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月額1100円でゲーム遊び放題なGoogleのクラウドゲームサービス「Stadia」は11月スタート、ローンチタイトル30作も


Googleが発表したクラウドゲームサービス「Stadia」のサービス利用にかかる料金や、サービススタート時期、そしてプレイ可能となるタイトルなどの情報が明かされました。

Stadia Founder's Edition - No waiting for game downloads - Google Store
https://store.google.com/us/product/stadia_founders_edition?hl=en-US

Google's Stadia arrives this November, but it'll cost £119 if you want to get involved at launch ? Eurogamer.net
https://www.eurogamer.net/articles/2019-06-06-googles-stadia-arrives-this-november-but-itll-cost-gbp119-if-you-want-to-get-involved-at-launch

Googleがリリース予定のクラウドゲームサービスStadiaは、2019年11月に正式にサービスを開始させる予定。ただし、このタイミングでStadiaをプレイするには、Googleが公式ストア上で送料込みの129ドル(約1万4000円)で販売する「Stadia Founder's Edition」を購入する必要があります。セットの内容は限定カラー「Night Blue」の専用コントローラー、4Kストリーミングが可能なChromecast Ultra、そして3か月分のStadia Pro(有料定期購読サービス)利用権を2つ(1つは友だちにプレゼントする用)、ユーザー名確保権利などです。

Night Blueカラーの専用コントローラーとChromecast Ultra。専用コントローラーはWi-Fi経由でクラウド上で実行されているゲームに直接接続されるため、低遅延を実現しています。充電用のUSB-Cポートや3.5mmヘッドホンジャックもあります。なお、Googleによるとマウスやキーボード、HID準拠のコントローラーならば動作可能となるとしています。


コントローラーはそのほかに3色用意されており、それぞれ69ドル(約7500円)で購入できます。

Just Black。


Clearly White


Wasabi


Stadiaは最大4K・HDR・60fps・5.1chサラウンドでのゲームプレイが可能。ただし、この条件でゲームをプレイするには月額9.99ドル(約1100円)のStadia Proを利用する必要があります。


なお、GoogleはStadiaでのゲーム画面の解像度およびフレームレートはインターネットの通信速度(下り速度)で決まるとしており、目安として以下のような画像を公開しています。これによると、下り速度が10Mbpsあれば720p・60fps・ステレオサウンドのゲーム画面でプレイ可能、20Mbpsで1080p・60fps・HDR・5.1chサラウンドのゲーム画面、30Mbpsで4K・60fps・HDR・5.1chサラウンドのゲーム画面でのプレイが可能になるとのこと。Googleは最低限10Mbpsの下り速度が必要であり、35Mbps程度あるのが理想的としています。

自宅のインターネット回線速度がStadiaに耐えうるか気になる場合は以下のページの「CHECK NOW」から速度を計測してみてください。

Speedtest


Stadiaは無料でも使用可能なクラウドゲームサービスですが、ゲームは個別に購入する必要があります。無料会員としてタイトルごとにゲームを購入すると、プレイ画面は1080p・60fpsのステレオ音声に制限されます。対して、有料会員サービスのStadia Proに加入すると、Stadiaライブラリに含まれる特定のタイトルが遊び放題となり、ゲームのDLCなどの追加コンテンツもすべて含まれることとなります。加えて、Stadia Proの場合は特別な割引価格でゲームを購入できる模様。

ゲームはChromeブラウザやPixel 3デバイスなどで再生可能。これをChromecastなどでTV画面にストリーミングすれば専用のゲーム機なしで据え置き型のゲーム機と同じようなゲーム体験が可能となるわけです。なお、Googleは対応端末を順次追加していく予定としています。


Stadiaのサービス開始時点でライブラリに含まれるタイトルは以下の通り。Get PackedおよびGyltはStadia独占タイトルとなります。そのほか、カプコンやEA・Rockstarが未発表タイトルをStadia向けにリリース予定です。

アサシン クリード オデッセイ
Baldur's Gate III
Borderlands 3
ザ クルー2
Darksiders Genesis
Destiny 2
ドラゴンボール ゼノバース2
DOOM(2016)
DOOM Eternal
The Elder Scrolls Online
Farming Simulator 19
FINAL FANTASY XV(ファイナルファンタジー15)
Football Manager
・Get Packed
・GRID
・Gylt
Just Dance
METRO EXODUS(メトロ エクソダス)
Mortal Kombat 11
NBA 2K
Power Rangers: Battle for the Grid
Rage 2
SAMURAI SPIRITS
Tom Clancy's The Division 2
Tom Clancy's Ghost Recon Breakpoint
Tomb Raider Definitive Edition
Trials Rising
Rise of the Tomb Raider
Shadow of the Tomb Raider
Wolfenstein: Youngblood

Stadiaはアメリカ・カナダ・イギリス・アイルランド・フランス・ドイツ・イタリア・スペイン・オランダ・ベルギー・デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランドの14か国でサービス開始予定です。

GoogleがStadiaに関する最新情報を発表したイベントの様子は以下のムービーでチェックできます。

Stadia Connect 6.6.2019 - Pricing, Game Reveals, Launch Info & More - YouTube

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in ネットサービス,   動画,   ゲーム, Posted by logu_ii

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