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「Apex Legends」に著名eスポーツチームが続々集結しつつある


Respawn Entertainmentによる基本プレイ無料のバトルロイヤルゲーム「Apex Legends」は、配信からわずか72時間で1000万人以上、1か月で5000万人以上のユーザーを獲得するという規格外の人気っぷりを見せています。2019年2月にリリースされてからノリにノっているApex Legendsに、早速有名eスポーツチームが集結しつつあることが明らかになっています。

Apex Legends is primed to be the next big esport - The Verge
https://www.theverge.com/2019/3/10/18254498/apex-legends-esports-battle-royale-team-liquid-tsm-100-thieves

プロのeスポーツ選手が所属するTSM100 ThievesGen.GNRGといった団体が、2019年3月に入ってから相次いでApex Legendsへの参戦を発表しています。それぞれの団体に所属するプロeスポーツ選手、もしくはプロ選手の所属するチームがApex Legendsに参戦することとなるようで、中にはeスポーツ界隈で特に成功を収めているプロ団体のTeam Liquidに所属するプロチームが、競技ゲームを「Call of Duty:Black Ops 4」のバトルロイヤルモードであるBlackoutからApex Legendsに変更するという発表を行っているケースもあります。

We're launching into Apex Legends and opening a proving ground for you to do the same #LetsGoLiquid

???? https://t.co/RYRzjQlD0O pic.twitter.com/C5Tb72ZlF3

— Team Liquid (@TeamLiquid)


Team LiquidのプロApex LegendsプレイヤーとなったTanner“ Rogue” Trebb氏は、「『Blackout』の場合、イベントを主催したり、eスポーツに焦点を合わせたりすることに、開発者が関心を示すことはありませんでした。Blackoutで開催されるイベントや大会などは、主に第三者が開催していたもので、それがeスポーツとしての側面を支えてきただけです。開発者が何かしらの発言をしたことはありません。開発者側が興味を示していなかった時に、Apex Legendsが登場し、このゲームでは開発陣がeスポーツシーンをサポートすると明確に述べたので、競争力のある『Blackout』のeスポーツ選手のほとんどはプレイするゲームを乗り換えることとなるのではないでしょうか」と、プレイするゲームを変える大きな理由に開発陣のeスポーツへの関心度を挙げ、ほかの多くのBlackoutプレイヤーも自身と同じようにApex Legendsプレイヤーになるのではと予測しています。

Proud to announce, @TeamLiquid has extended our Blackout contract into Apex & I am competing for them as an Apex Legend.

SUPER EXCITED AND THANKFUL THAT I WAS GOOD AT THIS GAME AS WELL. #LetsGoLiquid pic.twitter.com/BzLWSzVp4s

— Rogue (@Liquid_Rogue)


実際、Apex Legendsに参戦しているプロのeスポーツプレイヤーのほとんどが他ゲームからの乗り換え組です。Gen.GのApex Legendsチームには、「オーバーウォッチ」のプロeスポーツリーグであるオーバーウォッチ リーグに参戦していたプレイヤーや、「Team Fortress 2」で長らくプロ選手として活躍してきたプレイヤーが所属しています。

100 ThievesのApex Legendsチームには、Overwatchや「Destiny」、「H1Z1」といったゲームをプレイしていたプロプレイヤーが所属。

同じく、TSMのApex Legendsチームは、H1Z1のプロリーグに参戦していたプロ選手をベースにチームが構築されているそうです。

Apex Legends hit 50 Million players worldwide! We are humbled by all your support and can’t wait to show you what’s next. pic.twitter.com/QTDH57lfvB

— Apex Legends (@PlayApex)


開発元のRespawn Entertainmentは、Apex Legendsをeスポーツとして展開していく予定としていますが、記事作成時点では詳細は明らかになっていません。しかし、Apex Legendsはゲーム実況配信サービスのTwitch上でかなりの人気を誇っており、リリースから1か月強で既に多数の配信者がゲームプレイを配信しています。Twitch上でApex Legendsをフォローしているユーザーの数は、記事作成時点で既に310万人を超えており、日本語の配信チャンネルも複数見つけることができます。

Apex Legends - Twitch


Apex Legendsは多くのユーザーを抱えており、配信でも多くの視聴者が集まる人気コンテンツとなっています。しかし、PUBGやフォートナイトのように賞金トーナメントやプロリーグが存在するわけではないので、プロチームが財政的に安定できるかどうかは不明です。実際フォートナイトの場合、Epic Gamesが100億円以上というeスポーツ界トップクラスの賞金を公式大会にかけると発表するまで、プロのeスポーツ選手たちはゲームに真剣に取り組んでいなかったとのことです。

新規プレイヤーが急増しているApex Legendsにとって、ゲームおよびバトルロイヤルゲームというジャンル全体が競争力を維持し続けられるかどうかが大きなポイントとなるわけですが、100 ThievesのCEOであるMatthew “Nadeshot” Haag氏は「バトルロワイヤルゲームというジャンルの成功は、一瞬の流行ではないということを、H1Z1からフォートナイト、そしてApex Legendsの成功が証明しています。我々は世界最高の選手と協力し、彼らが彼らのキャリアの中で新たな高みに達することを手助けしたいと考えています。100 Thievesはバトルロイヤルゲームに長期的に尽力しています」と、バトルロイヤルゲームおよびApex Legendsに参戦した自社チームの成功について語っています。

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in ゲーム, Posted by logu_ii

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