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YouTubeの有害だが「グレーゾーン」のコンテンツをどう排除するのか?についてGoogle CEOが回答

by Hello I'm Nik

YouTubeは2019年に入って、「有害だがポリシー違反ではない」というグレーゾーンのコンテンツを排除すべく、一部の層の優位性を宣伝するようなムービーを禁止するといった施策を行ってきました。YouTubeの施策については批判も噴出していますが、Googleのサンダー・ピチャイCEOはどのようなビジョンを持っているのか、インタビューで明かされています。

Exclusive interview: Google CEO Sundar Pichai defends YouTube practices - Axios
https://www.axios.com/interview-google-ceo-sundar-pichai-youtube-8b2d17fe-1db6-4492-a8b0-af1b5e08697a.html

YouTubeにはヘイトや差別を助長するコンテンツがあふれていますが、明確にコンテンツのポリシー違反ではないためムービーやアカウントが削除されない……という点がかねてから問題視されていました。この問題に対処するため、2019年に入ってからYouTubeは「未成年者だけでのライブ配信を禁止する」「一部の層の優位性を宣伝するようなムービーを禁止する」といったコミュニティガイドラインの改訂を行っています。

ただし、アメリカでは保守派が「YouTubeやGoogle、Facebookなどについて情報を操作し、いいニュースを隠している」という主張を行っており、YouTubeの施策は右翼のパニックを生み出すとともに、保守派にとって新たな怒りの種となる可能性があります。YouTubeの施策については賛否両論があるわけですが、YouTubeを所有するGoogleのサンダー・ピチャイCEOは事態をどのように見ているのか、インタビュームービーの中で明らかになっています。

Exclusive interview: Google CEO Sundar Pichai defends YouTube practices - YouTube


インタビュアーのIna Friedさんは、まず「他人を傷つけるようなムービーがYouTubeにアップロードされ、それが何十万回も再生されているのを見た時に何を思うか?」と質問。


これに対しピチャイCEOは「私たちの誰も有害なコンテンツを望んでいません」と前置きしてから、「昨年の第4四半期、私たちは900万ものムービーをプラットフォームから取り除きました」と回答。Googleはコンテンツを「質」で評価して検索結果に載せていますが、YouTubeでも同様のアプローチを取り、質のいいコンテンツを「よい」と評価することで、「ポリシーを侵害しているわけではないが有害なグレーゾーンのコンテンツ」を避けるという方法を導入しているとのこと。

グレーゾーンのコンテンツにまつわる問題は「コンピューター科学の問題」でありながらも「社会的問題」でもあるため、「そもそもヘイトスピーチとは何か?」という優れたフレームワークの必要性をピチャイCEOは説きました。


「あなたは『これまでの進歩』について語っていますよね。でも私たちは毎週、最悪なことを目にします。私が聞きたいのは『YouTubeが今正しくあるために、あなたがYouTubeにどのような評価を与えるのか』ということなんです」とFriedさん。


「今私たちはなりたい姿になっているわけではありません。でも、私はこの問題が本当に難しいものだと見ています。YouTubeはインターネット全体に影響する規模を持っており、我々は多くの点で進歩してきました」


「今私たちが行っているのは、ソースに権威を与えること、そして議論はありますが、ムービーのファクトチェックを行うことです。うまく行かなかったケースもありますが、私たちはYouTubeを向上させようと真剣に取り組んでいます」とピチャイCEOは語りました。

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in ネットサービス,   動画, Posted by logq_fa

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