試食

トロトロのチーズがもちもちのピザ生地からあふれ出る本格包み揚げピザを「IL PANZEROTTO」で食べてきた


ピザといえば丸く平たい生地を想像する人は多いと思いますが、南イタリアでは具材をピザ生地でギョーザのように包んで揚げた「パンツェロット(包み揚げピザ)」も郷土料理として親しまれています。そんなパンツェロットの専門店「IL PANZEROTTO」の一号店が2019年1月25日に日本初出店したばかりということで、トマトソースやチョコソースを包んだレギュラーメニューに加えて2019年4月からの新メニューとなるミラノ風ピザやジェラートを包んだパンツェロットを味わってきました。

IL PANZEROTTO | 包み揚げピザ(パンツェロット)専門店
http://www.ilpanzerotto.jp/

代官山駅すぐ近くに位置するIL PANZEROTTOに到着。


IL PANZEROTTOのメニューは大きく分けて、ピザソースやモッツァレラチーズなどのおかず系と、チョコやジェラートなどのスイーツ系がありました。メニューはここからチェックできます。


時間帯や混雑具合にもよりますが、揚げたてを味わうことも可能とのこと。


店内の様子はこんな感じ。座席は地下にもあります。


16時ごろに訪れたところ、店頭に並んでいるピザは少しだけでした。しかし、5分~10分ほどで揚げたてを提供してくれるそうです。


地下のイートインスペースはこんな感じ。


注文してから10分ほどで、パンツェロットが運ばれてきました。


まず注文したのは、「スタンダードなレギュラーメニューです」と店員さんにオススメされた「CLASSICO」(税込500円)。モッツァレラチーズとトマトソースにオレガノハーブを効かせた、まさしく「包み揚げピザ」な一品です。


交通系ICカード(長辺8.5センチ)と大きさを比べ見るとこんな感じ。


また、「ピザで包んで揚げる」と聞いて平たい形をイメージしていましたが、ぷっくりと膨らんで高さがありました。


ザクッとナイフを入れると……


食欲をそそる具材がお目見え。


モッツァレラチーズはナイフを使わずに切ることが難しいくらいトロッと伸びます。生地は持った感触ではパリッと軽いイメージでしたが、食べてみるともちもちした弾力があり、チーズやソースとの相性はバツグン。生地にはしっかり塩気があってソースも濃厚な一方でクドさはなく、どんどん「もう一口」と食べ進めてしまいました。


次に頼んだのは見た目からイタリアンな「MILANO SAND」(税込650円)。2019年4月19日からの新メニューとのことでしたが、今後レギュラーメニューに加わるかは未定だそうです。


大きさは「CLASSICO」など他のパンツェロットと同じくらいですが、「MILANO SAND」は包み揚げではなく揚げた生地でサンドする形になっています。


具材はイタリア産の最高級生ハムとベビーリーフに……


フレッシュなトマトと、ホカホカな「CLASSICO」とは対照的にさっぱりとクールなラインナップです。


「MILANO SAND」はナイフでカットしにくそうだったので豪快にひとくち。生地の薄い塩気と生ハムのガツンとしたしょっぱさが驚くほどマッチしていて、濃厚な「CLASSICO」に負けず劣らず強い味わいなのに後味はサッパリ。固めのパン生地もかめばかむほどのうまみに一役かっており、やみつきになること間違いなしです。


IL PANZEROTTOのパンツェロットには、スイーツメニューもいくつか用意されています。大きさや形はおかずのパンツェロットと一緒なものの、生地の表面にシュガーパウダーをまぶしてあるのがチョコレート入りの「CIOCCOLATA」(税込600円)です。


生地に包まれているのはイタリアの食品会社フェレロヌテラチョコスプレッド


生地からはみ出す程のチョコレートは温かく、ガツンと濃厚な味わい。かなり甘ったるい後味が口の中に残るため、ペロリと食べられるスイーツではないと感じましたが、ひとかけらごとにインパクトがあるため、コーヒーなどと一緒にちょっとずつ味わうにはよさそう。


最後に頼んだのは、「MILANO SAND」と同様に2019年4月19日からの新メニューとなる「GELATO MINI SAND」全3種(各税込400円)。冷ました生地に挟まれているのはこれまたクールなジェラートです。


「GELATO MINI SAND」のチョコラータ。甘すぎない中に濃厚なチョコが溶け込むジェラートが、塩気をおさえたパンツェロット生地にサンドしてあります。冷やされた生地はかみ切るのに少し力がいる程度に固く、そこがモナカやクッキーサンドとは明らかに差別化されていました。


白っぽいクリームにコーヒーの色が混ざるティラミス。コーヒーの苦味はあまり主張せず、味わいとしてはむしろチョコラータよりも甘さが口の中に広がるように感じました。


少し黄色がかったジェラートはピスタチオ。ピスタチオジェラートはピスタチオ独特の風味がしっかりと感じられ、他の2種類に比べると甘さは控えめ。後味もさっぱりしているので、濃厚なパンツェロットを食べた後に楽しむスイーツとしてはピッタリだと感じました。「GELATO MINI SAND」はどの味も甘すぎず、冷たいスイーツを食べ応え満点で味わえるため、暑い季節にはよさそうです。

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in 試食, Posted by log1e_dh

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