取材

羽根がないのに空を思いのままに飛ぶ超安全なドローンをニコニコ超会議2019で見てきました


ネットとリアルが融合する一大イベント「ニコニコ超会議2019」の超特別協賛を務めるNTTが出展する「日本電信電話ミカカランド・NTT超未来研究所6」では、NTTが研究開発を勧める最新技術の一端を見ることができます。2019年4月17日にNTTドコモが発表したばかりの「羽根がないのに空を飛ぶ超安全なドローン」の実物が展示されるとのことで、実際に足を運んでどんなものか見てきました。

ニコニコ超会議2019 公式サイト
https://chokaigi.jp/


NTTが「ニコニコ超会議2019」の超特別協賛に決定!!「超歌舞伎 Supported by NTT」も実施!:NTT HOME
http://www.ntt.co.jp/topics/chokaigi2019/index.html


日本電信電話ミカカランドにやってきました。


ここではさまざまな展示や体験会が催されています。例えばこの「【当時は超速報】モールス!特訓教室2~魂のテレグラム編~」では……


実際に与えられた課題を元にモールスを打つ体験ができます。


ブースに置かれていた「ミク山車(だし)」は……


なんと山車の中にある透明なスクリーンに着物姿の初音ミクが映り込んでいます。この技術は「両面透過型多層空中像表示装置」いうもので、モニターとハーフミラーを使った多層空中像を再現。正面像と背面像を同時に映し出すことで本当にそこにいるような感覚を得られます。ミク山車だけではなく、ニコニコ超会議2019で上演されている超歌舞伎でも使われているとのことでした。


そして「【プロペラなし!超安全!】羽根のないドローン」では……


実際に羽根のないドローンが展示されていて、操縦体験も可能でした。


実際にどんな感じでドローンが動くのかは以下のムービーで見ることができます。普通のドローンと違って機敏な動きを見せず、まるで飛行船のようにゆっくりと動きますが、ちゃんと操縦した通りに動きました。
ニコニコ超会議2019のブースでドコモが開発した羽根のないドローンが飛ぶ様子 - YouTube


このドローンはヘリウムガスで満たされた風船の浮力で浮遊し、本体表面に取り付けられた「超音波振動モジュール」が推力を生み出すという仕組み。羽根を使っていないので、人にぶつかってケガを負わせたり、破損してしまったりといった問題が発生せず、とても安全に運用できるというわけ。NTTドコモのスタッフによると、コンサートホールや広いイベント会場など屋内での活躍が期待できるそうで、将来的には自動飛行も計画しているそうです。


他にもNTTでは、視覚・聴覚に加えて「触覚」を再現する取り組みも行われているようで、さまざまな触覚についての体験コーナーが設けられていました。以下の画像は、スマートフォンに接続された猫の手型の触覚デバイスで、映像とリンクして振動を感じられるというもの。


懐かしのISDN対応型の公衆電話を改造したデバイスは、向かい合う相手に触覚を送信できるという装置でした。


そして、ずらりと並ぶケーブルつきのクッションは……


黄色いクッションの上に座り、グレーのクッションを抱きしめながら、目の前にあるモニターを眺めるというもの。モニターにはただひたすら女性が食事をする映像だけが流れ、例えば女性がラーメンをすすると「ズズズッ」という振動がクッションを通じて体感できるという、なんともシュールなデモンストレーションでした。

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in 取材,   ハードウェア,   動画, Posted by log1i_yk

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