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Googleが「中国向けの検閲機能付き検索エンジン」開発プロジェクトの中止を明言

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2019年7月16日に開かれたアメリカ上院司法委員会の公聴会で、Googleの公共政策担当ヴァイス・プレジデントであるカラン・バティア氏は、中国向けの検閲機能付き検索エンジンを開発する「Dragonflyプロジェクト」を打ち切ったと証言しました。Googleの幹部が公の場でDragonflyプロジェクトの中止に言及したのは初めてのことです。

Meeting | Hearings | United States Senate Committee on the Judiciary
https://www.judiciary.senate.gov/meetings/google-and-censorship-though-search-engines


A Google VP Told The US Senate The Company Has “Terminated” The Chinese Search App Dragonfly
https://www.buzzfeednews.com/article/daveyalba/google-project-dragonfly-terminated-senate-hearing


Googleはかねてより、インターネット検閲の厳しい中国向けに、検閲機能を搭載した検索エンジンを開発するDragonflyプロジェクトを推進していると報じられていました。しかし、DragonflyプロジェクトはGoogleの社員や世界中の人権団体など、社内外を問わず大きなバッシングを受けることに。2018年12月には「Dragonflyプロジェクトは中止の方向へ動いている」と報じられましたが、Google幹部はDragonflyプロジェクトの立ち上げを諦めてはおらず、プロジェクトも水面下で進行している状態だったとも伝えられていました。

Googleが猛反発を受けて中止したはずの「中国向け検閲付き検索サービス」の開発が続いている - GIGAZINE


2019年7月14日にアメリカで開催された保守系ナショナリストの集まるイベントで、PayPalの創業者で投資家のピーター・ティール氏は「Googleには中国のスパイが潜入している」「Googleがなぜアメリカ軍ではなく中国軍に協力しようとしたのか、FBIやCIAは問い詰めるべきだ」と主張。以下のムービーは実際にティール氏が講演を行っている様子。

Peter Thiel at National Conservatism Conference: The Star Trek Computer Is Not Enough - YouTube


このティール氏の発言を受けて、トランプ大統領は「ティール氏はこの問題について誰よりも詳しい、偉大で素晴らしい男だ!トランプ政権はこの問題に取りかかる!」とツイートしました。なお、Googleはこの流れを受けて、「私たちの中には中国のスパイはいません。また、中国軍と協力したことは一度もありません」という声明を各メディアに発表しています。


2019年7月16日に上院司法委員会は「Google and Censorship through Search Engines」をテーマとした公聴会を開催し、Googleと中国の関係について調査を行いました。その中でバティア氏は「Googleには中国のスパイなどいません」「中国ではほとんど事業を展開していません」と証言。さらに「検閲機能付き検索エンジンの開発は既に中止されています」と語りました。Googleの上級幹部が公の場でDragonflyプロジェクトの中止を明言したのはこれが初めてのこと。バティア氏は公聴会で、「Googleが中国向けに再び検索サービスを立ち上げる予定はなく、プロジェクトにも取り組んではいません。既にチームメンバーは新しいプロジェクトに移行しました」と述べました。


また、ピチャイCEOが、マーク・ウォーナー上院議員に対して「Googleは中国と結んでいた提携の一部を終了した」と語ったことをBloombergが報じています。

Google ‘Backing Out’ of China Partnerships, Senator Warner Says - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-07-16/google-backing-out-of-china-partnerships-senator-warner-says


ウォーナー上院議員は「ティール氏とトランプ大統領の主張はややオーバーだ」と述べています。Bloombergはウォーナー上院議員の語った内容についてGoogleにコメントを求めましたが、広報担当者はコメントを控えました。

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in ソフトウェア,   ネットサービス,   動画, Posted by log1i_yk

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