取材

2019年おすすめのおもちゃ花火はこれ、子どもたちが審査員の「おもちゃ花火コンテスト2019」を見てきました


線香花火や噴射花火など、子どもから大人まで楽しめるおもちゃ花火ですが、都市部では公園ですら禁止されるなど規制が厳しくなり、子どもたちがおもちゃ花火に触れる機会が少なくなってきています。そこで、「イベントを通じて子どもたちにおもちゃ花火を体験してもらう!」と、おもちゃ花火製造会社やおもちゃ花火問屋が多く集まる愛知県岡崎市で、2019年4月29日子どもたちが審査員として参加できるおもちゃ花火のコンテストが行われました。どのようなおもちゃ花火がどのように審査されているのか、実際に見てきました。

おもちゃ花火コンテスト
https://www.facebook.com/hanabikakudai/

場所は、愛知県岡崎市にある岡崎公園近くの乙川河川敷です。


◆花火の街・岡崎
今回、おもちゃ花火コンテストが行われた愛知県岡崎市は、おもちゃ花火や本格的な打ち上げを扱う花火業者が多く集まっている花火の街です。その1つである有限会社佐野花火店は、こんな感じで年中無休でおもちゃ花火を販売している店舗を構えています。


一方、株式会社阿知波花火店には、おもちゃ花火を保管する大型の倉庫が20棟以上あり、ここから全国各地の花火販売店におもちゃ花火が運ばれていきます。


海外からコンテナで運ばれてきた大量のおもちゃ花火を倉庫に運んでいる様子。


このように多くの花火会社が集まる岡崎市では、花火会社たちが協力し合い、おもちゃ花火教室やイベントへの出展などを行っています。今回レポートするおもちゃ花火コンテストは、おもちゃ花火をより皆に知ってもらうとして始めた取り組みのひとつです。


◆おもちゃ花火コンテスト2019
おもちゃ花火コンテストが行われる会場に到着。


本部には、コンテストにエントリーしているおもちゃ花火が並べられていました。今回は、40作品のおもちゃ花火がエントリーしています。


各商品は、手持ち花火・打上花火・噴出花火・その他の4部門に分けられ、それぞれの部門ごとに審査されます。


コンテスト開始30分前、コンテストの審査員として参加する一般の参加者たちが集まりだしました。この日の参加者は、花火の専門家と子どもの審査員の家族が約120名、ギャラリーと合わせて約300名です。


いよいよコンテストが開始されます。まだ辺りは明るいですが、昼間でも楽しめる花火の審査からスタートです。


株式会社フジカの商品「飛んだくまこさん」は、火を付けるとポンという音と共に……


くまのぬいぐるみが飛び出しました。


手持ち花火の審査では、10名前後のグループに分かれて実際におもちゃ花火を体験しながら審査していきます。


専門のスタッフから、それぞれのおもちゃ花火の火の付け方や持ち方を教わります。


初めての手持ち花火に腰が引けている子どもが居たり、慣れた感じで花火を楽しんでいる子どもも居たりと反応はさまざまでした。


手持ち花火以外の部門は、近づくと危ないので子どもたちは元の席に戻り審査します。


大掛かりなナイアガラ花火の審査の際には、子どもから「1つ火が付いていない」とシビアな反応も。スタッフがバーナーで火を付けて無事全ての花火に火が付きました。


コンテストの作品の発表の後、デモンストレーション・おもちゃ花火講習・ミニ花火大会の予定でしたが、雨が降り出したため、急遽デモンストレーションとミニ花火大会を続けて行うことに。


ミニ花火大会は、おもちゃ花火を大量に使い花火大会を演出したもの。会場奥で事前に準備されていた花火に火がつけられます。


おもちゃ花火を使ったミニ花火大会の様子は、以下のムービーで確認できます。

おもちゃ花火を使ったミニ花火大会の様子【おもちゃ花火コンテスト2019】 - YouTube


自動的に点火する装置はなく、それぞれのおもちゃ花火をスタッフが同時に火を付けて演出しています。


最後の花火が終わると会場からは拍手が湧きます。ぜいたくなおもちゃ花火の使い方ですが、本物の花火大会を見に来たような気分を味わえました。


2019年おもちゃ花火コンテストの結果は、以下のようになりました。

◆手持ち花火部門
・優勝:九州炭火(筒井時正玩具花火製造所株式会社)
コンテストでも1番歓声が上がっていた手持ち花火です。赤褐色の火花が大量に吹き出る花火で、和火と呼ばれる古くから日本で親しまれている花火を手持ち花火で再現したものです。

九州炭火【おもちゃ花火コンテスト2019手持ち花火部門優勝】 - YouTube


・準優勝:たこおどり(三州火工株式会社)
2018年の優勝作品。バネが伸び縮みすることで花火が踊っているように動くのが子どもたちにウケていました。

たこおどり【おもちゃ花火コンテスト2019手持ち花火部門準優勝】 - YouTube


◆噴出花火部門
・優勝:武龍伝十六尺(株式会社太田煙火製造所)
バチバチと大量の火花が吹き上がり、他の商品よりも勢いや火花の量が多かったのが評価されました。

武龍伝十六尺 - YouTube


・準優勝:暴れるローリング(葛城煙火株式会社)
花火が噴き出した後に、高速で回転する別の花火が現れるという2段階で楽しめる花火です。

暴れるローリング - YouTube


◆打上花火部門
・優勝:大和魂(保田紙工株式会社)
まるで花火大会の打ち上げ花火のように、打ち上がりから花火がさく裂するまでの課程をしっかり見ることができます。

大和魂 - YouTube


・準優勝:花風車(保田紙工株式会社)
打ち上がった花火が開いた後、風車のようにクルクルと回転する花火が現れます。

花風車 - YouTube


◆その他花火部門
・優勝:新感動の滝(井上玩具煙火株式会社)
物干し竿などにつるす必要がある大きな仕掛け花火で、本物のナイアガラ花火のように長時間燃えています。「おもちゃ花火」という響きをはるかにこえたド迫力の花火です。

新感動の滝【おもちゃ花火コンテスト2019その他部門優勝】 - YouTube


・準優勝:音入笛ロケットゴールド(株式会社稲徳煙火製造所)
笛の音と共に勢いよく上がるロケット花火は、今では見る機会が少なくなってしまった花火です。

音入笛ロケットゴールド【おもちゃ花火コンテスト2019その他部門準優勝】 - YouTube


公園での花火が禁止されるなど、規制によりおもちゃ花火を体験する機会が少なくなっていますが、このようなイベントを行うことで、皆でおもちゃ花火を安全に楽しむことができます。一言で「おもちゃ花火」といっても遊び方や美しさは全く異なり、実際に手にとって遊んでみることでその魅力がわかるはず。2019年6月1日には「神明の花火」が行われる山梨県西八代郡市川三郷町にて、おもちゃ花火の体験イベントがあるので、花火本番の夏に向けて最新花火情報をゲットするためにも足を運んでみる価値はありそうです。

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in 取材, Posted by darkhorse_logmk

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