取材

わずか3秒で0-100km/h加速が可能というテスラ「モデルS」「モデルX」試乗レポート、その驚異的な加速ぶりを体験してきました


テスラが発売する自動運転対応の電気自動車(EV)「モデルS」と「モデルX」は、走行システムがすべて電子制御されています。また、走行モードを切り替えることで、モデルSは時速100キロまでわずか2.6秒で加速することができるとのこと。そんなモデルSとモデルXの急加速とスラロームを体験できる特別試乗会が2019年6月9日に開催されたので、実際にモデルS・モデルXのハンドルを握って運転し、その加速ぶりを味わってきました。

Tesla Ludicrous Campaign | テスラジャパン
https://www.tesla.com/jp/campaign/ludicrous

Model S | テスラジャパン
https://www.tesla.com/jp/models

Model X | テスラジャパン
https://www.tesla.com/jp/modelx

まずはセダンタイプのモデルSに試乗。


モデルSのキーはこんな感じ。車体のようなデザインで、テスラのロゴマークもあしらわれています。


シフトレバーはセンターコンソールではなく、ハンドル右のコラムスイッチ。センターコンソールにはサイドブレーキレバーがなく、停車した状態でパーキングにシフトを入れ、ブレーキを強く踏むと自動でサイドブレーキがかかる仕組み。運転に必要な基本操作はすべてハンドル周辺で行えるように設計されています。


ウィンカーやワイパーの操作は左側のコラムスイッチに集約されていました。


モデルSとモデルXは、セダンタイプかSUVタイプかという違いはあるものの、基本的なメカニズムは変わりません。運転モードはどちらも「コンフォート」「スポーツ」「ルーディクラス」、そして裏モードである「ルーディクラス+」を選択可能。今回、モデルSの急加速では、一般的な街乗りで使う「コンフォート」と、めちゃくちゃパワフルな「ルーディクラス」を体験しました。なお、ルーディクラス(ludicrous)は英語で「ばかげた」という意味だとのこと。


試乗会では、レーシングドライバーの小河諒選手に説明とサポートを受けながら、急加速やスラロームを体験することができました。実際にモデルSで、コンフォートモードで急加速するところが以下のムービー。普通の車に比べるとめちゃくちゃ静かながら、なめらかに加速。アクセルを離すと回生ブレーキが自動でかかり、ブレーキペダルを踏まなくてもエンジンブレーキがかかったようにぐんと減速し、ブレーキランプが点滅します。

テスラ・モデルSのコンフォートモードで急加速を体験 - YouTube


運転モードをルーディクラスに切り替えることで、デュアルモーターのモデルSはわずか2.6秒で時速100kmに達するほどの急加速が可能だとのこと。以下のムービーは実際にルーディクラスの急加速を体験しているところで、あまりの加速ぶりに体全体にGがかかり、内臓がぐっと持っていかれるような感覚で、思わず「おおお……」と声を漏らしてしまいます。車を運転する上ではまったく未体験の加速で、アクセルをべた踏みしながら「映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンに乗ったマーティもこんな感覚を味わったんだろうか……」という感想が脳裏をよぎります。

テスラ・モデルSのルーディクラスモードでの急加速を体験してみた - YouTube


今度はモデルXを試乗。


モデルXのキーはこんな感じ。モデルSのキーと同じく車体を模したデザインですが、表面はつややかで、高級感があります。


試乗したモデルXは日本向けの右ハンドル仕様です。モデルXのフロントガラスは天井まで覆う形状で、上部はUVカットコーティングが施されていました。


モデルXのハンドル右横には小さなモニターが設置されていました。このモニターには、左側のフロントタイヤ周辺の映像が映し出され、右ハンドルのドライバーから見えにくい死角がフォローされます。


モデルXは、モデルSより車の重量が大きい分、加速力は少し落ちて0-100km/hがおよそ3秒となるとのこと。しかし、テスラのEVでは、バッテリー出力最大化を設定することで、さらに強い加速を行うことができます。試乗会ではモデルXで、バッテリー出力最大の状態でかつルーディクラスモードによる急加速を体験することができました。


