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最も幸福度が高いのは「未婚かつ子どものいない女性」

by Matthias Cooper

何が人間の幸福なのかという問題は非常に回答が難しいものですが、この問いに対してロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの行動科学教授であるポール・ドラン氏は、「人々の中で最も幸せなグループは『未婚かつ子どものいない女性』です」と主張しています。

Women are happier without children or a spouse, says happiness expert | Life and style | The Guardian
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2019/may/25/women-happier-without-children-or-a-spouse-happiness-expert

2019年に開催された大規模な文化的イベントのヘイ・フェスティバルで講演を行ったドラン氏は、人々の幸せについての研究結果を述べました。その中で、これまで幸福と強い関係があると一般に見られていた「結婚」「子育て」といった要素は、幸せと強く相関しないことが示されているとドラン氏は語っています。

「結婚している人々はそうでない人々よりも幸福ですが、それは配偶者が同じ部屋にいる時に幸せかどうかを尋ねられるからです」とドラン氏は述べており、もしも配偶者が近くにいない時に幸せかどうか尋ねれば、答えは変わってくると指摘しました。

ドラン氏の著書「Happy Ever After: Escaping the Myths of the Perfect Life」では、アメリカの国勢調査局が実施したAmerican Time Use Surveyを基にした研究結果を引用しています。この研究結果によれば、未婚・既婚・離婚済み・別居中・死別などさまざまな状況に置かれた人々の幸福度合を計測したところ、未婚の人々は配偶者を持つ人々に比べ自分の「惨めさ」を低く評価したとのこと。


ドラン氏は幸福について計測したデータに基づき、「もしあなたが男性なら、結婚した方がいいでしょう。ですが、女性ならば結婚しなくても問題ありません」と述べています。男性は結婚することにより生活に「落ち着き」を得て、より仕事に打ち込み多くのお金を得ることができ、より長生きします。一方で結婚した女性は未婚の女性よりも早く死亡する傾向があるとのことで、最も健康で幸せなのは未婚で子どものいない女性であるとドラン氏は主張しました。

別の研究では、結婚によって男女ともに経済的・健康的な利益が得られるという結果も出ています。ドラン氏によると、これは単純に世帯人数が増えたことによる収入の増加と、配偶者がいることによって医療機関へのアクセスに踏み切りやすくなるという感情的な面が影響しているとのこと。しかし、男性は配偶者との結びつきで健康的な利益が増したのに対し、女性は健康的な利益が増さないどころか、中年女性については既婚であることで独身よりも身体的、精神的健康を損なうリスクが高くなる、とドラン氏は述べています。

「多くの人は、独身で子どものいない40歳の女性に出会った場合、『お気の毒に。いつかいい人に出会えますよ』などと励ましの声をかけがちです。ところが、独身の女性が今後誰かと結婚することになった場合、おそらく健康や幸福を以前よりも損ない、より早く死ぬ結果となるでしょう」とドラン氏は述べました。

by Engin_Akyurt

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in メモ, Posted by log1h_ik

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