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圧倒的な映像美で感情を揺さぶる映画「A HIDDEN LIFE」予告編公開、ナチスに逆らい処刑された実話が基の物語


第二次世界大戦でナチスの徴兵に逆らって投獄された聖フランツ・ヤゲルシタッターの実話を元に描いた映画「A HIDDEN LIFE」の予告編が公開されました。2011年の映画「ツリー・オブ・ライフ」でカンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールに輝いたテレンス・マリック監督作品で、「万人受けではないが素晴らしい」と予告編公開時点で話題となっています。

A HIDDEN LIFE | Official Trailer [HD] | FOX Searchlight - YouTube


雄大な自然の中で……


つつましく暮らす人々の姿。


「私たちが出会った日のことを覚えてる?」と、フランツ・ヤゲルシタッターの妻のフランチェスカの声で語られます。


「私は覚えているよ。お気に入りのドレスを着てた」


「あなたは私を見つめて……」


「私はわかったの」


「人生がどんなにシンプルなのかを」


時代は第二次世界大戦


「私たちの国はどうしてしまったのでしょうか。無実の人々を殺している」とヤゲルシタッター(演:アウグスト・ディール)


「他国を襲撃し、弱きを獲物にしている」


「もし我々の指導者が邪悪であったら、神はどのようにお考えでしょうか」


「あなたは母国にために行動すべきです」


平穏な生活が……


徐々に狂気に侵されていきます。


「お前は自分の人種や母国を否定できない」


そしてヒトラーに忠誠を誓えず、徴兵を断ったヤゲルシッターは投獄。


手錠をされ……


牢屋の中に。


牧歌的な村にも兵士たちが。


ただひたすらに祈ります。


「神が私たちに自由意志を与えたのならば、私たちは自分たちの行いに、失敗に対して責任を持たねばならない」


愛する家族たちと離れ……


拷問を受けるヤゲルシタッター。


「過ちとわかっていることに従うことはできない」


「邪悪に立ち向かわなければならない」


そして再び妻フランチェスカの「あなたが何をしても、私は常にそばにいるから」という言葉でムービーは締めくくられます。


なお、マリック監督の作品は絵画のような映像の美しさで知られており、ワンカットで圧倒的に感情をゆさぶることが以下のムービーでもわかります。

A Hidden Life new clip official from Cannes - YouTube


「ついてこれない人はガンガン置いてく」タイプの作品とされつつもマリック監督の「ツリー・オブ・ライフ」は高い評価を受けており、「21世紀の偉大な映画100本」にも選ばれました。以下からAmazonレビューを読むことができます。


『シン・レッド・ライン』の監督の作品。

初見、映画が始まってまず最初に思ったことは、
この映画は物語を語るような形式の当たり前の映画ではなく、ひとまず映像ありきの作品なんだな、ということでした。
目まぐるしく動くカメラと、それの映し出す美しくかつ日常的な生活の風景の数々、
そして映像の進行に挿入されるように始まる登場人物たちの独白。
wikipediaに「宗教映画」とあったのはこれのことかと思い、すぐに気持ちを切り替えて、
どういう風にそういう「宗教映画」的な映像を見せてくれるのだろうと思って画面に集中していきました。
すると映画は突然何の前触れもなく、しかしごく自然に、
地球や宇宙といった自然の美しい映像をナショナルジオグラフィックみたいに映し始め、
ありえない深さから映像を家族ドラマへと繋げて行きます。

正直ここのくだりを受け入れられるかどうかがこの映画の全てなのだと思いますが、
僕はこの展開の思い切りの良さに打ちのめされて、開始1時間頃にはボロ泣き状態でした。

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in 動画,   映画, Posted by logq_fa

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