスが揺れたり前から風が吹いてきたりと船に乗っている時のような臨場感が感じられました。ゲームをクリアすると、そのポイントが直接カードへとたまります。チャレンジエリア内のゲームは全てこんな感じでカードを使ってポイントを貯める形となっています。


ウェイクサーフィンボートレースをプレイしている様子は以下から確認できます。

ヤンマーミュージアムの「ウェイクサーフィンボートレース」 - YouTube


なお、クルーザーに乗ることはできませんが、中はこんな感じでした。


チャレンジエリアでひときわ存在感を放っているのは、この「サステナブルエナジークライミング」というボルダリングのスペース。これは小学生以上が体験可能。


こんな感じで、カラフルな突起が壁について、突起の色によってコースの難易度が変わります。


赤枠の中にある光るボタンを押せばゴール。このボタンを押すと街に光を灯すことが可能です。


また、このボルダリングの構築物の中にはショベルカーの操作体験が可能な「パワーショベル・チャレンジ」があります。


中はこんな感じ。ここにもショベルカーの隣にヤンマーカードをかざす場所があります。


実際にパワーショベルの体験をしている様子がこんな感じ。


地面の穴にはカラフルなボールが敷き詰められており、このボールを移していくわけです。


ムービーは以下から確認できます。

ヤンマーミュージアム「パワーショベル・チャレンジ」はこんな感じ - YouTube


さらに奥に進むと、ヤンマーのホイルトラクターの横にもゲームを発見。


これは農業体験ができるゲーム「たがやせフィールド」。リズムゲームの要領で、画面にあわせて地面をたたいていくゲームです。


たがやせフィールドをプレイしている様子は以下から。

ヤンマーミュージアム「たがやせフィールド」をプレイしている様子 - YouTube


次は、全身を使ってエンジンを動かす「リズムエンジン」は、Kinectのようにジェスチャーで操作するタイプのゲーム。


実際にプレイしてみたところ、かなり大きく手を動かしたり膝を曲げたりする必要があり、運動不足の大人がやると息切れ必至。最初の方はゆっくりなのですが、どんどん速度があがっていくので、なかなかの運動量でした。体の小さな子どもの方がらくらくできそうなイメージです。


ゲームをプレイしている様子は以下から確認できます。

ヤンマーミュージアムの「リズムエンジン」 - YouTube


水族館のような以下は、「サスティナブルな漁業体験」ができるという「マイフィッシュ・マイオーシャン」。養殖の漁業を体験できるゲームです。


いすの前にはタッチパネルの操作画面とマイクが置かれており、声で魚を呼び寄せたり、タッチパネルを使って網で魚を引き揚げたりします。


チャレンジエリアにはこんな感じの機械もずらっと並んでいました。


画面の下にはハンドルつき。


これはお米がどのようにして精米されていくのかというプロセスを学んで、実際にハンドルを回しまくって精米の仮想体験をするというもの。


必死にハンドルを回すとお茶わん38杯分のお米を精米できました。


また、パワーが有り余った子どもが楽しめそうな「キッズエナジーアスレチック」も。これは未就学児と就学時で2つのコースがあります。


アスレチックの中はこんな感じ。


これも子どもには人気のコーナーでした。


さらに奥に進んでいくと、「フットボールチャレンジ」というサッカーゲームのコーナーを発見。


ヤンマーは大阪・堺市をホームタウンとするプロサッカークラブ「セレッソ大阪」のメインスポンサーであり、旧ミュージアムにもユニフォームの展示などがありました。


リニューアル後は実際にボールを使ってサッカーゲームができるようになっています。


リニューアル前は油圧ショベルやブルドーザーといった重機や農機、エンジンなどが所狭しと置かれ、エンジンの細かい技術の解説コーナーなどもあったエリアですが、リニューアルによって、直感的に楽しめる「体験」にフォーカスを宛てるようになった印象です。さらに展示は2階へと続いていたので、階段を上ってみました。


・つづき
選び抜いたお米を当日精米して炊き上げる「おむすび」と地産地消の素材にこだわったヤンマーの食堂「Premium Marche BIWAKO」試食レポート - GIGAZINE

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ヤンマーのエンジンや建設機械を遊んで体験できるリニューアルした「ヤンマーミュージアム」に一足先に行ってきた - GIGAZINE

トラクターや建機、ボートに屋上のメダカなど多くの体験ができる「ヤンマーミュージアム」に行ってきました - GIGAZINE

ヤンマーが社員食堂を一般開放、食材にこだわり抜いたメニューはどんなものなのか?実際に食べてきました - GIGAZINE

豚肉禁止のみにあらず、食器の使い分けや調理時間帯まで徹底した「ムスリムフレンドリー」な社員食堂がヤンマー本社で始まったので行ってみました - GIGAZINE

高い自動化率で多品種のエンジンを一気に製造するヤンマーのマザー工場「びわ工場」の中を見てきました - GIGAZINE

価格2650万円の最新鋭フィッシングクルーザー「ヤンマーEX34」正式発表前に一足先に乗ってきました - GIGAZINE

in 取材,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.