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2019年のメジャーリーグの結果を数学で予測した「野球博士」が登場、各地区優勝はどのチームなのか?


野球ファンなら誰しもシーズンの結果を自分なりに予想してみるはず。ニュー・ジャージー工科大学の准教授はメジャーリーグのファンであり、数学的手法を用いて、シーズンを制するチームがどこになるかを予測しています。

Watch: NJIT Mathematical Sciences Professor Releases Major League Baseball Predictions | NJIT News
https://news.njit.edu/watch-njit-mathematical-sciences-professor-releases-major-league-baseball-predictions

2019 Predictions for MLB Baseball Playoffs by NJIT Professor - YouTube


◆予測方法
予測を発表したのはニュー・ジャージー工科大学で数理科学科を教えるディーン・ブルース・ブキエット准教授です。ブキエット氏は1980年代後半から予測モデルを開始し、年々データを更新しながらその精度を高めてきました。ブキエット氏の予測モデルは無数の予測モデルを組み合わせたものですが、この予測モデルのひとつにランナーの進塁状況予測モデルがあります。このモデルは、1打席ごとに発生するシナリオごとに確率を計算するというもの。シナリオは「ノーアウト・ワンアウト・ツーアウト」の3通りのアウトの状態と、「ランナーなし・一塁・二塁・三塁・一塁と二塁・二塁と三塁・一塁と三塁・満塁」の8通りの進塁状況による3×8=24つのシナリオがあります。そしてそれぞれのシナリオごとに、打者と投手を考慮した形で打率を計算します。

こうして算出した打席の結果を積み上げれば各試合の結果を予測し、さらには各チームの最終的な成績を予測することができるというわけです。ブキエット氏はこの予測モデルを使用して、アメリカの「野球博士(Baseball PhD)」が集うSNSで何度も予測チャンピオンに輝いているとのこと。

◆予測結果
気になる予測結果は次のとおり。

・アメリカンリーグ
東地区:ニューヨーク・ヤンキース(105勝)
中地区:クリーブランド・インディアンス(98勝)
西地区:ヒューストン・アストロズ(103勝)

・ナショナルリーグ
東地区:ワシントン・ナショナルズ(99勝)
中地区:ミルウォーキー・ブルワーズ(90勝)
西地区:ロサンゼルス・ドジャース(105勝)

ブエキット氏は地区優勝チームだけではなく、各チームの勝ち星の数も予測していて、詳細はブエキット氏のサイトで確認することができます。

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in 動画, Posted by log1l_ks

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