取材

超音波センサーやファルコンウィングドアを搭載し自動運転にも対応した未来感あふれるテスラ「モデルX」「モデルS」をじっくり見てきました


テスラが展開する電気自動車(EV)の「モデルX」と「モデルS」が誇るパフォーマンスや最先端テクノロジーを体験できる試乗会が、2019年6月9日(日)に大阪の舞洲スポーツアイランドで開催されました。手を触れるだけで翼を広げるように開く「ファルコンウィングドア」を搭載したモデルXや、モデルXとともに将来実装される完全自動運転に対応したサラウンドカメラや各種センサーを備えた「モデルS」を間近で見ることができたので、その近未来的でグラマラスなボディをじっくりチェックしてみました。

Tesla Ludicrous Campaign | テスラジャパン
https://www.tesla.com/jp/campaign/ludicrous?redirect=no

Model X | テスラジャパン
https://www.tesla.com/jp/modelx

Model S | テスラジャパン
https://www.tesla.com/jp/models

舞洲スポーツアイランド 空の広場に到着。晴れ渡った青空の下に、数台のモデルX・モデルSが停車していました。


◆モデルS
モデルSは全長4970mm×全幅(ミラー含む)2189mm×全高1445mm、車両重量は約1960kg。同じセダンである「モデル3」よりも一回り大きい5ドアハッチバックタイプのセダンで、乗車定員は5名です。


モデルXと同様に、曲線を多用した優美さとシャープな印象を両立させた、スポーティな顔立ちをしています。


リアはこんな感じ。


「計算し尽くされた空力設計が盛り込まれている」という横からの表情。


ドアハンドルは空気抵抗にならないよう、普段はドアの中に格納されていますが……


ドアハンドルの表面に触れるとせり出してきます。


内装はこんな感じ。


運転席と助手席の間にはカップホルダーがあります。そしてカップホルダーの下のスペースには……


12V電源ソケットとUSBポート2基が配備されています。このUSBポートはスマートフォンなどへの給電はもちろん、 USBドライブなどを接続して、ストレージに保存されたオーディオファイルを車内ステレオで再生することも可能です。


また、テスラの新車にはすべて将来的に搭載される完全自動運転機能に対応した各種カメラやセンサーが装備されています。カメラはフロントウィンドウや……


車体左右の、運転席と助手席の間にあるドアピラー


リア部分のナンバープレート付近の合計5カ所に搭載されています。フロントウィンドウには最長視認距離や視角が異なる3つのカメラが搭載されており、合計で8台のカメラが構成するサラウンドカメラや、フロントとリアパンパーに搭載された超音波センサーが将来ソフトウェアアップデートにより実現する完全自動運転をサポートしているというわけです。


リアの左側にある充電ポートはテスラが国内に設置している「スーパーチャージャー」はもちろん、変換アダプターを使用することで記事作成時点では日本全国に合計2万基以上設置されている公共充電設備で充電することが可能です。


モデルSは利便性に優れたセダンタイプでありながら、まるでスポーツカーのように刺激的なデザインと「路上で最も安全なクルマ」を目指して設計された完全自動運転対応のハードウェアを兼ね備えた車とのことでした。


◆モデルX
モデルXは全長5036mm×全幅(ミラー含)2271mm×全高1684mm、車両重量は約2459kg。最大3列シートで乗車定員7名のSUVです。


モデルXは後部座席のドアがガルウィングドアのように上に開く「ファルコンウィングドア」を採用しているのが最大の特徴です。


実際にモデルXのファルコンウィングを開閉させている様子は以下のムービーから見ることができます。

触れるだけで開くテスラ モデルXのファルコンウィングドア - YouTube


ハンドルに手を触れると……


自動的にドアが上がります。


ドア内部や車内に設置されたボタンを押すことで、ドアが自動的に閉まります。


ファルコンウィングドアを開いた状態を横から見るとこんな感じ。


このファルコンウィングドアのおかげで、一般的なSUVのスライドドアとは違って体をかがめたりせずに乗降することが可能です。


電気自動車(EV)らしく、フロントには網目状のフロントグリルがないので、すっきりした印象を受けます。


ボンネットを開けると、エンジンの代わりにフロントトランクがあります。


リアはこんな感じ。


インテリアで目立つのは、運転席と助手席の間にある大きな「インストゥルメントパネル」です。


カーエアコンやカーナビなどのインターフェースはすべてこのインストゥルメントパネルに統一されています。


フロントウインドウはドライバーの頭上までガラスが続いている「パノラミックビュー」仕様。


このパノラミックビューのおかげで、明るく光にあふれた車内空間を実現しています。


もちろんサンバイザーも装備しているので、ドライブ中に日光がさし込んでまぶしすぎるということはありません。


モデルXのボディは近未来的で機能美にあふれたフォルムの中に、大人7人が余裕を持って乗り込める空間を内包したクロスオーバーSUVでした。

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in 取材,   乗り物, Posted by log1l_ks

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