実際にバッテリー出力最大化を設定した状態で、ルーディクラスモードで急加速をしたところが以下のムービー。既に何度かモデルXのルーディクラスモードで急加速を体験していたのでそろそろ体にかかるGにも慣れたと思いきや、それをさらに上回る加速感に「うおおお」と声を思わず漏らし、運転したテスラジャパンのスタッフから「どうですか?」とコメントを求められても、笑うことしかできないほど。ルーディクラスの加速は確かにパワフルで、公道では体験できないレベルでした。

テスラ・モデルXでルーディクラス&バッテリー出力最大で急加速を体験する様子 - YouTube


さらに、スラロームコースでステアリングを体験できました。テスラのモデルX・モデルSはステアリングモードを「コンフォート」「標準」「スポーツ」を切り替えることができます。まずはモデルXのステアリングモードを「スポーツ」に設定して、スラロームを体験してみました。ハンドルの操作に対して、車の動きが機敏に反応し、スピードを上げていてもすっと曲がれます。試乗した編集部員は運転が得意というわけではありませんが、左右に車がカーブしても揺れも少なく、慣れないスラロームコースでもスムーズかつ快適に運転することができました。

テスラ・モデルXのステアリングモードをスポーツにしてスラロームを体験 - YouTube


今度はモデルXのステアリングモードを、街乗りに適した「コンフォート」に設定してスラロームを体験してみました。コンフォートでも揺れは少なく、快適に運転はできるのですが、スポーツに設定した時と比べると明らかにハンドルが軽くなっていて、やや遊びの部分が増えたような感触。そのため、ハンドルを回す角度がスポーツの時よりもやや大きめ。小回りの利きを要求される、狭い道が多いような場所ではスポーツ、広い道の多い都会ではコンフォートなど、ステアリングを切り替えることができます。

テスラ・モデルXのステアリングモードをコンフォートにしてスラロームを体験 - YouTube


さらに、テスラジャパンのスタッフによる運転のもと、公道を走行するモデルXに試乗しながら、乗り心地や中央のタッチパネルなどを体験しました。


電気自動車ということで、とにかく走行中の音は静か。揺れも少ない滑らかな走りで、広いフロントウィンドウから周囲の景色を楽しむ余裕も生まれます。


Googleマップを利用したナビが中央の縦型17インチタッチパネルに表示可能です。


エアコンやオーディオ、シート調節など、をこのタッチパネルから操作できます。


また、モデルXではすべてのドアがタッチパネルから自動で開閉することができるので、送迎にも便利そう


さらに、テスラの車にはSIMが内蔵されていて、LTEで通信が可能。SIMの通信料はテスラが負担するとのことで、いつでもインターネットへの接続環境が整っています。そのため、ナビのマップを更新したりファームウェアをアップデートしたりするためにメンテナンスに出す必要がないとのことでした。また、音声認識機能も搭載しているので、近くの店やスポットの情報をナビ上に表示することも可能。


タッチパネルではブラウザを起動して、インターネットに接続することも可能。ただし、YouTubeなどでムービーを再生することはできないように設定されているそうです。


もちろんWi-Fiにも接続が可能。


スマートフォンと連携して音楽を再生するだけではなく……


LTEを活用してポッドキャストを聞くことも可能です。


Googleマップなので、航空写真に切り替えることもできます。渋滞情報を重ねて表示するというナビらしい機能も使用できました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
テスラの都市型スマートな急速充電器「アーバンスーパーチャージャー」が日本初登場したので見てきました - GIGAZINE

日本デリバリー間近のテスラの低価格モデル「Model 3」をじっくりチェックしてきた - GIGAZINE

自動運転カーで撮影されたポルノムービーが世界で初めて登場 - GIGAZINE

大阪の私鉄がテスラの蓄電設備「Powerpack」を42台導入、停電時や夏場での活躍に期待 - GIGAZINE

約390万円のテスラ「モデル3」スタンダードモデルがネット限定で受注開始、完全自動運転も復活 - GIGAZINE

in 取材,   乗り物,   動画, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article here.