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学校教育を成功させるためには何が大切なのか?


教育をより効果的におこなうにはどうするべきなのかについて、オーストラリアのビクトリア大学で教育について研究しているジェン・ジャックソンさんとステファン・ラムさんが意見を述べています。

What makes a school good? It's about more than just test results
https://theconversation.com/what-makes-a-school-good-its-about-more-than-just-test-results-114372

どのような教育を行えばより学生が成功できるようになるのかは難しい問題です。ある学生に行った教育が他の学生にもうまく行くとは限らず、また同じ内容のカリキュラムであっても教師によって出せる効果が異なる場合もあります。

家が裕福であったり、元から成績の良い学生を集めることで学校のパフォーマンスを上げることができますが、この方法だと1つの学校のパフォーマンスが向上するにしても、優秀な学生を奪われた残りの学校のパフォーマンスが低下してしまう危険があります。そうした「吸い上げ」戦略を行わない場合に、恵まれない学生を多く抱える学校が重視するべきことについて、以下の3つの点が述べられています。

◆1:テストの点以外にも目を向ける


教育に成功している学校ではテストの点以外の部分も重視されています。例えば社会性や感情的な成熟であったり、創造力や学びへの肯定的な態度などが重要と述べられています。このような、より広い範囲の学習を行うことで恵まれない学生の生活を改善することができ、長い期間を通して地域社会を変えることも可能となるとのこと。

オーストラリアでは実際に、学校を評価する際に学生の身体的・精神的な状態や、学校が学生とどれほどコミュニケーションをとれているのかなどの項目が存在しているそうです。学校の仕事が学生を学業面において育てることだけでなく、意欲や行動、価値観形成にまでおよぶものだと学校が自ら宣伝することも少なくないとジャックソンさんとラムさんは述べています。


◆2:学び方を教える必要がある
低所得者層の多い地域で質の高い教育を行っている学校では、学生が学校にいる間以外にも、日ごろから学生の支援を行っているそうです。実際にどのような支援が行われているのかというと、小グループや個別での指導や、個人それぞれに適切なタイミングでのテクノロジーを利用した支援、勉強面でのアドバイス、宿題の手助けなどが含まれているそうで、これにより勉強の仕方を知らない学生に対してより効果的な教育が施せるようになる模様。

◆3:資金が重要
より良い成果を達成するためにはこれまでのやり方を変える必要がありますが、その変更のためにはお金が必要となります。オーストラリアでの学校の資金調達のレポートによると、リーダーシップチームを作り、メンタリングとリーダシップのトレーニングを導入することに投資した学校では教育の実践力や雰囲気が大きく改善したそうです。

特に恵まれていない学生たちを多く抱える学校では、学生の成績以外にもさまざまな要素を考慮して教育の効果を高める最良の機会を探す必要があります。そのためには資金が必要ですが、その資金を効果的に使用するには、データに基いている継続的な計画が必要不可欠です。

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