レビュー

旅先の詐欺の被害情報を共有できるウェブサービス「Most Common Travel Scams」レビュー


旅行先には様々な出会いが待っています。そして出会いは良いものばかりではありません。しかし、出会いは良いものばかりではない……ということで、詐欺の被害にあった場所と、どんな被害に遭ったかという情報を共有できるウェブサービス「Most Common Trael Scams」が公開中です。旅行でホテルを予約をする時の参考にしたり、旅先で気を引き締める場所を確認できたりと便利そうだったので、実際に使ってみました。

Most Common Travel Scams
https://www.scamstravel.com/

Most Common Travel Scamsにアクセスするとこんな感じ。左側のサイドバーには検索欄や国別の詐欺被害などの情報が書かれ、右側はGoogleマップのような世界地図というレイアウトになっています。


まずは地図をチェックしていきます。地図をドラッグ&ドロップでスクロールして、情報をチェックしたい地域を表示します。地図上に書かれた数字アイコンは、その付近で報告された詐欺の件数になっています。東南アジアを表示してみたところ、タイ・ベトナム近辺の詐欺被害情報は11件と他の地域より多く報告されています。被害の詳細を見るため、「11」をクリック。


すると地図がズームされます。見たい地域の被害件数のアイコンを繰り返しクリックしてズームします。今回はタイの首都バンコクをズームしていきます。


地図が十分に拡大されると、赤い点が地図上に表示されます。この赤い点が被害報告があった地点になります。タイの首都バンコクの中でも、観光の中心といえる王宮周辺で、3件の詐欺被害が報告されています。


赤い点にカーソルをのせると被害の簡易情報が表示されます。


赤い点をクリックすると、サイドバーに被害の詳細が表示されます。タイの王宮から川を挟んだ地点で、メーターの数値を改ざんして料金を過剰請求するタクシーの詐欺に遭ったとのこと。


検索欄から被害報告を検索することも可能です。サイドバーの検索欄に地名や詐欺の手口などを入力すると、その下に検索結果が表示されます。検索結果から1つ選んでクリックすると、選択した詐欺が報告された場所が地図上に表示されます。


試しに日本での詐欺報告を検索してみると、1件ありました。東京駅の東側で、プラスチックの安物の飾りを付けた偽坊主が金を要求してきたとのこと。詳細には「日本の本物の坊主なら人前でお金を乞わない」と書かれていました。


自分で詐欺被害を報告することも可能です。ページ上部の「ADD SCAM TO MAP」をクリック。


詐欺被害に遭った場所にマップ上でピンを刺し、右側の入力欄に「Picture(被害のわかりやすい画像)」「Categories(被害の種類)」「Title(どんな詐欺だったか)」「Description(詳細)」「How To Avoid It(対処法)」などを入力し、匿名で投稿するかどうかを選択して、「Add Scam」をクリックすると、自分が出会った詐欺被害の情報を報告できます。

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in レビュー,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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